ピアノの森2018|5話「コンクールの神様」のあらすじとネタバレ感想!

ピアノの森 #5 「コンクールの神様」 あらすじ

涙を雨で隠している一ノ瀬海を見守りながら、阿字野壮介は今更ながら一ノ瀬海の才能がこの日本では開花させられそうにないことを痛感した。

一ノ瀬怜子は森のピアノがあれば、一ノ瀬海は元気になると、楽観的観測をしている。

天からの贈り物を一ノ瀬怜子は単純に一ノ瀬海の弾くピアノとしか認識していない。

気遣いしてもらわなくても大丈夫、と言う一ノ瀬怜子に阿字野壮介は世界で通用する器だと言う。

一ノ瀬海は、コンクールの結果を持ちだして提案をはねのけてしまう。取引は済んだと、阿字野壮介から離れようとする。

帰宅するタクシーの中で、一ノ瀬海の落選に納得のいかない雨宮修平に、雨宮洋一郎は現在の方式では一ノ瀬海を評価する基準がないのだと諭し、阿字野壮介の構想に思いを巡らす。

消せない感動

森のピアノを弾きながら、演奏に集中できない一ノ瀬海。次第に森のピアノは音を出さなくなる。

聴衆の前で弾くことの喜びは一ノ瀬海を呪縛してしまった。

教室では雨宮修平のコンクールの予選通過と転校とが報告されている。

一ノ瀬海は、雨宮修平に日本一になることを約束させる。

阿字野壮介が音楽室にいるのを目にした雨宮修平は挨拶するため音楽室に行った。

コンクールについての阿字野壮介の感想はありきたりの誉め言葉であり、雨宮修平の望んだ感想ではなかった。

森のピアノが何よりも一番だったはずが、一ノ瀬海が自分自身では気づかない変化が起こっていた。雷を伴う雨が森のピアノをずぶ濡れにしてしまう。

一ノ瀬怜子はそんな一ノ瀬海と森のピアノが再び共演することがないのかと案じるのだった。

コンクールとは?

コンクールの会場では異変が起きていた。

一ノ瀬海の演奏に影響を受けた参加者が自分の演奏スタイルを変えてきたのだ。その中にあって模範となる演奏をする雨宮修平。

コンクールの本選を暁の手伝いで聴きに行けなかった一ノ瀬は音の出ない森のピアノの前で、ピアノが弾きたくてたまらない自分に気づく。

コンクールは雨宮修平が優勝し、丸山誉子が審査員特別奨励賞を得るという結末を迎えた。

感想

阿字野壮介は、もう少し違った展開を狙っていたのでしょう。

審査対象外という結果を招いたのは、マナーであるとか弾き直しであるとか、一ノ瀬海の前に出現したモーツァルトたちに動揺した一ノ瀬海の経験不足も要因の一つでした。

一ノ瀬海の才能を審査するには『厳正なる審査』はキャパシティが足りなかったと言えるのかもしれません。

森のピアノ

すぐにケロッと元気になるはずの一ノ瀬海がずっと沈んでいるのが予想に反して、一ノ瀬怜子は深刻な面持ちです。森のピアノの音が出なくなったのは、

一ノ瀬海が普通ピアノを知ったことにもよるだろうし、森のピアノが自分の役目を終えたことに気づいたからかもしれません。

いつまでも森にいないで、世界へ羽ばたきなさいと言っているようです。

ただひたすら弾くことだけに夢中だった一ノ瀬海が、森のピアノを弾くよりもさらに心を震わせることを知ってしまったのです。

過渡期をどう乗り切る一ノ瀬海?

たくさん悩んでたくさん寂しい思いをして、それを乗り越えたときが楽しみです。

阿字野壮介が必ず来る、と言い切っているのに大賛成です。

一ノ瀬海には弾くことを待っているピアノがちゃんとあるじゃないですか。

したいこととできること

雨宮修平は、普段どんな気持ちでピアノを弾いているのでしょうか。

自分の演奏が感動を生むことができるでしょうか、と阿字野壮介に意見を求めているのですが、感動させようとして演奏するのは違うと思うのです。

自分自身が演奏を楽しんだり、突き詰めたりしたときに自然に湧き上がってくるもの、自分自身が感動あるいは感情移入できて初めて聴衆をも感動させられるのではないでしょうか。

コンクール本選では、丸山誉子の決意がかっこいいです。

丸山誉子の犬のウェンディについては一ノ瀬海がその役目を担ったようです。佐賀武士が、凡人は天才に関わらない方が身のためだと保身に走っています。

つまり、天才一ノ瀬海を高みへと連れて行けるのはかつて天才の名を轟かせた阿字野壮介。

雨宮修平が袖にさがるとき丸山誉子とすれ違います。そのとき丸山誉子が一ノ瀬海の姿に見えていましたね。

丸山誉子の決意がどれほどのものなのかが伝わってきます。

そしてその演奏は素晴らしいものでした。弾くことが楽しい、弾けることが幸せ、そういう感情がほとばしって演奏をさらに輝かせています。

意義ありの佐賀武士がやはり面白いキャラクターです。

一ノ瀬海、ピアノはそこにあるってことに早く気づいて。

オープニングが毎回違って聴こえる私の耳は笊耳?

 

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