映画ミッション:8ミニッツ|あらすじとネタバレ感想!ラスト解説も・・・

凛子

「ミッション:8ミニッツ」の監督ダンカン・ジョーンズの父親は実はデヴィット・ボーイなんです。
知らなかった!!

ひっきー

父親の名前を出さずに活動している監督なので、知らない人も多いかもしれません。

今回はそんなダンカン・ジョーンズ監督の「ミッション:8ミニッツ」をご紹介します。

作品情報

あらすじ

シカゴで乗客全てが死亡する列車爆破事件が発生。

犯人捜索のため政府が遂行する極秘ミッションに、米軍エリートのスティーブンスが選ばれる。

事故犠牲者の事件発生8分前の意識に入り込み、その人物になりすまして犯人を見つけ出すという作戦で、

必ず8分後には爆破が起こり元の自分に戻るスティーブンスは、何度も「死」を体験するうちに次第に作戦への疑惑を抱きはじめる。

(出典:https://eiga.com/movie/56216/)

キャスト・監督

ジェイク・ギレンホール(コルター)

1991年の「シティ・スリッカーズ」で主演ビリー・クリスタルの息子役で映画デビュー。

99年の青春ドラマ「遠い空の向こうに」の主演で脚光を浴び、「ドニー・ダーコ」や「デイ・アフター・トゥモロー」で注目度が高まる。

カウボーイ同士の愛を描いた「ブロークバック・マウンテン」でアカデミー助演男優賞にノミネート。

映像専門パパラッチを演じた「ナイトクローラー」では14キロ減量、ボクサーを演じた「サウスポー」では21キロ増量するなど、徹底した役づくりにも定評がある。


ベラ・ファーミガ(グッドウィン)

ウクライナ系アメリカ人。

シラキュース大学スクール・オブ・パフォーミング・アーツで演技を学び、96年にブロードウェイ公演「Taking Sides」でデビューする。

ヒース・レジャーと共演したTVドラマ「Roar」や、映画「リターン・トゥ・パラダイス」で活動の場を広げる。

「Down to the Bone」でサンダンス映画祭の特別審査員賞とロサンゼルス映画批評家協会賞の女優賞を受賞し、「マイレージ、マイライフ」でアカデミー賞やゴールデングローブ賞の助演女優賞に初ノミネート。


ダンカン・ジョーンズ(監督)

ロック歌手デビッド・ボウイと女優アンジェラ・バーネットの間に生まれる。

9歳のとき、両親が離婚、父の元で生活する。

バンダービルト大学で哲学を専攻。「ハンガー」の撮影中の父を訪れた際トニー・スコット監督に触発され、ロンドン・フィルム・スクールに入学、卒業後は短編映画を手がける。

広告業界でフリーランスの監督としてキャリアをスタートさせ、ファッションブランドのCMが高く評価を受けたほか、コンピューターゲームの製作やミニオペラの作詞などさまざまな分野で活躍。

09年、「月に囚われた男」で長編監督デビューを果たし、ハリウッドでも注目を集めている。

(出典:https://eiga.com/movie/56216/)

ネタバレ感想

SF映画というジャンルに収めるだけではちょっと違うなと感じる作品が、この「ミッション:8ミニッツ」です。

最初はSF的展開で物語は始まるのですが、そこからは何が起こっているのか分からないホラー的要素や謎を解いていくミステリー要素、さらにサスペンス要素を織り交ぜて、ラストにはヒューマンドラマ、ラブストーリーの展開が待っているという、あらゆるジャンルに俗しています。

低予算で製作されながら、大ヒット作品となったのは、そんなたくさんの要素を詰め込みながら、見ている人が先が読めない、ラストが想像つかない展開だったからだと思います。

陸軍でアフガニスタンで任務遂行中だったコルターは、目が覚める知らない電車に乗っていました。

さらに前に座っていた女性からは「ショーン」とと呼ばれます。

窓に写る自分の顔も知らない人の顔に見えたコルターは慌ててトイレに立ちます。

そこで鏡に写った顔は全く知らない人でした。ポケットにあったIDにはジョーン・フェントレスと言う名前の教師でした。

訳が分からず戸惑っているコルターの元に心配そうに前に座っていた女性クリスティーナーがやってきます。

コルターが状況を聞こうとした時、突然電車の中で爆発が起こったのでした。

爆発の後目を覚ましたコルターは狭く暗い場所で目を覚まします。
目の前にあった画面に映っていたグッドウィンという女性から「爆弾は見つかった?」と聞かれます。

状況が読めいないコルターは何が起きているのか聞きます。

グッドウィンから「テロが起こるから電車の中の怪し人物を探し、爆弾のある場所を見つけて」と言われまた電車の世界に戻されたのでした。

何が起きているのか分からないコルターですが、なんとか電車内に仕掛けられて爆弾を見つけます。

そこで時間切れでまた爆弾が爆発してしまい、気がつくと暗く狭い場所に戻っていました。

状況を説明しろというコルターに、グッドウィンの上司は説明します。

コルターはアフガニスタンで負傷し瀕死の状態になっていて、彼の意識を電車の爆発で死んだシェーンという男性に同期しており、8分間だけ同期できるということでした。

そしてこれは軍はすでに了承済みでコルターが犯人を突き止めない限り、ミッションは終わらないということでした。

自分の状況がいまいち掴めない中、コルターは必死に犯人を探すために何度も8分間の世界に戻るのでした。

ココがポイント

何度も何度も電車の中に戻され、犯人を探すコルターですが、次第に見ている側もコルターと一緒に犯人を探しています。

コルターが多くの人を疑うように、電車の中に乗っている人みんなが怪しく思えてきます。

そしてまた何度も電車に戻されるうちに、コルターは電車の中の人物に感情を覚え始めます。

電車の爆発で死ぬ彼らを助けたいと思うようになって行きますが、過去に起こったことは変えることはできません。

前半は謎解きをしながら物語は進みますが、後半は人間同士の繋がりについて描いている作品で、1本の映画の中で色んなジャンルの映画を楽しむことができます。

まとめ

主人公コルターの視点になって一緒に緊張感を持ちながら犯人を見つけるまでは、とても手に汗握る作品にっなっています。

そして犯人が見つかってからは、コルターが電車内の人達を笑顔で死ぬようにする様子がとても心打たれます。

1本の作品でハラハラする緊張や大きな感動も感じることができる作品です。

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