凛子
ひっきー
今回のジョン・ウィックは何に対して鬼と化すのか?
作品情報
あらすじ
伝説の殺し屋ジョン・ウィックによる壮絶な復讐劇から5日後ー。
彼のもとにイタリアン・マフィアのサンティーノが姉殺しの依頼にやってくる。
しかし平穏な隠居生活を望むジョンは彼の依頼を一蹴、サンティーノの怒りを買い、想い出の詰まった家をバズーカで破壊されてしまう。
愛犬と共に一命をとりとめたジョンはサンティーノへの復讐を開始するが、命の危険を感じたサンティーノに7億円の懸賞金を懸けられ、全世界の殺し屋に命を狙われることになる。
(出典:http://johnwick.jp/story/)
キャスト・監督
キアヌ・リーブス(ジョン・ウィック)
9歳のとき、演劇『くたばれ!ヤンキース』で舞台出演した。
本人は少年時代を振り返り「僕はサニー・チバ(千葉真一)の映画とともに育ったようなものなんだ」と語っている。
この頃の影響がアクション映画への思い入れとなっていく。
1989年に主演を務めたコメディ映画『ビルとテッドの大冒険』がヒット、続編も制作され、キアヌは「テッド役の10代の俳優」として世間に認知されるようになる。
ローレンス・フィッシュバーン(バワリー・キング)
ジョージア州で生まれ、ニューヨークで育つ。
12歳よりソープ・オペラに出演し、オフ・ブロードウェイの舞台にも立つ。
18歳の時、フランシス・フォード・コッポラの『地獄の黙示録』に出演。『TINA ティナ』ではアカデミー主演男優賞候補にもなった。
最も一般的に知られているのは『マトリックス』三部作でのモーフィアス役である。
チャド・スタエルスキ(監督)
盟友であるブランドン・リーが『クロウ 飛翔伝説』の撮影中に事故死した際、未撮影のシーンでブランドンの代役を務めた他、『マトリックス』など数々のアクション映画でスタント・コーディネイターを務める。
その後、キアヌ・リーブス主演のアクション映画『ジョン・ウィック』シリーズを監督し、注目されるようになった。
(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/)
ネタバレ感想
今作はよりホテルのメンバーが出て来たのが面白さを増す要因でした。
一番話題になったのは、武器のソムリエ。
その姿はまさしくワインのソムリエと同じ、話し方や質問も同じでニヤニヤします。
スーツから全て戦闘用、前作よりも漫画のような世界で素晴らしい。
掟を破るわけにはいかないと、無理矢理また仕事をさせられ、その内容は友人である女性ジアナの殺害。
それを依頼して来た弟のサンティーノは、依頼しておいてその後「身内を殺されたら動かないわけにはいかない」のような発言をしようとして、途中でジョンに電話を切られます。
ここが本作のブチ切れポイントです。
分かっていただろ?とサンティーノに観ているこっちも思いますが、なんとしても逃げようとするサンティーノはニューヨーク中の殺し屋に対しジョンに約7億円の懸賞金をかけ手配します。
この金額からしても、かなりの危機を感じているのが伝わります。
そんなにいるのかと思わずツッコミたくなる程、そこらじゅうにいる殺し屋。
やられながらも、どんどんサンティーノに向けて進むジョンは魅力的です。
そして助けを求めに辿りつく先は、過去に面識のあるバワリー・キング。
ローレンス・フィッシュバーンとの共演はマトリックス以来であり、ファンは歓喜でしたよね。
相変わらずの存在感と演技は健在でしたが、キアヌのキャラクターの違いと演技力でマトリックスを思い出すことすらなかった気がします。
あ!そういえばそうだ!凄い共演だったんだ!と。
ネオとジョンでは強さやキャラクターが違い過ぎる。
それだけキアヌ・リーヴスは多彩であり、面白い。
どれだけの暗殺者が来ようとも、絶対にサンティーノを殺すという目的があるので突き進むのみ。
最後の最後にサンティーノは、手を出されないだろうとホテルへ逃げ込みます。
そこには支配人でジョンの親友でもあるウィンストンがおり、ここでやってはいけないと止める。
サンティーノに名前を呼ばれたことも引き金になり、迷いなく頭に一発打ち込み射殺。
これで全てを終わらせる。そんな思いが伝わるのと同時に、ウィンストンの悲しみも伝わり衝撃なシーンではあります。
ホテルのルールを破ったので追放せざるを得なくなり、また掟を破ったとして裏の組織から暗殺せよと配信される。
親友のよしみで1時間だけ猶予を与えると逃げる時間を作るウィンストン。
パートナーの愛犬と共に歩く横で、徐々に鳴り響く携帯の音。
そして走り出す二人。で終わります。
続編の内容も気になりますが、愛犬の出方も気になります。
1、2年で続編が観られることはラッキーではありますが、やっぱりそれでも期待する分長いなぁ。
今作はカーアクションと組織のキャラクターが特に良かったです。
ココが見どころ!
もちろん「ガンフー」のアクション。
更に相手が増え、まさしくボロボロのよれよれになりながら切り抜けます。
そんな中でも、接近戦と鉛筆は忘れません。
目が離せないアクション、逸らすとあっという間にシーンは変わっています。
そしてパートナーである犬。
前作の紹介でもお話しましたが、この「ピットブル」という犬種は日本ではあまり見かけませんが、アメリカでは多く飼われそして処分される犬として知られています。
これは犬が悪いわけではなく、飼い主が悪いだけのこと。
ジョンの愛犬ピットブルは作中でとても賢い犬として出ますが、これは本当です。
もともと頭の良い犬種ですが、キアヌ自身が撮影以外でもスキンシップを取り、自然の姿なのでキアヌもワンコも凄い!
ジョン・ウィックの親友であり、家族であり、自分を映すものなのだと思います。
ホテルのフロントマンであるシャロンの言葉を聞いても、やはりそうなんだろうと。
目と目で会話をしているその姿もとても可愛く、シャロンも尊敬するジョンをピットブルに思いながらきっと預かって生活していたんだろうなと思うと、また嬉しくなります。
続編、チャプター3ではまた新たな犬たちが出て来るようで楽しみですね。
仲間・家族であり、もう1のような辛いシーンはないと信じます。
まとめ
絶大な人気を誇るキャラクターになりつつある…すでになっているジョン・ウィック。
3製作も当然ある、といったところで2019年全米公開予定。
次は組織の裏を描くようなので、視点が変わり楽しめそうです。
1、2、3と違って当たり前ではありますが、次は復讐劇ではないということかな?
凛子
ひっきー
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