映画 武器人間|あらすじとネタバレ感想と評価!ラスト結末は・・

2013年11月2日に公開された「武器人間」。

その手の映画が好きな人には、このタイトルでやられると思います。

凛子

いい意味ですよ~。マニア受け間違いなし!
パッケージの印象通りの映画といった感じですね。

ひっきー

原題は「Frankenstein’s Army /Army of Frankenstein」

フランケンシュタインの軍隊。

とっても楽しいマニア向けR15指定のアクションホラー映画をご紹介します!

作品情報

あらすじ

第二次世界大戦末期。ナチス率いるドイツは敗色が強まっていた。

ドイツ占領下に踏み込んだソ連の偵察部隊は、何者かによって大量虐殺が行われた痕跡のある古い教会を見つける。

建物の地下へ歩を進めると、そこには通路が迷路のように張り巡らされ、研究室が広がっていた。

そこは、フランケンシュタイン博士の末裔が人間の死体に機械を組み込み不死身にした、武器人間を製造する工場だった……。

(出典:http://www.kinenote.com/)

キャスト・監督

カレル・ローデン(ヴィクター・フランケンシュタイン)

チェコの俳優。チェスケー・ブジェヨヴィツェ出身。

祖父の代からの俳優一族に生まれ育つ。プラハ芸術アカデミーに学ぶ。

『15ミニッツ』以降、ハリウッド映画への出演も増えたが、現在もプラハに在住している。

ハリウッド映画では、ロシア人など東欧系の悪役を演じる事が多い。


ルーク・ニューベリー(サシャ)

7歳の時初めてエージェントと契約し、11歳でミュージカル『The Secret Garden』でコリン・クレイヴンの役を演じた。

2013年、BBC Three 超自然ドラマ『ゾンビ・アット・ホーム(英語版)』で主演した。

2014年にのBAFTA TV Awardの最優秀主演男優(シリーズ1) としてノミネートされ、同じ年に同局でシリーズ2が放送された。

(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/)


リチャード・ラーフォースト(監督・原案)

1971年 オランダ ロッテルダムに生まれる。

1995年短編映画「Zombi 1」、2012年同じく短編ドラマ映画「The Rocketeer」がある。

長編映画は本作がデビューとなった。

ネタバレ感想

魅力的なマッドサイエンティストがまた一人増えました。

タイトルから、「ムカデ人間」を想像させますが、人と人を接合するのではなく、人を武器に変える…武器を持った人を造る…もう人自体が武器です。

人間に様々な機械を合体させるという、今までにありそうでないもの。

そして、フランケンシュタインの末裔というのも興味をそそる設定です。

ソ連軍がナチス・ドイツの占領地へと向かい、古びれた建物に遭遇。

不気味な地下へ入ると、そこには見たことのないロボットのような何かが襲ってくる。

実は、その場所へ行ったのは仲間の一人が仕組んだことであり、裏の命令は地下で実験をしている博士を連れ帰ることだったのです。

展開の早さも良く、ホラーマニアのR指定を裏切らない残虐性

ハンニバルならぬ、やたら脳が出てきます。

一体何が起こっているのかと観ている側はワクワクしながら進み、色んなタイプの機械がどんどん出て来ることに更に興奮します。

一生懸命働くロボが可愛く見えてきたり、博士のキャラクターもキャスティングも最高で、博士すら好きになってきます。

これは何が行われているのかを記録するためにカメラを回しているという、モキュメンタリー。

ファウンド・フッテージの手法ですが、たまに画像が乱れる演出はあるものの、他はとても綺麗で観やすくストレスがありません。

POVはやたらブレまくりで気分が悪くなるだけだとか、画像が悪すぎて内容がよく入って来ないなどあるあるですが、本作はかなり優秀です。

ラストで博士が死んでしまうのは勿体なかったとは思いますが、このフィルムを持ち帰り英雄になった一人の兵士が映るのがまたなんとも皮肉な感じで、これはこれで良いかもしれません。

同じ趣味の友達がいるなら、一緒に観ると楽しめます。

ココが見どころ!

見どころはもちろんこの「武器人間」。

造形が面白く、もはやアートの世界。

個体には名前もついていて、一体一体のキャラクター設定がきちんとされています。

日本の国旗を背負ったジャパンヘッドや、R2D2を思わせるポッドマン。

そして人気の高いモスキート。

その名の通り、見た目は巨大化した「蚊」のようで、ほぼ無敵。

博士の指示に忠実に従い、博士がいなくなったときには目の前の全ての物を破壊するように暴走モードが設定されていたり、修理が必要と判断したら戦わず博士の元へ帰る設定や、実は細かく決められているのです。

進むにつれて、こんなに出て来るのかと感心します。

そして一体ずつ愛情が込められている気がしてきて、なんだか可愛く見えてきます。

独特な世界観を出す音楽もバッチリです。

まとめ

一部に大人気!という作品のひとつ。

狂気のマッドサイエンティストファンには欠かせない映画になりました。

ムカデ人間と同じ配給会社なので、話題づくりに人間シリーズを作ったようにしただけで関係ありません。

両方狂気の沙汰ですが、こちらの方が可愛いのでオススメです。

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