ひっきー
凛子
もくじ
獣になれない私たち3話のあらすじとネタバレ感想
悪い意味で現状維持の晶
ある男が現れ、300万円の茶封筒を差し出し、不穏な空気を漂わせる恒星(松田龍平)の事務所。
男は恒星に「大変ですね、お兄さん思いなばっかりに」と意味ありげなことを言うのでした。
その夜、5tapを訪れた京谷(田中圭)は、カウンターに座っていた女性が、先日、恒星にお持ち帰りされ、行為の最中に爆睡された、さらに翌日自分のことを覚えてもいなかったとマスターに愚痴っていたのを聞いて、思わずビールを吐き出しました。
ちょうどそのタイミングで店に入ってきた恒星、女性客は不愉快そうに帰っていきました。
恒星は、スーツケースで来ていた京谷に「出張ですか?」と話しかけました。
すると京谷は、彼女の家に泊まりに行くと説明。
「晶さん(新垣結衣)の彼氏さんですよね?」と話していたら、残業帰りの晶が店に入ってきました。
晶は、恒星から京谷が晶の家に泊まりに行く経緯を聞かれそうになったので、そそくさと京谷を連れて店を出ていきました。
晶の家に着くと、「大変だったね」と優しく言う晶。
京谷は「晶がいなかったら俺ストレスで死んでる~。癒される~。」と言い後ろから晶を抱きしめました。
家に住み着いている元カノ朱里(黒木華)に、京谷が「仕事を探して早く引っ越せ」と言うと、朱里は逆切れして暴れ出したとのこと。
そのやり取りでどっと疲れた京谷は、晶の家にしばらく泊まりにやってきたのでした。
隣でスヤスヤ眠る京谷とは対照的に、なかなか寝付けない晶なのでした。
ひっきー
千春からの晶への贈り物を朱里は…
一人、京谷の家で過ごす朱里。
すると、京谷の母親の千春(田中美佐子)から宅配便が届きました。
京谷宛の荷物の段ボールを何のためらいもなく開けた朱里は、「晶さんへ。毎日少しづつ飲むと元気が出ます」というメッセージがついた完熟柚子酢を見つけました。
一方の京谷は、職場で、様子がおかしいと勘づいた後輩から、一緒に住んでいるのは本当は晶じゃないのでは?と聞かれ「座敷童と住んでいる」などと言うのでした。
すると、千春から京谷の元へ電話がかかってきました。
千春は、晶へメッセージつきで送ったはずの完熟柚子酢が、ネットオークションで売られていたというのです。
宅配便泥棒にでもあったんじゃないか?という千春をうまく誤魔化し、家に帰って朱里を問い詰めようとする京谷。
朱里は、悪びれもせず、ネットオークションで完熟柚子酢はもう売ったといい、京谷がいない間に、うさぎまで勝手に飼いだしていたのでした。
ひっきー
恒星の叔父さんが訪ねてくる
5tapの一周年パーティーの帰りに晶を誘ったらしい、タイプでもないのになんでだろう?とマスターに話していた恒星。
そんなある日、恒星の事務所に恒星の叔父さんが訪ねてきました。
行方不明になった恒星の兄、陽太が東京にいるらしいというのです。
叔父は、恒星の母親が、なぜ恒星ではなく、自分に陽太の居場所を探すよう興信所に頼ませたのか疑問だというと、恒星は言いました。
「母は、兄がいなくなったのを俺のせいだと思っているんです。兄は優秀で人気者だったから、弟の俺に助けられたのが我慢できないんです。」
恒星は以前、兄の借金の肩代わりをし、その直後兄は失踪したのでした。
戦闘力高そうな服
晶は強そうな服がほしいと、呉羽(菊地凛子)のショップを訪れました。
呉羽は「自由を手に入れるには、必要なんだよ!戦いが。」と言い、スタッズつきのトップスを晶に勧めました。
呉羽は恒星との出会いを話し始めました。
最初はなんと呉羽からの恒星をお持ち帰りしたとのこと。
恒星との道を渡り切る前に、すんごい車が突っ込んできて、この道ではないと思ったと語りました。
「これ着て渡り切れ!」と服を差し出す呉羽に晶は、「渡り切る前にすんごい障害物が…」と言いました。
京谷との話し合い
特別チーフクリエイターに昇格した晶は、戦闘服を着ていったにも関わらず、相変わらず会社で同僚や上司への対応に困惑していました。
会社帰りに、電車が来るまで地下鉄の柱にしがみついている晶の姿を目撃した恒星は、後から晶に声をかけました。
「電車のホームって怖いですよね。なんか飛び込みそうで…」という恒星に、晶は飛び込みそうになったわけではないと誤魔化しました。
5tapで晶と京谷は、二人の障害物である朱里について話し始めました。
二人の話をカウンターで聞いている恒星と呉羽の姿もありました。
京谷のマンションに居座り続け、千春が送った晶へのプレゼントもネットオークションに出してしまった朱里。
京谷が一人暮らしだと信じている千春へ嘘をつき続けるしかない現状…晶はもう我慢の限界でした。
「これいつまで続ける?」と聞く晶に、京谷は「別れたい?」と尋ねました。
「その質問は…ズルい…」と黙る晶。
そこで呉羽が二人の会話に首を突っ込んできました。
「あんたがやってることは、不倫男が妻とは別れると言いながら、二股かけてるのと同じなの!」京谷を責める呉羽に、晶は
「貯金もない、仕事もない、自分が家に呼んだ彼女を、他の人を好きになったからってほっぽり出せますか。」と言い、今の状況がおかしいことも分かっているが、自分たちはそれが出来ない種類の人間なんだと言い、席を立ち手洗い場の方へいきました。
後を追う京谷。
かばわせてごめんという京谷に晶は「京谷の為じゃない。京谷が悪くないって思ってないと、自分がないがしろにされてるって気づいちゃうから…。」と言いました。
本当は愛されてないって認めてしまうことになるから、惨めになりたくないからかばったという晶に京谷は「愛してるよ!」と言いますが、晶は京谷に「今日は帰って」と言い店を出ていきました。
呉羽は、自分のせいで空気が悪くなった、フォローのために晶のことを送ってと恒星に頼み、恒星はしぶしぶ晶の後を追いました。
徐々にお互いをさらけ出す晶と恒星
晶に、「呉羽が反省してる、代わりにごめんね」と謝る恒星。
「どいつもこいつも!謝ればいいと思うな!」カッとなって一瞬本音を爆発させる晶ですが、すぐに「すみません、ちょっと言いたくなっただけです。」と冷静に言いました。
「ま、どんな会社の財務諸表にも完璧はない」と、たとえ話で慰める恒星に、晶は、別の女と暮らしてたら、他に問題がなくてもOKか?そんなことは全然ない!ちっともよくない!と言いました。
ふと恒星は、晶を誘った日のことを思い出した!と言ってきました。
自分には兄がいて、優秀でみんなの人気者だった。そんな兄がこの世で一番嫌いだった。
でも兄の会社が傾き、その借金を恒星が一度だけ助けたが、兄には恨まれ、挙句の果てには失踪されたという話をしました。
そんなことがあった5tapの一周年パーティーでやけ酒をあおっていたら、晶がいた。
笑顔で人気者の晶を見ていたら、自分の兄に似ているなと感じた。
そんな晶に、痛い思いをさせたかったのかもしれないと言いました。
それを聞いた晶は「本当に最低…」とつぶやきました。
「一応言っておくけど、今はそんなに嫌いじゃないよ?」と言う恒星に晶は「どっちでもいいです。ただの客同士だし…。」と言い「じゃ、また5tapで!」と挨拶をして二人は別れました。
予想外の呉羽の行動
帰り、呉羽と京谷はタクシーで帰っていました。
呉羽は「自業自得でしょう?」と言いますが、京谷は「じゃあ、どうすればよかった?愛されてないだなんてそんなこと…」とうなだれます。
「めんどくさッ」
頭を抱える京谷に、呉羽は突然キスをしたのでした。
まとめ
最後の呉羽が京谷にキスをしたシーンは驚きましたね。
呉羽、結婚したばかりなのに?!
つじつまを合わせようと、事なかれ主義の晶と京谷の関係に、突然降ってわいたような事件ですね。
呉羽のこの行動が、物語を大きく展開させてくれそうな予感…。
恒星は、大嫌いな兄に似ていた優等生の晶のことが最初から気になっていたともとれました。
次回も楽しみです。
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