今回ご紹介する映画は、2017年に公開された「光をくれた人」です。
ひっきー
凛子
それでは本作について詳しくご紹介します!
作品情報
あらすじ
1918年、オーストラリア。
第一次世界大戦の過酷な戦場から帰還したトム・シェアボーン。
心に深い傷を負った彼は、絶海に浮かぶ無人の孤島、ヤヌス島の灯台守となる。
3ヵ月後、正式採用の契約を結ぶために町に戻った彼は、地元の名士の娘イザベルに一目惚れし、ほどなく2人は結婚する。
孤独で不便な孤島での結婚生活だったが、愛する2人にとっては何者にも邪魔されない幸せな日々だった。
ところがイザベルは2度の流産という悲劇に見舞われ、深い悲しみに沈んでしまう。
そんな時、1人の男の死体と泣き叫ぶ女の子の赤ちゃんを乗せたボートが島に流れ着く。
町に報告しようとするトムを必死で説得し、赤ちゃんを自分たちの子として育てることにしたイザベルだったが…。
(出典:http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=359262)
キャスト・監督
監督:デレク・シアンフランス
トム:マイケル・ファスベンダー
イザベル:アリシア・ヴィキャンデル
ハナ:レイチェル・ワイズ
(出典:http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=359262)
ネタバレ感想
第一次世界大戦が終わった1918年、戦争から無事帰還できたトム・シェアボーン。
しかし戦争を通して心に深い傷を負っていたため退役し、オーストラリア西部パルタジョウズから160キロほど離れた孤島ヤヌス島の灯台守の仕事に臨時職員として就きます。
トムはヤヌス島に向かう前に本島の人々と交流しますが、そこでイザベルと出会い気になります。
それから3カ月後、呼び出しを受けて本島へ向かうと灯台守の前任者が亡くなったため、正式に灯台守として採用されます。
再びイザベルと再会したトムは彼女と距離を縮め、島に戻った後も手紙のやり取りを続けていました。
イザベルのおかげで心の傷が癒やされ生きる活力を取り戻したトムは、ついにプロポーズ。
ヤヌス島で2人だけの生活が始まります。
イザベルはすぐに妊娠しますが、嵐の夜に腹痛に襲われ流産してしまいます。
それからしばらく経ち、イザベルは再び妊娠しますが再び流産してしまいます。
深い悲しみに包まれまれている2人の前に、一隻の手こぎボートが島に漂着します。
船の中には男性の遺体と生後間もない赤ちゃんが乗っていました。
トムはすぐに本部に報告しようとしますが、イザベルは赤ちゃんを自分たちの子供として育てたいと言い出します。
2度も流産を経験したイザベルの懇願に抗えなかったトムは、男性の遺体を埋葬し、イザベルが出産したと本部に報告します。
ルーシーと名付けられた赤ちゃんの洗礼式のため、本島の教会に向かいます。
そこでトムはお墓の前で悲しみに暮れる女性を発見。
街の知人に事情を聞くと彼女の名前はハナで、最近海で夫と赤ちゃんを亡くしたようです。
資産家の娘であるハナは周りの反対を押し切ってドイツ人のフランクと結婚し、生まれたばかりの娘と暮らしていました。
しかしドイツ人に恨みを持つ人たちから追われ、急いでボートに乗って海に避難しましたが、心臓発作が起きて息を引き取ったのでした。
ルーシーがハナの娘だと気づいたトムは、ハナに匿名の手紙を出して娘の無事を伝えます。
それから4年が過ぎ、灯台が設置されて40周年を迎える記念式典に出席したトムとイザベルとルーシー。
イザベルはそこで、ルーシーの実母がハナであることに気づいてしまいます。
それでもイザベルはルーシーを手放そうとしなかったため、トムは漂着時に船にあったフクロウのおもちゃをハナのポストに投函。
おもちゃに気づいたハナは警察に捜査を依頼して情報提供を募りました。
1週間後、警察が島を訪れるとトムは全ての罪を被り、フランク殺害容疑で連行されます。
イザベルから取り上げられたルーシーはハナのもとに帰宅。
イザベルは勝手なことをしたトムを心から恨むようになり、トムを弁護するような証言を一切しません。
一方、自宅に帰ってきたグレイス(ルーシー)はハナに心を開くことはありませんでした。
ある日、イザベルはルーシーを連れたハナと町で遭遇。
イザベルの元に帰りたがる娘の姿を見てハナは思い悩みます。
自分のエゴよりも娘の幸せを考えたハナは、翌日イザベルの自宅に行きトムが釈放されたらルーシーを返すと伝えます。
今まで自分のことしか考えていなかったイザベルはハナの申し出に目が覚めます。
トムが逮捕される前に残した手紙を読んで、彼の深い愛情を感じたイザベルは警察に全ての真実を告白。
夫婦は揃って投獄されますが、ハナは警察に減刑を申し出ます。
その後、ルーシーはルーシー・グレイスという名前で浸透し、ハナとの生活も慣れていきました。
1950年になり、イザベルはルーシーと再会しないままトムに看取られました。
その後、トムの元に息子を連れたルーシー・グレイスが訪れます。
トムはルーシー宛に書いていたイザベルの手紙を渡し、2人は再会を約束するのでした!
ココが見どころ
トムを演じたマイケル・ファスベンダーの表情が素晴らしかったです!
序盤の戦場を体験した空虚感漂う表情。
イザベルと出会ってから徐々に笑顔を取り戻し幸せに満ちた表情。
そして、ルーシーの実母がハナだと気づいてから、独りで苦悩し葛藤している表情。
トムの心情を表情だけで表現していて引き込まれました!
まとめ
誰の視点から観るかによって感動作品となるのか不愉快な映画となるのか変わります!
賛否両論分かれる映画でした!
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