映画さようなら、コダクローム|あらすじとネタバレ感想!ラスト結末は・・

今回はNetflixで配信されている「さようなら、コダクローム」という映画についてご紹介します。

コダクロームって何ですか?

ひっきー

凛子

コダクロームとはコダックが出していた写真のフィルムの名前です。

デジタルではなくてフィルムにこだわり続けた写真家のベンと息子のマットの物語です。

作品情報

あらすじ

疎遠だった父と息子が最後の旅を通して関係を修復していく姿を描いたNetflix製ロードムービー。

音楽プロデューサーのマットは、担当していた人気バンドとの契約を失いクビ寸前に追い込まれてしまう。

そんな矢先、彼のもとに父ベンの看護士だという女性ゾーイが訪ねて来る。

有名カメラマンのベンは末期がんに冒されており、自身が保管していたあるフィルムを現像するため、製造終了したコダクロームの最後の現像所までベンに連れて行ってほしいというのだ。

自分勝手で母に苦労ばかりかけていた父を憎むマットは、嫌々ながらもベンやゾーイと車で旅に出るが……。

(出典:https://eiga.com/movie/88968/)

キャスト

エド・ハリス(ベン)

米ニュージャージー州テナフライ出身。

舞台俳優としてキャリアをスタートさせ、78年の「コーマ」でスクリーンデビュー、ジョージ・A・ロメロ監督の「ナイトライダーズ」(81)で初主演を務めた。

「ライトスタッフ」(83)で脚光を浴び、「ジャックナイフ」(89)では、ゴールデングローブ賞の助演男優賞にノミネートされる。

「アポロ13」(95)と「トゥルーマン・ショー」(98)では、アカデミー助演男優賞の候補になった。

00年に「ポロック 2人だけのアトリエ」で監督デビュー。
同作では主演も務め、アカデミー主演男優賞にも初ノミネート。

「ビューティフル・マインド」(01)では諜報員役を好演し、02年の「めぐりあう時間たち」で3度目の助演男優賞にノミネートされた。


ジェイソン・サダイキス(マット)

アメリカ合衆国の俳優・コメディアン。

サタデー・ナイト・ライブのキャストメンバーでもある。

現在、カンザス州オーバーランドパークに在住している。


エリザベス・オルセン(ゾーイ)

2011年から本格的に女優として活動し、「マーサ、あるいはマーシー・メイ」と「サイレント・ハウス」に主演、前者の演技が高く評価される。

ハリウッド版「GODZILLA ゴジラ」(14)でヒロイン役に抜てきされ、マーベル映画「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」(15)ではスカーレット・ウィッチ役に起用、「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」(16)や「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」(17)にも同役で出演。

(出典:https://eiga.com/movie/88968/)

ネタバレ感想

みんなが忘れているものを思い出させてくれる作品です。

多分タイトルの「コダクローム」って何?って思った人が多いと思います。
私もその1人でした。

コダクロームってフィルムの名前なんです。

カメラにフィルムを入れて撮影した事ない人もいるかもしれませんね。

きっと若者ならそうでしょう。

今はスマホで簡単に写真が取れるから、カメラを使う人も少なくなってきています。しかもフィルムなんて、という感じですよね。

そんな現代の人に対してカメラマンのベンはこんなセリフを言います。

「今は写真を撮っている人はたくさんいる。でもみんな現像しない。だから後世の人達は、今の人の生活を写真で見ることはないだろう」

ハッとさせられるセリフでした。

確かに、スマホで撮った写真を現像する事はほとんどありません。みんなデータとして持っているだけですよね。

誰も現像しなくなったら、ベンの言う通り写真というもので過去を見ることはなくなるかもしれません。

物語は仲の悪かった親子が旅に出て、お互いの距離を縮めていくという物語です。

親子の絆を深める物語ではあるのですが、それよりも「なぜフィルムなのか?」というメッセージが込められているように思えました。

そして父親がフィルムにこだわる理由を旅を通して知った息子のマットは、父親を初めて理解できたのでした。

父親がこだわる古き良き時代のものは、音楽プロデューサーである自分の音楽への価値観とも繋がってきます。

フィルムが親子の絆を取り戻してくれたのでした。

何でも便利な世の中になってきて、効率を考えることが1番になってきています。

でも物語の中のベンもそうですし、この作品の監督もそうですが、フィルムは手間暇がかかるし大変だけど、だからこそ愛情をかけていい作品を生み出しているのでしょうね。

どこか懐かしさを感じる作品でもありました。

ココが見所

この作品はコダクロームというフィルムを現像できるお店が、カンザスにしかなくてそこに向かう物語なのですが、実際映画自体もコダックの35mmフィルムで撮影されているんです。

トロント映画祭で公開されたこの「さようなら、コダクローム」をNetflixが買って配信されるという形になりました。

だからせっかくフィルムで撮影されているのに、劇場で公開されないのはちょっと残念です。

でも劇場で見れなくても、フィルムで撮影された映像の美しさは伝わってきます。

ロードムービーなので、景色とかもかなり綺麗に映っていました。

あらためて、フィルムの良さに気付かされました。

まとめ

アメリカらしいロードムービで、さらにフィルムで撮影されていて、ストーリー自体もフォルムのお話という、ノスタルジックな作品です。

昔の時代の良さを感じることができる作品でもありました。

きっとフィルムは少なくなっていってしまうだろうけど、無くならないで欲しいなと思います。

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