映画ザ・ウォール|あらすじとネタバレ感想!ジューバは実在の人物!

凛子

かなりドキドキ、心理戦が面白い映画です!
1体1で、敵が見えないんだよね~!それだけでもドキドキするね。

ひっきー

壁を挟んだ向こうにいる敵と戦う一人の戦士の話「ザ・ウォール」。

早速ご紹介しましょう!

作品情報

あらすじ

壁の向こうは、生存確率0%

2007年、イラク。

アメリカ兵のアイザックとマシューズは、想定外の場所から突然の銃撃に遭う。

マシューズはその場に崩れ落ち、アイザックは瓦礫の壁の背後に命からがら逃げこむ。

脚を撃たれ身動きが取れなくなったアイザックは助けを呼ぼうと無線を手にするが、そこから聞こえてきたのは”死神”としてアメリカから恐れられていたスナイパー<ジューバ>の声だった。

(出典:http://thewall-movie.jp/)

キャスト・監督

アーロン・テイラー=ジョンソン(アイザック)

1990年6月13日生まれ、イギリス出身。

幼少期から子役として映画・テレビに出演。

2006年に公開された『幻影師アイゼンハイム』でエドワード・ノートン演じる主人公の幼少期を演じて注目を集めた。


ジョン・シナ(マシューズ)

1977年4月23日生まれ、アメリカ出身。

WWEに所属しプロレスラーとして活動する。

WWE世界王者に15回、US王座に5度輝いたスター選手である。

過去の映画出演作には、『ネバー・サレンダー肉弾凶器』(2007)、『12ラウンド』(未)などがある。


ダグ・リーマン(監督)

1965年7月24日生まれ、アメリカ出身。

『キル・ミー・テンダー』(1994)で映画監督デビュー。

2002年に監督・製作を担当した『ボーン・アイデンティティ』が世界的ヒットを納め、一躍ハリウッドのスター監督となる。

その後、『Mr&Mrs.スミス』(2005)、『ジャンパー』(2008)、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014)など、大ヒット作品を次々に手がけた。

また『ボーン・スプレマシー』(2004)と『ボーン・アルティメイタム』(2007)では製作総指揮を務めている。

公開待機作にトム・クルーズと再びタッグを組んだ『アメリカン・メイド(原題)』がある。

ネタバレ感想

この心理戦と、緊張感に絶望感

壁だけが自分の楯であり、敵がどこにいるのかハッキリとは分からない。

後ろへ下がることも、前へ出ることも出来ない緊迫感。

唯一生き残っていたマシューズもやられ、1対1になってしまう。

瓦礫の中にいるはずと思っても、確信は持てない。

周りに横たわる遺体は全て頭部への1撃

これに気づいたとき、もう勝てる気がせず恐怖しかありません。

どこに動いても狙撃される。

アイザックは途中負傷しているので、その傷により気絶したり、無線を使おうとしたらアンテナだけが折れていたり。

もう絶望しかありません。

そんなときに、通信機から声が。

夢中で状況を伝え、応援要請をしますが、ふと気づきます。

どこにいるか知らせるように発砲せよと指示することと、相手の英語に訛りがあること。

これは今まさに壁の向こうで戦っている「スナイパー」。

名前や階級、状況など全てをここで伝えていて、これがラストに繋がります。

問い詰めると相手は認め、会話をしようと持ち掛けます。

話をすることを拒むと、アンテナはわざと撃った、負傷した傷は動脈を狙った、水筒は脱水症状を引き起こすために撃った、スナイパーはそう話します。

先は絶望しかないアイザックは、少しずつ話をします。

これも、実は全て考えられていたこと。

アイザックはこのままではと意を決して遺体の持つ荷物を取ります。

アンテナが生きていて、受信が出来る!

受信は出来るものの送信することは出来ず、会話が聞こえて来ます。

それはなんと、スナイパーが自分を装い部隊を撤退させていたのです。

この頭の良さはまだ続き、救助隊は近くにおびき寄せ狙撃していました。

少しずつ話をさせたのは、この通信のため。

アイザックはある程度位置を把握し、一か八かで壁を壊し、自分への狙撃をさせ場所を特定する作戦に出ます。

場所がわかり反撃、そして静けさが。

救助ヘリが到着し、飛び立つとどこかから狙撃され墜落します。

そして、無線の声が…

このスナイパーは、同じやり方で少しずつおびき寄せ、狙撃を繰り返していたのです。

全く同じことを繰り返していたと思うとゾッとします。

この映画は動きがなく面白くないという意見があるようですが、そもそも心理戦であり動ける状況ではないので激しいアクションや銃撃戦など期待する作品ではありません。

異色の作品なので、是非1度観てみてください!

ココが見どころ!

見どころはもちろん「心理戦」。

見えない相手と無線だけで探り合う。

このジューバは実在する人物で、そう考えるとかなり怖い。

そして、この主役であるアイザックの、アーロン・テイラー=ジョンソン。

映画ファンならきっと見た事があるはずです。

が、パッと見では同一人物と分からないかもしれません。

彼の出世作は、「キック・アス」。

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロンにも出演、ノクターナル・アニマルズではもう全くの別人です。

変幻自在とはこのことかと言う程の変わりようです。

また更に凄いことは、体形の変化で変えるのではないこと。

太ったり痩せたりはよくあり、これも凄いことではありますが、それほど体型も変わらず特殊メイクをしているわけでもないのに、違う人に見える。

出ていると知って観たはずなのに、あれ?そういえばどこに出てたのかな?…えー!そこ!?の衝撃。

まとめ

ジューバが有名になった理由は、アメリカ軍兵士を次々と狙撃する動画を自らインターネットに投稿したこと。

その過激性で注目を集め欧米諸国を震撼させた人物として、イラクの若者からはヒーローと崇められる程でした。

しかし、未だその存在や遺体などの確認も出来ておらず、行方不明のままというところもまた謎です。

凛子

それも踏まえて観てみると、より興味が出るかもしれませんね。

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