今回ご紹介する映画は、2018年に公開された映画「サバービコン 仮面を被った街」です。
ひっきー
凛子
それでは本作について詳しくご紹介します!
作品情報
あらすじ
明るい街、サバービコンへようこそ!
そこはアメリカン・ドリームの街。
しかし、そこに住むロッジ家の生活は、自宅に侵入した強盗により一転する。
足の不自由な妻ローズ(ジュリアン・ムーア)が亡くなり、幼い息子ニッキーが遺される。
仕事一筋の一家の主ガードナー(マット・デイモン)と妻の姉マーガレット(ジュリアン・ムーア 二役)は、ニッキーを気づかいながらも前向きに日常を取り戻そうとするのだが・・・。
時を同じくして、この白人だけのコミュニティに紛れ込んできた黒人一家の存在が、完璧なニュータウンのもうひとつの顔をあらわにする。
街の人々と家族の正体にただ一人、気がつくニッキー。
事件は、想像を超える結末へと急展開する。
果たして、幼いニッキーの運命は?ロッジ家は幸福な暮らしを取り戻せるのか!?
(出典:http://suburbicon.jp/story/index.html)
キャスト・監督
監督:ジョージ・クルーニー
脚本:ジョエル・コーエン/イーサン・コーエン
ガードナー:マット・デイモン
ローズ/マーガレット:ジュリアン・ムーア
バド・クーパー:オスカー・アイザック
ニッキー:ノア・ジュープ
ミッチ:ゲイリー・バサラバ
(出典:http://suburbicon.jp/story/index.html)
ネタバレ感想
舞台は1959年の架空の街、サバービコン。
理想的な生活が約束されたベッドタウン、サバービコンに暮らしているロッジ一家。
サラリーマンのガードナーは、交通事故で足が不自由になった妻のローズと、息子のニッキー、ローズの双子の妹マーガレットと一緒に暮らしていました。
毎日絵に描いたような幸せな生活を送っていましたが、ある日、ロッジ家の隣にアフリカ系のマイヤーズ家が引っ越してきました。
街を覆っていた幸せな雰囲気は一転。
サバービコンに入居してきた初の黒人一家に動揺した住人たちは、マイヤーズ家の周囲に高い柵を作り視界に入らないようにしました。
サバービコンは、白人至上主義の考えが根強い街。
しかしロッジ家のローズの考えは違い、息子にマイヤーズ家の少年と仲良くするように諭すのでした。
ある夜、2人の強盗がロッジ家に押し入り、家族全員をクロロホルムで気絶させました。
ニッキーが目を覚ますと、母ローズだけが過剰摂取で死亡したと聞かされます。
母の葬式でニッキーは、仲のいいミッチ叔父さんに会い励まされます。
ローズのいなくなったロッジ家では、双子の妹マーガレットがローズと同じ髪色に染めて、ガードナーと夫婦のように振る舞い始めます。
強盗事件の犯人探しは難航していましたが、容疑者を捕まえたとの連絡が入ります。
面通しを行うのは、ガードナーとマーガレットのみで、ニッキーは立ち入りを許されませんでした。
しかし、面通しが始まるとこっそり入室してニッキーも後ろから見ていました。
この中に犯人はいないと主張する2人に対して、ニッキーは違和感を覚えます。
なぜなら、容疑者の中に2人の犯人がいたからです。
ニッキーは父親とマーガレットに不信感を募らせていきます。
その頃、ガードナーの外出中に保険調査員のバドがロッジ家を訪ねてきました。
バドに対応するマーガレットは、ローズに多額の死亡保険金がかけられていたこと、交通事故に遭った際も多額の保険金を受け取っていたことを聞かされます。
動揺したマーガレットはローズ殺害をガードナーと計画したというボロを出してしまいます。
ガードナーが戻ってくる夜にまた訪れると言って去ったバド。
時を同じくして、ローズ殺害の報酬金を払わないガードナーに不満を抱く2人組の犯人は、マーガレットとニッキーも殺害して揺さぶりをかけようと計画しました。
夜になり、再びバドが訪問してきました。
バドは保険金殺人を口外しない代わりに、保険金の全額を渡すよう要求。
どうすべきか迷っているガードーナーをよそに、バドの様子が急変。
マーガレットは、バドが飲むコーヒーに洗剤を混ぜていたのでした。
苦し悶えるバドを襲って殺してしまいます。
バドの死体を車に積めたガードナーは、死体を処分しに出掛けていきました。
それを見ていたのは、ローズ殺害犯の1人。
ガードナーを追いかけ、マーガレットとニッキーを殺すと脅して報酬金を迫りますが、不慮の交通事故に遭い即死。
その頃マーガレットはニッキーを殺害するため毒物入のサンドイッチを用意していました。
そこに殺害犯の片割れが登場。
マーガレットは絞め殺されてしまいます。
2階で一部始終を見ていたニッキーは急いでミッチ叔父さんに電話して、ベッドの下に隠れていました。
犯人がニッキーをベッドの下から引きずり出そうとする間一髪のところで、ミッチ叔父さんが現れ犯人を殺しました。
しかし、叔父さんも深い傷を負ってしまい、息絶えます。
ガードナーが帰宅し、生きているのはニッキーと2人だけになりました。
ガードナーはサンドイッチを食べながら、父親に殺されるか、逃げるかの選択をニッキーに迫ります。
翌朝、ガードナーは毒死。
黒人への暴動は収まり、ニッキーは隣人の少年アンディとキャッチボールを楽しんでいました。
ココが見どころ
終盤の畳み掛けるような展開はゾクゾクしました!
重要なキャラクターが、数分に1人の間隔で次々と死んでいくシーンは、ブラックユーモア全開で爽快感がありました!
まとめ
ブラックユーモア満載のコーエン兄弟らしい映画でした!
当時の黒人に対する人種差別も巧く織り交ぜられている作品です!
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