凛子
ひっきー
全世界のオタクへ愛のこもった作品です。
作品情報
あらすじ
2045年。
多くの人々は荒廃した街に暮らす現実を送っていたが、若者たちには希望があった。
それはVRの世界、「オアシス」。
そこに入れば、誰もが理想の人生を楽しむことができる。
ある日、そのオアシスの創設者、ジェームズ・ハリデーが亡くなり、彼の遺言が発表された。
“全世界に告ぐ。オアシスに眠る3つの鍵を解いた者に全財産56兆円と、この世界の全てを捧げよう”。
突然の宣告に世界中が湧き立ち、莫大な遺産を懸け争奪戦が始まった。
(出典:http://wwws.warnerbros.co.jp/readyplayerone/)
キャスト・監督
タイ・シェリダン(パーシヴァル/ウェイド)
14歳のとき、テレンス・マリック監督の米アカデミー賞ノミネート作品『ツリー・オブ・ライフ』(11)で幸先のよいデビューを飾った。
本作に続き、インディペンデント作品『Friday’s Child』(18/共演:イモージェン・プーツ)に出演。
同作は、2018年度SXSW映画祭でプレミア上映された。
オリビア・クック(アルテミス/サマンサ)
主人公を演じるAmazonプライム・ビデオ放送の新シリーズ「Vanity Fair」(18)の撮影を終えたばかりである。
同シリーズは、ウィリアム・メイクピース・サッカリーによる1847~48年の小説「虚栄の市」(岩波書店刊)に基づいている
2018年、ダン・フォーゲルマン監督の待機作『Life Itself』(共演:オスカー・アイザック、オリビア・ワイルド)で主演する。
スティーブン・スピルバーグ(監督/製作)
業界で最も成功を収め、影響力のあるフィルムメーカーのひとり。
2015年に設立したアンブリン・パートナーズの会長を務めている。
パーティシパント・メディア、リライアンス・エンターテイメント、エンターテイメント・ワン、アリババ・ピクチャーズ、ユニバーサル・ピクチャーズと提携し、コンテンツ制作会社を率いている。
(出典:http://wwws.warnerbros.co.jp/readyplayerone/)
ネタバレ感想
この作品は40~50代のオタクをターゲットに絞ってるのかと思うほどに、80年代ポップカルチャーをふんだんに取り入れた内容です。
音楽にキャラクター、ゲームに数え切れない隠れキャラ。
最高過ぎて鳥肌ものです。
スピルバーグ監督といえば、常に先をいく先駆者であり、そのアイデアはいまだ健在だと知らしめたようなもの。
過去にはジュラシックパークでCGの革命を起こし、今回もまた今までに観た事のない映像を見せてくれました。
興行収入もかなりのもので、2008年に公開された「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」の記録を更新し、自身監督作品の中でも最高のものとなった。
原作は、アーネスト・クラインの「ゲームウォーズ」。
このアーネストもメガギークと呼ばれるオタク中のオタク。
自身でも筋金入りだと公言しています。
今回の映画化権の収入で、バック・トゥ・ザ・フューチャーのデロリアンを購入し、ゴーストバスターズのアレンジを加えたほど。
彼は1972年生まれなので、まさしく世代ですね。
自分が大好きな世界を小説として書き、それを完全に再現出来るであろう得意分野のスピルバーグが監督し、もう期待しかない映画。
この映画のタイトルも秀逸で、「さぁ、いくよ。準備は出来てるね?」という感じ。
日本ではカタカナ表記になるのは仕方ないと思うけど、今一つ伝わらずやはり勿体ないです。
VRの世界オアシスに隠された鍵を探すゲームであり、映画が始まったときからもう釘付け間違いなし。
そこではなりたい自分になれる、全てバーチャルの世界でありフォルムもそれぞれ。
だからこそ、隠れキャラが満載出来るのです!
フレディにジェイソン、チャッキーにサンリオキャラ。
終盤のガンダムには歓喜です。
ガンダムファンでなくとも、ここに出て来ることに喜びを感じます。
おいおい、トシロウ何やってんの!なんで動かないの?!と観客も思っていたところに、「俺はガンダムでいく」この言葉、当初英語だったものを監督がその場で日本語に変えたのです。
スピルバーグ監督は親日で有名ですが、原作者もそうであり、今回の日本愛が溢れているのも感じられます。
ゲーム内のキャラクターも良く、それを操る実際のキャラクターもまた良い。
スピルバーグ作品は、シリアスな物は別として、とても分かりやすいことも好きな所です。
悪いヤツはあいつで良いヤツが集まり戦う、裏切りなどもなく情に厚い。
またオアシス創設者のイメージも良く、キャスティングも完璧。
仲たがいしてしまい、唯一信頼できるパートナーと縁を切っていしまったことをずっと悔いていたのも心に染み入るところで、それを最後の最後に選択としてもってくるなんて感動です。
こういう仲間の熱い絆を純粋に描くのはスピルバーグ監督が1番じゃないかと思います。
コントロールしていた実際のメンバーたちのキャスティングもバッチリで、何の違和感もありません。
どころか、ハマり過ぎてニヤニヤします。
めちゃめちゃ強く恐れ知らずで優しいエイチは女性!
これがまた、なんだかハマって爽快です。
最高の盛り上がりがくるのは、やはり終盤の戦い。
ここで来る「ガンダム」に涙することでしょう。
こんなにも盛沢山すぎる豪華な時間を過ごした上、更にどんでん返しが待っており、重要なところで導いてくれていた案内人がまさかの創設者ジェームズのパートナーであるオグデン!
もう感動と歓喜に思わず声が出ます。
ココが見どころ!
はじめのレースに登場するAKIRAの金田のバイク。
ジュラシックにキングコング、マッドマックスにデロリアン、はじめから最高。
壮大な世界を現実に映像としてみせる技術は本当にすごい。
これは普通の2Dだけでは絶対に後悔すると思い、IMAXのシアターまで足を運び2度目の鑑賞をしました。
大正解で、IMAX3D、もう一緒に体感しているようでした。
そして映画ファンが更に歓喜するのは、スタンリー・キューブリック監督作品の名作「シャイニング」。
同じく有名なのが、原作者であるスティーヴン・キングが映画に対し大批判しているということ。
原作とかなり違う内容であることに激怒し、猛烈に批判。
これを持ってくるのがまた熱くさせます。
まとめ
凛子
ひっきー
DCコミックのヒーローたちもたくさん出てきます。
名作のセリフだけ使っていたり、ほんの一瞬出て来るだけなど、一体なんの挑戦なんだ!と思いきや、好きな物いっぱい出演させるぞ!と自己満足の世界なのか…。
こんな最高の作品をみせてくれたことに感謝しかありません。
スピルバーグ監督は、この作品は数多くの作品を作った中で3番目に難しかったと言っています。
続編は出来るでしょうか…?出来ることになったら、ウルトラマンを出したいそうです。
…やっぱり最高。
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