映画トゥルーマン・ショー|あらすじとネタバレ感想!ラスト結末は・・・

今回ご紹介する映画は、1998年のコメディー映画「トゥルーマン・ショー」です。

生活を24時間撮影され、世界中に放送されている男のお話だよ!

ひっきー

凛子

ちょっと変わった切り口のコメディー映画を観たい人にオススメ!

それでは、本作について詳しくご紹介します!

作品情報

あらすじ

海辺の町で暮らす平凡な男性、トゥルーマン。

彼だけは知らないが、実はその町は巨大なセットで、住民は妻に至るまですべてが俳優。

しかも彼の人生はTV番組《トゥルーマン・ショー》を通じ、生まれたときからすべてが世界中に中継されており、人気を博していた。

そんなある日、彼の愛車に、空からライトが落下してくる。

その日を境にトゥルーマンは自分を取り巻く世界の異常さに気付きだし、ついに彼は真実を知ってしまうが……。

(出典:https://www.wowow.co.jp/detail/013860/-/06)

キャスト・監督

監督:ピーター・ウィアー

トゥルーマン:ジム・キャリー

メリル:ローラ・リニー

クリストフ:エド・ハリス

マーロン:ノア・エメリッヒ

ローレン/シルビア:ナターシャ・マケルホーン

トゥルーマンの母:ホランド・テイラー

カーク:ブライアン・ディレート

(出典:https://www.wowow.co.jp/detail/013860/-/06)

ネタバレ感想

虚構の世界に閉じ込められた男の選んだ選択とは…。

離島シーヘブンから1歩も出たことのない男トゥルーマンの人生は全て撮影され、リアリティ番組「トゥルーマン・ショー」で世界220カ国で放送されているという斬新な設定は、多くの人を惹き付けた理由の1つに挙げられると思います。

日常会話で「まるでトゥルーマン・ショーみたい」という言葉が使われるほど、この設定は特徴的です。

隠しカメラがいたるところに設置され、隠し撮りされていることに全く気づいていないトゥルーマン。

そしてトゥルーマンの妻も、親友も、両親も、日頃接している町の人々も、彼を騙して演じているとなるとトゥルーマンが可哀想で同情したくなりますが、本作はそんな重たい映画になっていません。

なにせトゥルーマンを演じるのは、コメディー俳優のジム・キャリー。

一歩間違えるとダークな物語になりかねない設定が、ジム・キャリーのおかげでライトなコメディータッチの映画に仕上がっているので彼の実力は恐るべしです。

最終的にトゥルーマンは虚構の世界に住んでいたことに気づいて、ラストで重大な決断を迫られます。

それは、虚構の世界に留まるか、外の世界に踏み出すかの2択。

番組プロデューサーのクリストフに人生を操作されているとはいえ、虚構の世界は安全な世界。

誰かに常に監視されているということは、逆を言えば常に誰かに見守られているとも言えます。

クリストフはトゥルーマンを説得しますが、説得の甲斐虚しくトゥルーマンは勇気を出して外の世界へ踏み出しました。

それをTVで観ていた世界中の視聴者が、歓声を上げました。

フィクションにうんざりした人たちが求めた番組がリアリティ番組の「トゥルーマン・ショー」です。

しかし、その「トゥルーマン・ショー」でさえ結局は番組プロデューサーが作り出したフィクション。

外の世界への第一歩を踏み出したトゥルーマンの行動がフィクションではないからこそ、世界中の人が喜び感動したのではないかなと思いました。

トゥルーマンがずっと好意を抱いていたローレンとの再会を匂わせる終わり方もハッピーエンドでよかったです!

ココが見どころ

リアリティ番組「トゥルーマン・ショー」ではCMが流れません。

CMを流す代わりに、劇中で商品の宣伝が行われるシーンは、どれもわざとらしくてお気に入りのシーンです。

妻のメリルはトゥルーマンに気付かれないようにさり気なく、草刈り機や万能ナイフを宣伝。

しかし、ココアの宣伝のシーンは明らかに不自然で笑ってしまいました。

「人工甘味料は不使用で、天然のカカオ豆を使った最高の味!」と宣伝するメリルのセリフは日常会話ではありえない言い回し。

カメラの向こう側の番組視聴者に向けた宣伝であることが明白です。

トゥルーマンが疑問を抱くのも無理はないほど、CM感たっぷりのわざとらしい喋り口でした!

宣伝を行っていたのは、メリルだけではありませんでした。

それは親友マーロンです。

彼はよく缶ビールを飲んでいます。

序盤で観たときとは違和感を感じませんでしたが、本作のからくりに気づいた時、一気に胡散臭く感じます。

マーロンが、缶ビールをカメラに向けて、カメラ目線で「これこそビールだ!」と言うセリフは、何度観ても笑ってしまいます!

まとめ

自分の生活もトゥルーマンのように誰かに見られて放送されていたら…と想像してしまいます。

98年の映画ですが、古さを感じさせない名作です!

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