異色のゾンビ映画。
「スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間 」
B級映画祭りである、未体験ゾーン2014で上映された作品です。
凛子
ひっきー
グロい怖いホラー映画ではないので、ゾンビ好きにはもちろん初心者の方にもオススメです!
作品情報
あらすじ
3日後も、私を愛してくれますか?
美しい女サマンサ。
言い寄る男は数多いが、彼女は女しか愛せないレズビアンだった。
しかし、恋人ニッキーの冷たい態度に悩んでいたサマンサは、ある夜のパーティーでヤケになり、見知らぬ男と関係を持ってしまう。
だがその翌朝から、彼女の身体に異変が起き始める。
性病に感染したと思い込むが、その症状はそんな生易しいものではなかった。
髪は抜け落ち、目は充血し、身体が腐り始めていく。サマンサは、なんとか症状を抑えようと奔走するが、その行動は周囲を巻き込み、思いもよらぬ事態へと転がり落ちて行く…。
DAY1:下腹部の激痛。
DAY2:頭痛、耳鳴り、局部の出血。
DAY3:充血する目、抜け落ちる髪。
(出典:http://www.albatros-film.com/archives/5540)
キャスト・監督
ナジャラ・タウンセンド(サマンサ)
1989年12月5日、 アメリカ・カリフォルニア州 サンタバーバラに生まれる。
君とボクの虹色の世界(2006)、トゥルー・ラブ(2008)、Wolf Mother(2016)などに出演。
キャロライン・ウィリアムズ(サマンサの母)
1957年3月27日 、 アメリカ・テキサス州 ラスクに生まれる。
1975年に『Smile』という映画の端役として出演。
その後もいくつかの映画へ出演してキャリアをスタートさせた。
1986年にデニス・ホッパーらと共演した『悪魔のいけにえ2』へ準主役として出演したあたりから知名度が上がり、それ以降も様々なテレビドラマや映画で活躍している。
エリック・イングランド(監督・脚本)
1988年2月23日 、 アメリカ・アーカンソー州 ラッセルビルに生まれる。
スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間 (2013)、5 FEARS/ファイブ・フィアーズ (2013)、アナーキー:無法集団 (2017)<未>を手掛ける。
ネタバレ感想
星の数ほどあるゾンビ映画の中でも異色の作品はいくつかあり、間違いなくその内の1本になりました。
3日かけてゾンビになるという斬新さで、公開前からかなり興味津々でした。
実際に観てみると、感染の仕方も良く、徐々に変化していくところはとても面白い。
よくあるゾンビ映画でも、仲間が感染したりすると少しずつ変化が起きることがありますが、なんといってもこの映画はそれだけに絞って作っています。
そのため、かなり細かい描写があり興味深いのです。
ヤケになって見知らぬ男性と関係を持つ、とこの男性が続編で重要な人物なんですが、本作でもその片鱗が出ています。
ちょっとしたことと思った出来事が、とんでもないことになってしまう。
お腹が痛い、頭痛もするし目がやけに充血する…。
その描き方もリアルで、何が何だかわからない不安や恐怖、人にも話せず何をしても悪化していく身体。
凛子
自分だけがそうなっていくことを直視したくなく、人を巻き込んだりするのも人間の嫌な部分ですね。
かなり悪化しているにも関わらず、自分に好意を持つ男性と関係を持つ。
その通り!続編の主役が彼です。
ひっきー
移すなんてなんてひどい。とも思いますが、サマンサも犠牲者ではあり悲しいものはあります。
そして来るラスト。
完全体になってどう終わるんだろう?と期待していましたが、最高のラストでした!
もう意識も何もなくなり、完全なるゾンビに変化してしまったサマンサを助けに近寄る母にガブッと。
最初の犠牲者が母であること、完成した!という興奮で終了する、ゾンビ好きにはもってこいの作品です。
まとめ
ゾンビ映画好きなら観ておきたい1本です!
凛子
ひっきー
原題は「CONTRACTED」
契約、請負などという意味で、実は深い。続編を観るとより分かります。
そしてその続編は「アフターデイズ・ボディ」。
本作のラストのシーンから始まり、主役はサマンサに恋をし、関係を持って感染してしまうライリー。
徐々になっていくところは同じ感じですが、感染源の話というところです。
単純に異色で面白いのは、このスリーデイズボディだと思うので、是非ご鑑賞を★
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