凛子
ひっきー
主人公の執念と苦悩を感じることができる映画で、ラストは号泣間違いなしです。
作品情報
あらすじ
迷った距離1万キロ、探した時間25年、道案内はGoogle Earth
オーストラリアで幸せに暮らす青年サルー。
しかし、彼には隠された驚愕の過去があった。
インドで生まれた彼は5歳の時に迷子になり、以来、家族と生き別れたままオーストラリアへ養子にだされたのだ。
成人し、自分が幸せな生活を送れば送るほど募る、インドの家族への想い。
人生を取り戻し未来への一歩を踏み出すため、そして母と兄に、あの日言えなかった〝ただいま″を伝えるため、彼は遂に決意する。
「家を探し出す―」と。
(出典:http://gaga.ne.jp/lion/)
キャスト・監督
デヴ・パテル(サルー)
1990年4月23日、イギリス、ロンドン生まれ。
作品賞を始めアカデミー賞®8部門に輝いた、ダニー・ボイル監督の『スラムドッグ$ミリオネア』(08)に主演し、一躍成功を手にする。
自身もナショナル・ボード・オブ・レビュー賞、ブロードキャスト映画批評家協会賞などを受賞し、英国アカデミー賞にノミネートされる。
また、世界中で大ヒットを記録した『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』(11)とその続編『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』(15)でも広く知られる。
本作で、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされる。 その他の出演作は、TVシリーズ「ニュースルーム」(12~14)、『チャッピー』(15)、『奇蹟がくれた数式』(15)など。
最新作は、アーミー・ハマー共演の『Hotel Mumbai』(17)。
ルーニー・マーラ(ルーシー)
1985年4月17日、アメリカ、ニューヨーク州生まれ。
デヴィッド・フィンチャー監督の『ドラゴン・タトゥーの女』(11)でアカデミー賞®とゴールデン・グローブ賞にノミネートされ、『キャロル』(15)でも同賞にノミネートされると共にカンヌ国際映画祭女優賞に輝き、若手演技派女優の中でも特別な存在として評価される。
その他の出演作は、フィンチャー監督の『ソーシャル・ネットワーク』(10)、スティーヴン・ソダーバーグ監督の『サイド・エフェクト』(13)、スパイク・ジョーンズ監督の『her/世界でひとつの彼女』(13)、『PAN~ネバーランド、夢のはじまり~』(15)など。
最新作は、再びガース・デイヴィス監督とタッグを組む『Mary Magdalene』(17)、テレンス・マリック監督の『Song to Song』(17)など。
ニコール・キッドマン(スー)
1967年6月20日、アメリカ、ハワイ州生まれ。
バズ・ラーマン監督の『ムーラン・ルージュ』(01)でアカデミー賞®にノミネートされ、ゴールデン・グローブ賞を受賞する。
さらにスティーヴン・ダルドリー監督の『めぐりあう時間たち』(02)で両賞を受賞し、それ以降も世界的に有名な女優としてハリウッドの最高峰に立ち続けている。
その他の出演作は、ゴールデン・グローブ賞を受賞した、ガス・ヴァン・サント監督の『誘う女』(95)、アレハンドロ・アメナーバル監督の『アザーズ』(01)、アカデミー賞®とゴールデン・グローブ賞にノミネートされた『ラビット・ホール』(10)、『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』(14)など。
最新作は、ソフィア・コッポラ監督の『The Beguiled』(17)。
ガース・デイヴィス(監督)
オーストラリア生まれ。
ジェーン・カンピオンと共同監督で、エリザベス・モス、デヴィッド・ウェンハム、ホリー・ハンター出演のTVシリーズ「トップ・オブ・ザ・レイク〜消えた少女〜」(13)のシーズン1を手掛けて高く評価され、エミー賞と英国アカデミー賞にノミネートされている他、CMでも数々の賞を受賞。
最近では、ロンドン国際アワードショーで金賞、カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルでゴールド・ライオンを受賞し、2010年には全米監督協会から最優秀コマーシャル監督のファイナリストにノミネートされる。
映画でも、ドキュメンタリー『P.I.N.S.』(00)、短編『Alice』(03)など印象的な作品を生み出しており、本作が初の長編映画作品となる。
最新作は、ルーニー・マーラ、ホアキン・フェニックス、キウェテル・イジョフォー出演の『Mary Magdalene』(17)。
(出典:http://gaga.ne.jp/lion/)
ネタバレ感想
サルーの子供の頃を演じた少年が可愛くて。
なんとか必死に家に帰ろうとする姿やお母さんとお兄ちゃんを探す姿に心うたれます。
これが実話だと思うときっと怖かっただろうなという思いと、私だったらどうしていただろうと思います。
人身売買の手にから逃げ出すシーンは、手に汗を握りながらサルーを応援していました。
サルーの家は父親がおラス。母と兄と妹の4人暮らしです。
母は石を集める仕事をしていますがほとんど稼ぎはありません。
兄とサルーは家計をよくするために、石炭を盗んで売ったりして母をを助けます。
これがインドの実態で、ラストに本当のサルーの住んでいた村が登場しますが、ほとんどその頃と変わっていないほどの貧しさを感じてしまいます。
まだまだ世界にはこんな場所がたくさんあるんだなと思うと、心が痛くなります。
現実を突き付けられました。
サルーは施設に入り、運よくオーストラリア夫婦に養子にもらわれますが、サルーがいた施設の環境もいいものではありません。
オーストラリアで新しい家族に馴染み成長していくサルー。
サルーはすぐに家族に馴染みますが、なと言ってもすごいのはサルーを養子にもらった母親の心の広さです。
子供が産めるのに産む道を選ばず、養子をもらって育てる道を選んだこと。
サルーの弟にもう1人同じインドから養子をもらいますが、弟は馴染めず母親は苦悩します。
それでも諦めずに子供達に愛情を注ぐ母親にも感動します。
そして大人になったサルーが故郷にいる家族を思い、グーグルアースを使って家を探し始めます。
わかっている事は幼い頃に覚えているイメージだけです。
それでも必死に探すサルーの思いの凄さには感動しました。
ココがポイント
タイトルの「LION」という意味が気になりながらも、その答えは出てこずに物語は進みます。
そしてついに感動のラストを迎え映画は終わります。
その後に現れるテロップで、現在もインドには多くの迷子になってしまった子供がいる情報が出てきます。
そしてその後に「LION」の意味が。
サルーはなんと自分の名前すら間違っているほど幼かった時に迷子になっていました。
サルーの本当の名前の発音は「シェルゥ」だったのです。
そしてシェルゥの意味はライオンという意味だったのでした。
これが分かった時には涙が溢れて止まりませんでした。
最後にご本人映像が出てきて、現在サルーはインドの孤児たちへのサポートをしているというのも、素敵だなと思いました。
まとめ
実話を基にした感動映画が「LION/ライオン ~25年目のただいま~」です。
これが現実だと思うと、怖く悲しくもなりますが最後には感動のラストが待っています。
最後まで目が離せない映画「LION/ライオン ~25年目のただいま~」は多くの人にお勧めしたい映画です。
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