映画ムーンライト|あらすじとネタバレ感想!ラスト結末は・・

2016年に公開された「ムーンライト」はアカデミー賞で作品賞を含む3部門受賞した作品です。

アカデミー賞作品賞の発表で前代未聞の間違えがあったことでも話題となりました!

「ラ・ラ・ランド」と間違えたんですよね?

ひっきー

そうです。衝撃すぎる出来事であっという間に前回で話題になりました。

凛子

でも「ムーンライト」はアカデミー賞事件よりも、作品の内容自体でも話題になりました。

今回はそんな「ムーンライト」についてご紹介します。

作品情報

あらすじ

月明かりでお前はブルーに輝く

マイアミの貧困地域で暮らす内気な少年シャロンは、学校では「リトル」と呼ばれていじめられ、家庭では麻薬常習者の母親ポーラから育児放棄されていた。

そんなシャロンに優しく接してくれるのは、近所に住む麻薬ディーラーのフアン夫妻と、唯一の男友達であるケヴィンだけ。

やがてシャロンは、ケヴィンに対して友情以上の思いを抱くようになるが、自分が暮らすコミュニティではこの感情が決して受け入れてもらえないことに気づき、誰にも思いを打ち明けられずにいた。

そんな中、ある事件が起こり……。

(出典:https://eiga.com/movie/86100/)

監督・キャスト

ナオミ・ハリス(ポーラ)

ロンドン出身。母親はジャマイカからの移民。

2002年の『28日後…』でヒロインを務め、注目を集める。

2004年の『ダイヤモンド・イン・パラダイス』でハリウッド進出を果たし、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでティア・ダルマを演じた。

2016年、第19回英国インディペンデント映画賞でVariety賞を受賞。


マハーシャラ・アリ(フアン)

2001年よりテレビシリーズ『女検死医ジョーダン』に出演。

テレビシリーズ『4400未知からの生還者』ではリチャード・タイラー役で出演している。

映画『ベンジャミン・バトン数奇な人生』で全米映画俳優組合賞のアウトスタンディング演技賞にノミネートされた。


バリー・ジェンキンス(監督)

2008年の映画 “Medicine for Melancholy で監督デビューした。

作品は低予算・自主制作の長編映画で批評家の間で好評となった。

『ムーンライト』が自身2本目となる長編映画である。

(出典・https://ja.wikipedia.org/wiki/ムーンライト_(映画))

ネタバレ感想

凛子

「ムーンライト」は3部構成になっています。

1部:リトル

2部:シャロン

3部:ブラック

それぞれの時代に主人公が呼ばれていた名前で構成されています。

そしてそれぞれで主人公を演じている俳優さんが変わります。

子供の頃から、ひ弱でどこかなよなよしていたリトルは学校で「おかま」と言われていじめられていました。

しかし本人は「おかま」という言葉の意味すら分かりません。

2部ではリトルは高校生になりシャロンと周りから呼ばれていますが、相変わらずいじめは続いています。

そんな中シャロンに優しくしてくれる、親友ケヴィンに友情以上のものを感じ始めます。

ある晩ケヴィンと砂浜で話をしていたシャロンは少しずつケヴィンとの距離を縮め、キスをします。そして2人の距離は縮まります。

しかし次の日学校で、ケヴィンはイジメのリーダーにシャロンを殴れと言われます。

そしてケヴィンはシャロンを殴ってしまいます。

シャロンは次の日イジメのリーダーを突然殴り、警察沙汰になってしまいました。

そして3部では今まで細かったシャロンが体を鍛えてムキムキのマッチョで登場します。

まるで1部、2部のシャロンとは別人のようです。しかも仕事はドラッグを売っていて、見た目からしてもいかつく怖いです。

でもこれはシャロンは本当の自分を隠すためにやっていたのです。

ゲイであることがバレないように体を鍛えて、周りからバカにされないように男らしさを強調していたのでした。

そんなブラックが久しぶりに故郷に帰り、親友のケヴィンと再会します。

ケヴィンはブラックの変わりように驚きます。

ブラックはケヴィンに「お前は誰なんだ?」と問いかけられ、そして2人で話をしてやっと昔の自分を取り戻したのです。

それが1番ラスト、リトル時代に夜の海辺に立つシーンで表現されています。

本当に美しいシーンで感動します。

彼は本当に「月の光の中で青く輝いて」見えました。

ここが見どころ

監督のバリー・ジェンキンスはアカデミー賞で脚色賞を受賞した時にこんな風にスピーチしています。

私たちは自分を映す鏡がない人を支援します。』

これは、映画やドラマの中に自分と似たような人、共感できる人がいないという人達のために作品を作り続けますという意味の宣言だったんです。

「ムーンライト 」の主人公は黒人でゲイです。

今までなかなか映画の主人公にはなりにくい人物像でした。「ムーンライト」でバリー・ジェンキンスはマイノリティーの人にスポットを当て作品を作りました。

そんなマイノリティーの人達だって主役になれるということを示したのです。

「ムーンライト」は監督バリー・ジェンキンスや原作者の思いがたくさん詰まった作品になっています。

まとめ

アカデミー賞でのことがどうしても話題になってしまう「ムーンライト」ですが、作品にはとても深いメッセージが込められていました。

しかも映像がとても綺麗です。

月かかりや太陽や黒人の肌などがとても綺麗に映っていて、映像からも映画の美しさが伝わってきます。

まだ見ていない方は是非、綺麗な映画「ムーンライト」を見てください。

見終わった後、美しさを感じていると思います。

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