凛子
ひっきー
2018年5月4日公開の「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」
リアルタイムで知っている方は、かなり興味をそそられるんではないでしょうか?
フィギュアスケート界、最大の事件と言われ続けるこの話を映画化ということで、話題にもなりました。
あらすじ
アメリカ・オレゴン州で母親ラヴォナと4番目の夫の間に生まれ、ラヴォナにとっては5人目の子供であるトーニャ。
貧しく粗野な育ちでした。
トーニャはスケートが大好きで、その話を聞きたくない母は黙らせるために教室へ連れて行きます。
そこにいたのは、コーチのダイアン。
ダイアンは、リンクの上で小さな子供を連れ煙草を吸うラヴォナの姿を見て、初心者は受け付けないと断ります。
そんな事にはおかまいなしに、滑ってみせたトーニャの姿に魅了されダイアンは依頼を受ける。
みるみるうちに上達し、才能を発揮していくトーニャの周りには喧嘩しつつも別れられない彼氏であるジェフやその悪友が。
フィギュアスケートの大会などに出場し、数々成功を収め遂にオリンピックも決まります。
なんとか金メダルが欲しいトーニャの前には、強敵ナンシーがいた。
実際に起こった事件って?
それは、1994年に起こった「ナンシー・ケリガン襲撃事件」
凛子
ひっきー
作中に登場する、主人公トーニャ・ハーディングは、1991年の全米選手権でトリプルアクセルを成功させ、念願の初優勝を果たし、世界選手権への権利を手に入れます。
当時女子選手でトリプルアクセルの成功者は、日本の選手である伊藤みどりに次ぎ史上2人目の快挙!
1994年1月6日、その日は、リレハンメルオリンピックの選考会となる全米選手権が開催されていました。
そこで練習を終えたナンシー・ケリガンが何者かに襲われ、膝を殴打され大会を欠場しなくてはならない事態に。
実際の襲撃された時の映像↓↓
凛子
こんなにカメラがあるところで・・・
ひっきー
ナンシー欠場で、優勝したのはトーニャ。
そして事件から2週間経ち、逮捕されたのはなんとトーニャ・ハーディングの元夫ジェフ・ギルーリー。
その後、トーニャも関係しているのではないかと疑惑の目が向けられたところ、このジェフはトーニャの不利になる証拠を司法取引と引き換えに提出。
オリンピックが終わり、1994年3月16日、トーニャは罪を認めることで懲役刑を免れ執行猶予3年、500時間の奉仕活動、罰金16万ドルを受けました。
それからの彼女の人生はまさしく波乱万丈。
様々なメディアに出演するも、ただその時の人と話題にならず、当時同棲していた恋人に暴力をふるい逮捕されたり、1994年には全日本女子プロレスがプロレスラーとして彼女を獲得するという話も出ました。
このトーニャとナンシーの関係は、1998年アメリカのテレビ番組にて直接会い謝罪して終わるという結果になりました。
ネタバレ感想
トーニャをはじめ、周りにいる人々が濃すぎてお腹いっぱいです。
悪い人間というよりも、欲むき出しのストレートな人間達に見えました。
中でもママは別格で、トーニャを見ていると育った環境というもので人は形成されると実感。
映画自体は、構成がかなり面白く、引き込まれたまま目が離せずあっという間に終わると思います。
実際に起こったことであり、実在している人物なのでよりリアリティを感じることが出来ます。
そして、みんながやたらと煙草を吸うので吸っている気分にもなります・・・それも含め面白い。
映画の見どころ!
キャストの中でもひときわ目立つのはトーニャのママ。
アリソン・ジャネイは第90回アカデミー賞助演女優賞やゴールデングローブ賞にも輝きました。
暴言吐きまくりで、煙草を吸っていないシーンの方が少ないぐらい。
実在するママ本人が最後に登場しますが、そっくりですよ。
そして、主役であるマーゴット・ロビーが、一躍有名になったのは2016年公開のスーサイド・スクワッドで演じた「ハーレイ・クイン」
凛子
ひっきー
この2人の壮絶な演技バトルといった感じです。
トーニャは物凄く努力して、快挙を成しえたのも事実。
全てを観たあとに、なんとも言えない感じになるでしょう。
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