映画ゴーストシップ(2003)|あらすじとネタバレ感想!ラスト結末は・・・

凛子

2003年1月11日日本公開のホラー映画。
色々な要素の入った面白い作品ですよ!

ひっきー

序盤の強烈なシーンでやめると勿体ないので観てくださいね~。

作品情報

あらすじ

西暦1962年5月、アメリカへ向けて出航したイタリアの豪華客船アントニア・グラーザ号が突如消息を絶った。

それから40年後、ベーリング海沖を漂流している謎の船が発見される。

船のサルベージ依頼を受けたアークティック・ウォリアー号のクルー達は現地へ急行、船内へ潜入したところ様々な怪奇現象に襲われる。この船こそが以前に消息を絶ったアントニア・グラーザ号だったのだ。

(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/)

キャスト・監督

ガブリエル・バーン(マーフィー)

アイルランドのテレビシリーズで役を掴み、人気を博した。

ダブリンの舞台に立っていたところを映画監督のジョン・ブアマンに見出され、1981年の『エクスカリバー』で映画デビュー。

1993年の『父の祈りを』ではプロデューサーを務めている。

また、近年ではブロードウェイの舞台にも立っている。


ジュリアナ・マルグリーズ(エップス)

1994年からテレビシリーズ『ER緊急救命室』に看護婦長キャロル・ハサウェイとしてレギュラー出演し2000年まで出演した。

2009年の『グッド・ワイフ』では、主人公の女性弁護士の役を射とめ、高度な専門職と主婦の立場との間の葛藤を演じ、2009-10年度のゴールデングローブ賞のテレビ主演女優賞(ドラマ部門)を受賞。

また、この作品のプロデューサーとしても名を連ねている。

(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/)


スティーヴ・ベック(監督)

13ゴースト(2001)、ゴーストシップ(2002)と2本監督として製作している。

ネタバレ感想

展開の早さが心地よく、映像やゴーストも様々で面白い。

内容はシンプルだけど、どんでん返しには驚きます。

ゴーストのキャラクターも背景がわかりやすくて良く、感情移入出来るものもいたり。

幽霊屋敷というベースの作品はたくさんありますが、本作は船なのでまた雰囲気も違い独特なジメッとした感じがします。

悪魔系やゴーストもそうですが、徐々に姿を現すところがじわじわくるところですよね。

一人ずつがゴーストに出会っていく様も面白く、出会うべくして出会う相手といった感じ。

船長が船長に会うシーンの見せ方は秀逸。

もうひとつは、グリーアが真っ赤なドレスを着た歌手と出会うシーン。

悪魔というものは、人の隙をついてくるもの。

グリーアの場合は「誘惑」。

朽ちた物が全て元に戻り、パーティーで女性に出会う。

このシーンは時代を感じるCGではあるものの、圧巻です。

終始、やっぱり「見せ方」でこんなにもシンプルなものがワクワクゾクゾクするように作れるんだと実感出来る作品です。

それが際立つところは、中盤のエップスが少女のゴーストであるケイティに、何が起こったのか全てを見せられるシーン。

船は乗っ取られたもので、皆殺しだったということが分ります。

そこには金塊があり、それを目的として入り込み、最終的に仲間も全員殺害し生き残った一人のその男こそ、今回依頼して来たフェリマンだったのです。

さらに驚きは、このフェリマン「人間ではなかった」のです。

これは中盤に少しずつ分かるようなシーンがあるのですが、初回は分からない。

そしてエップスが見た船での出来事でフェリマンが残っている、ということは何年生きているのか?

生きているのではなく、「悪魔」であり悪い魂をサタンに送る仕事をしている

悪の魂で船をいっぱいにして捧げることが使命であり、良い魂は道ずれになり送られることはないが船から出られないといった内容です。

そのため、助けようとするゴーストと死に追いやるゴーストがいるのです。

なんとか生き残ったエップスは、船に爆薬を仕込みフェリマン共々爆破させ逃げる。

そして生き延び、タンカで運ばれるその前を金塊の入った箱をゴースト達が運び出し、その後ろにはフェリマンが。

これから先、またこの金塊を使って悪の魂を持つ者を船に誘導することがわかるラスト。

ということは、フェリマンも乗っ取りで死亡しサタンにとらわれている。

まとまりも良く、面白い作品です。

ココが見どころ!

製作にロバート・ゼメキスが参加しています。

この名前を聞いた時点で、ファンタジー要素があると思いませんか?

その通りで、ホラー映画の中でも何故かそう思わせる映像美があります。

この作品を製作しているのはロバート・ゼメキスと映画プロデューサーであるジョエル・シルバーで立ち上げたホラー映画専門の製作会社である「ダーク・キャッスル・エンターテインメント」。

そのため参加しているのは当然であり、本作を監督したスティーヴ・ベックの「13ゴースト」も同じくダーク・キャッスル製作なのでそちらもファンタジー的な要素が見られます。

ホラー、ミステリー、ファンタジーと様々なものがあり、この船の謎を解き逃げることが出来るのか?

ハラハラドキドキもあり、幻想的でもあり、どんでん返しもありで面白い。

まとめ

冒頭の惨殺シーンはかなりインパクトが強く衝撃的ですが、そこでやめてはいけません。

ホラー映画が苦手な人でもそのシーン以外は観られる作品です。

色々な意味でドキドキするので、みんなで観ても面白いかもしれません。

凛子

現実か幻覚か、観てみてくださいね!

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