前作「ジュマンジ」は1996年3月20日に日本公開された作品です。
もとは1982年に発表された絵本。
凛子
ひっきー
ゲームオタクに贈る「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」ご紹介します!
作品情報
あらすじ
1996年、父親がビーチで偶然拾ってきたボードゲーム「ジュマンジ」に、高校生の息子は古くさいからと興味を示さない。
ある夜、ジュマンジの箱から太鼓の音が響き、息子は箱の中にテレビゲームのカセットを見つける。
そのカセットをマシンにセットすると―。
そして現代。4人の高校生が学校で居残りとなっていた。
地下倉庫の片付けを言い渡された彼らは、そこで古いテレビゲーム「ジュマンジ」を発見する。
(出典:http://www.jumanji.jp/about.html)
キャスト・監督
ドウェイン・ジョンソン(スモルダー・ブレイブストーン博士)
1972年、アメリカ・カリフォルニア州ヘイワード生まれ、ハワイ育ち。
ザ・ロックのリングネームでWWEのプロレスラーとして活躍。
2001年に「ハムナプトラ2/黄金のピラミッド」で映画デビュー。
その後、世界的大ヒットの「ワイルド・スピード」シリーズでは、ルーク・ホブス役として4作品連続出演。
ジャック・ブラック(シェリー・オベロン教授)
1969年、アメリカ・カリフォルニア州サンタモニカ生まれ。
ジョン・キューザック出演「ハイ・フィデリティ」(00)で、オタクなレコード店員を好演し大ブレイク。
その後、主演映画「スクール・オブ・ロック」(03)が全米No.1の大ヒットを記録。
(出典:http://www.jumanji.jp/about.html)
ジェイク・カスダン(監督)
アメリカ合衆国の映画監督、俳優。
1998年にサスペンス映画『ゼロ・エフェクト(英語版)』で監督デビュー。
数本の映画監督を務めた他、ジャド・アパトーと共にテレビシリーズ『フリークス学園』ではプロデューサーと数エピソードを手がけ、『Undeclared(英語版)』では監督を務めた。
また、舞台でも監督を多数務めている。
ネタバレ感想
この作品は前作のファンタジーだけではなく、完全にゲームオタクに向けて作っているであろうポイントがたくさん出てきます。
ゲームが好きな人や小さい頃にゲームをやっていた人なら、笑いどころ満載です。
そして、前作「ジュマンジ」を観ていなくても楽しめますが、観ている方がより楽しめます。
まずジュマンジを発見するところが海岸であることから、間違いなく前作からの続きだと分かり、ここですでにテンションが上がる。
持ち帰り息子のアレックスに渡したものの、このジュマンジは「ボードゲーム」。
今の時代ボードゲームなんてやらないよ、と見向きもしないところもまた面白い。
そしてなんと寝ている間にゲームが進化し、カセットに!
ゲームを開始したアレックスは行方不明になってしまいます。
それから時は過ぎ、20年後の現在。
4人の高校生は居残りで地下室の掃除を命じられ、そのときにジュマンジを発見。
プレイして中に入ってしまいます。
このゲーム内容を現代の仕様にしたことも見事で、キャスティングも完璧です。
オタクがムキムキ、ナルシストの美人が冴えないおじさん、内気な女の子はタフな美人、身体も大きく気の強いアメフト選手は小さい学者に。
この設定もゲームでは初めにどのキャラクターで行うかを選ぶところから持ってきていて、中に入れば必然的に自分になるわけで。
この変わりようがたまらなく面白いんです。
見た目はそうでも、中身はコントロールしている自分であるところ。
ドウェイン・ジョンソンの可愛さときたら、もうNo.1です。
今回はサイコロもないので、如何にしてゲームをクリアするかがストーリー。
ライフが3回というドキドキ感も良く、3回失敗したら本当に自分がいなくなると思うとハラハラします。
ゲームの世界にやってきたときに出会い、実はキーパーソンであるゲームの案内人ナイジェル。
同じことを何度も言う、これがまたゲームのあるあるで面白過ぎます。
まさしくこれは、ゲームの中に入ったんだと実感もします。
ナイジェルに「欠けたピースを探せ」と言われ、探しに出たところ敵に襲われこれこそが「ヴァン・ペルト」。
ヴァン・ペルトと言えば、前作でとんでもなくしつこく追いかけてくるやっかいな天敵でした。
現代になるとこんなに進化するのかとこれもまた驚きと笑いです。
なんとか力を合わせながらクリアしつつも、また敵に囲まれ絶体絶命のピンチでアレックスに出会います。
後に、このアレックスが20年前に行方不明になったあの少年だと気づく。
お互いにショックを受け、現実を受け入れるしかないとここで欠けたピースとはアレックスのことだと理解します。
これは5人でクリアするべきゲームなんだと。
この展開に映像にストーリー内容と、どれを取っても最高です。
ラストは壮大な舞台をバックにチャレンジし、ギリギリのところで全員クリア。
思わずスタンディングオベーションしたいぐらい、ヤッターー!!です。
締めくくりの元の世界へ帰って来たあとの展開が、前作より今作の方がより良くなったと思います。
戻った4人はアレックスが心配で自宅に向かうと、そこには綺麗に飾られた家が。
アレックスが行方不明になったあと、父親は何も手につかずゴーストハウスのようなありさまになっていたので、アレックスも戻っていると気づきます。
そこへ車がやってきてアレックスが下りてきます。
自分達のことを覚えているのだろうか…と観客も一緒に思わせて、4人と出会ったアレックスは結婚して子供が出来、命の恩人の名前をつけたんだと話します。
実はゲームの終盤で、アレックスは最後のライフをなくしかけ、そのとき救ったのが「ベサニー」。
娘の名前は「ベサニー」なんだ、と。
これだけ笑わせてくれて、こんなに感動させるなんて本当に最高のファンタジー映画です。
ココが見どころ!
ゲームならではのキャラクターやヒントを元にクリアしていく様子など、そうそう!こんなゲームあった!と思わせます。
キャラクターが秀逸で、はじめから仲良しグループではないことも重要です。
ぶつかりながらも助け合い、最終的には固い絆で結ばれる仲間達。
観ている間、完全に入り込めるCGとゲーム内容。
前作から引き継いでいるものもファンにはたまらないところで、太鼓の音を聞くだけで胸が高まります。
ヴァン・ペルトもそうですが、アレックスが隠れていた場所は「アラン・パリッシュの隠れ家」。
アラン・パリッシュとは、前作の主役であるロビン・ウィリアムズが担当した役の名前。
壊さずまとめて進化させた今作は続編としても最高です。
まとめ
一人でも友達とでも家族とでも、みんなで楽しめる娯楽映画とはこのことです。
前作のジュマンジのように、何年経っても愛される作品になること間違いなし!
凛子
ひっきー
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