今回ご紹介する映画は、スティーヴン・キングの小説を映画化した1991年公開の「ミザリー」です。
ひっきー
凛子
それでは、本作について詳しくご紹介します。
作品情報
あらすじ
「ミザリー」シリーズで有名な人気作家ポールは雪道で事故に遭い、瀕死の状態を元看護婦のアニーに救われる。
ポールの小説の熱狂的愛読者だった彼女は、彼を手厚く介護する。
だが、新作「ミザリーの娘」でヒロインが死んだことを知り逆上した彼女はポールに心理的・肉体的拷問を加え始める……。
(出典:https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9F%E3%82%B6%E3%83%AA%E3%83%BC-%E7%89%B9%E5%88%A5%E7%B7%A8-DVD-%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%99%E3%82%A4%E3%83%84/dp/B001G9EC94)
キャスト・監督
監督:ロブ・ライナー
ポール・シェルダン:ジェームズ・カーン
アニー・ウィルクス:キャシー・ベイツ
バスター保安官:リチャード・ファーンズワース
マーシャ・シンデル:ローレン・バコール
(出典:http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=22667)
ネタバレ感想
キャシー・ベイツが強烈で、一度観たら忘れられなくなる映画でした!
小説「ミザリー」シリーズで人気作家となったポール。
その人気ぶりは“熱狂的”なファンがつくほどのもの。
しかし、ポールは「ミザリー」シリーズに飽きて全く別の新作を書きたいと思ったため、執筆中の最終話でミザリーを殺すことにしました。
毎回執筆する度に宿泊する雪山のロッジで最終話の執筆を終えたポールは、チェックアウトを済ませ雪山を車で降りていましたが、スリップ。
崖に落ちて車は転覆し、ポールは気を失ってしまいます。
ポールが目を覚ますと、部屋の一室で女性が看病してくれていました。
アニーと名乗る女性は看護師。
吹雪がひどくて、道路が通れるようになるまで町の病院まで運べないため、しばらくアニーに看病してもらうことになったポール。
両足と右手が骨折していたため、アニーは命の恩人です。
そんなアニー、実はポールの熱狂的なファン。
ポールのことは何でも知っていて、執筆中にロッジに籠もることも把握済み。
ポールがロッジから出ていってから、車で後を追っていたためスリップ事故にすぐに対応できたようです。
ファンというよりストーカーに近いです。
完成したての原稿を読みたいとお願いするアニーにポールは快諾します。
原稿を読み進めるにつれ、納得いかない箇所があれば興奮気味に言い立ててくるアニーに段々と怖気づいていきます。
最後まで原稿を読みミザリーが死ぬことを知ったアニーは怒り狂い、ポールに原稿を焼くよう指示。
逃げ場がなく従わざるを得ないポールは仕方なく仕上がったばかりの原稿に火をつけてしまいます。
原稿を燃やしてくれたご褒美に、車椅子とタイプライターを手に入れたポール。
アニーはミザリーが生き返るような原稿を要求。
ポールはアニーの機嫌が良くなるような原稿を書いていきます。
執筆作業が終わりに近づくつれ、アニーが2人で無理心中を図ろうとしていることを知ったポール。
身の危険を感じたポールは、アニーの外出中にヘアピンで作った手作りの鍵を使って、キッチンでナイフを入手。
アニーが帰宅すると、部屋にやってくると思い待ち構えていたポールでしたが、部屋の前を通過したため、朝まで待つことにしました。
ウトウトしてしまったポールが目を覚ますと、そこには注射を手にしたアニーの姿。
注射を打たれ目を覚ましたポールは、包丁を取り上げられベッドに体を縛りつけられていました。
自分の外出中にポールが部屋を自由に移動していると知ったアニーは、ポールの足をハンマーで殴り治りかけていた足を悪化させます。
その後ポールの行方を探していたバスター保安官がアニー宅を訪問。
図書館でアニーが殺人事件の容疑者だったことを知り、無実を主張する時にミザリーのセリフを引用していたので疑いの目を向けたのでした。
アニーは急いでポールに注射を打ち、地下室に閉じ込めます。
保安官は家を物色しますが、ポールを見つけることができずに諦めます。
帰ろうとしたところ、地下室から大きな物音。
保安官が急いで玄関を開け、地下室の扉を開けるとそこにはポールの姿。
しかしその後ろから間髪入れずにアニーが銃の引き金を引き、保安官は即死。
アニーは心中しようとポールに迫りますが、まだ小説が完成していないとなだめます。
地下室でライターオイルを手に入れたポールは、一旦小説を完成させますが、それを読もうとするアニーの前でその原稿を燃やし始めます。
どうしても読みたいアニーは、燃えていく原稿に動揺。
その隙きを突いて、ポールはアニーの頭にタイプライターを振り下ろし殺そうとしますが、しぶといアニー。
もみ合いになりながら、ポールは床に置いてあった置物でアニーを殴り、殺すことができました。
その事件から1年半後、新しい本を出版し前に進んでいるように見えるポールでしたが、いまだにアニーの姿が見えるほど事件のトラウマから逃げ出せないままだったのでした!
ココが見どころ
キャシー・ベイツの演技が素晴らしかったです!
感情の起伏の激しさを表現する表情の豊かさが凄いです!
一見の価値はある演技力でした!
まとめ
内容もテンポも演者も雰囲気も好きな映画でした!
スティーブン・キング原作映画の中でも、特にオススメの1本です!
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