映画レモニースニケットの世にも不幸せな物語(2004)|ネタバレ感想とラスト結末!

今回ご紹介する映画「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」は、世界中で40言語に翻訳され3000万部以上を売り上げた大ベストセラー小説「世にも不幸せなできごと」シリーズの実写映画化です。

凛子

ジム・キャリーが珍しく悪役で出ている作品だよ!
ジム・キャリー以外にも名優たちがチョイ役で出演しているんだ!

ひっきー

それでは、本作について深掘りしていきたいと思います!

作品情報

あらすじ

裕福なボードレール家の三姉弟妹。

長女のヴァイオレットは、並外れた知恵とひらめきで日常の発明品を作る14歳の天才発明家。

長男のクラウスは本の虫で、普通の人が一生かかっても読みきれない量の本をすでに読破している。

末っ子のサニーは、どんなものでも噛みついたら離さない女の子。

そんなある日三姉弟妹が海辺で遊んでいたところ、自宅が火事になり、愛する両親は莫大な遺産だけを残し焼け死んでしまう。

身寄りのない三姉弟妹は、ほどなく遠縁の親戚オラフ伯爵が預かることに。

しかし預けられてすぐ、三姉弟妹はオラフ伯爵の目当てが自分たちの遺産だと気づくのだが…。

(出典:http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=321624#1)

キャスト・監督

監督:ブラッド・シルバーリング

オラフ伯爵:ジム・キャリー

ヴァイオレット:エミリー・ブラウニング

クラウス:リーアム・エイケン

サニー:カラ・ホフマン

ジョセフィーンおばさん:メリル・ストリープ

ミスター・ポー:ティモシー・スポール

モンティおじさん:ビリー・コノリー

レモニー・スニケット:ジュード・ロウ

(出典:http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=321624#1)

ネタバレ感想

感想を一言で言い表すと、「続編が観たい!」です。

原作の「世にも不幸せなできごと」は、全部で13巻あります。

もちろん、本作だけで13巻をギュッと詰め込む事はできません。

本作は第1巻から第3巻の内容を映画化したもの。

本作の続編はまだかまだかと待ち望んでいましたが、続編情報が入ることはありませんでした。

代わりに、Netflixで2017年からドラマ化しているようです。

シリーズ最終章となるシーズン3は2019に配信されるようなので、こちらも気になりますね。

さて、本題に入ります。

タイトルから重苦しい物語だと敬遠してしまいがちですが、子供たちが力を合わせて知恵を絞り出し、次々と起こる困難に怯まず乗り越えていく姿は決して暗いタッチではなく、子供たちの果敢な行動力を楽しみながら鑑賞できる作品です。

メインキャラクターは富裕な家庭で育った3人姉弟。

14歳にして発明家で髪を結ぶとアイディアが浮かんでくる長女ヴァイオレット。

ありとあらゆる本を読み漁り、本の内容まで全て暗記している弟クラウス。

そして、ちゃんとした会話ができない幼児で、何でも噛んでしまう妹サニー。

3人のもとに最初の不幸が訪れます。

それは両親が亡くなり自宅が全焼。

後見人としてオラフ伯爵の元へ行くことになり、3人には不幸がついて回ります。

オラフは彼らの莫大な遺産だけが目当てで、3人の暗殺を企てるのです。

しかし、三人寄れば文殊の知恵。

子供たちは危ない目に遭いながらも知恵を出し合って災難を乗り越えます。

遺産管理人のミスター・ポーが子供たちとオラフを引き離して次の後見人に子供たちを任せますが、それでハッピーエンドを迎えるはずがありません。

オラフは遺産を決して諦めず、俳優という職業を活かして変装しながら、子供たちを追い回します。

傲慢で嫌な雰囲気を醸し出しているオラフがまさかあのジム・キャリーとは!と思ってしまうほど、ジム・キャリーは見事な悪役っぷりでした。

ラストでオラフ伯爵は逮捕されますが、陪審員を買収して脱走。

オラフ伯爵の行方や、両親の手紙と共に届いた望遠鏡の意味、両親や後見人、オラフと深い関わりがありそうな秘密結社の真相について触れることなくエンドロールを迎えるので、続編の製作を切に願った作品です。

ドラマ版ではその辺りが明らかになるのかもしれません。

ココが見どころ

ジム・キャリーと3姉弟を演じた子役の存在感が目立つ中、あくまで脇役として出演していた名優たちに注目してほしいです。

まず、ジョセフィーンおばさんを演じたメリル・ストリープ

「もしかしてメリル…かな?」と自信を持って言えないほど、メリルはジョセフィーンおばさんになりきっていました。

そして、ジュード・ロウ

「ジュード・ロウなんて出てたっけ?」と疑問を抱くほどのちょい役です。

彼が演じたのは、レモニー・スニケット。

劇中の端々で登場する語り手として出演しています。

顔がはっきり映らないでシルエットと声のみの出演なので、ジュード・ロウの声を日頃から聞いているマニアじゃない限り、気づかないかもしれません。

そしてクレジットはありませんが、演出評論家役としてダスティン・ホフマンが出演しています。

これも分かりづらいほどのちょい役です。

なぜダスティン・ホフマンが出ているかというと、サニーを演じたカラ・ホフマンはダスティン・ホフマンの孫だそうです。

孫の映画デビューに立ち会いたかったんでしょうね。

主役級の名優たちがメインキャラの邪魔をすることなく、ほどよくオーラを抑えて脇を固めていました!

まとめ

賢くて可愛い子供たちと、悪役に徹したジム・キャリー。

そして、こだわり抜いた特殊メイクや、衣装、セット。

本の世界に入り込んだかのような淡い映像も、個人的にドストライクでした!

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