凛子
ひっきー
ドーピングに関してドキュメンタリーを撮影しようとしていた監督でしたが、撮影を進めて行くうちに思わぬ事件が起きてしまいます。
後半はハラハラする展開が待っています。
作品情報
あらすじ
自転車選手でもある監督のブライアン・フォーゲルが、
スポーツ界におけるドーピング検査の有用性検証のため、
自ら薬物を摂取してドーピング検査を通過できるか実験をしようとしたことをきっかけに、ロシアの専門家グリゴリー・ロドチェンコフと知り合う。
しかし、ロドチェンコフがロシアの国家主導によるドーピング計画に関与していることが明らかになっていき、
事態はフォーゲルにとっても思いがけない方向へと進んでいく。
(出典:https://eiga.com/movie/88129/)
監督・出演者
ブライアン・フォーゲル(監督)
グレゴリー・ロドチェンコフ(出演者)
(出典:https://eiga.com/movie/88129/)
ネタバレ感想
(「ドキュメンタリー」)ドキュメンタリー作品が明かしてきたロシアによる国家ぐるみのドーピングに関する衝撃の告発、Netflixオリジナル作品『イカロス』 / “ロシア版スノーデンが告発「プーチン大統領もドーピングを了承した」(松…” https://t.co/XUstyFv8L8
— paravola (@paravola) 2018年3月18日
このドキュメンタリー「イカロス」は後半はかなりドキドキする展開となっています。
監督もプロデユーサーも予期せぬ展開が次々と起こります。
だからこそ、すごいリアルなドキュメンタリーになっていて、恐ろしさを感じてしまいます。
実は監督は自転車レースに参加するほど自転車が大好きな人でした。
伝説のロードレーサーのアームストロングのファンでもありました。しかし彼がドーピングをしていたことが分かったため、かなりショックを受けたのです。
そこでドーピングしたらレースに優勝できるのか?
ドーピングはバレないものなのか?
ということを実験するために、ドキュメンタリーの撮影を始めます。
しかしこの実験が後に、すごい事件に巻き込まれてしまうのです。
監督であるブライアン・フォーゲルはアメリカのオリンピック機関に協力を求め、ドーピングを行うようにしますが、断られてしまいます。
そしてその機関からロシアのグレゴリー・ロドチェンコフを紹介されたのでした。
グレゴリー・ロドチェンコフはロシアのアンチドーピング機関の所長でした。
ブラアインは彼の協力のもと、綿密に計画を立て、テストテロンなどを体内に注射していきます。
しかしながらブライアンのレース結果は自転車の故障などにより、いい結果が出ませんでした。
ブライアンはロシアのロドチェンコフの元に渡り、今後の計画を立てようとしていました。
そんな時、ドイツのテレビ局がロシアがソチオリンピックで国家ぐるみのドーピングを行っていたことを暴きます。
そしてロドチェンコフはドーピングの重要人物として捜査対象となり、監視下に置かれてしまったのです。
ロドチェンコフは命の危険を感じ、ブライアンの助けを借りてアメリカに渡ります。しかし家族はロシアに残してきたままでした。
ロドチェンコフがアメリカにいる間に彼の友人で一緒にアンチドーピング機関で働いていた人物が謎の死を遂げてしまいます。
これにはロドチェンコフもまたブライアンも驚きます。
そしてロドチェンコフは自分がドーピングに関与しており、それは国家の指示だったということを証言したのでした。
ココが見どころ
命の危険を感じてロドチェンコフがアメリカに渡ってからの展開には驚きます。
この展開を誰も予想していなかったので、製作陣の焦る様子も映っています。そしてこのロドチェンコフの証言がどれほど危険なことなのかも。
それでもロドチェンコフは全てを告白しました。
どうやってソチオリンピックでロシアがドーピング検査をすり抜けたのか。
かなりの巧妙な手口で驚かされます。
そしてそれが全て国からの指示、つまりプーチン大統領からの指示だったと証言しました。
ロドチェンコフが話した内容には世界アンチドーピング機関の人たちも驚かれます。
何よりも、1番驚いたのは、ソチオリンピックでロシアがたくさんの金メダルを取ったことで、落ち続けていたプーチンの支持率が急激に回復したことです。
そしてオリンピック後ロシアはウクライナを攻撃したのでした。
神聖なるオリンピックが、国の政治のために使われているということを暴いた内容はとても衝撃的でした。
もちろんロシア側はこれを否定しています。
ロドチェンコフはこの証言の後、証人保護プログラムを受けることにし、姿を消しました。
それだけ命がけの告発だったということです。
まとめ
前半と後半の内容、テンポがとても違うドキュメンタリーなので、ちょっとびっくりしてしまいます。
でもそれだけ突然起こったことだったということが伝わってくる内容です。
もうすぐ日本でもオリンピックを控えていますので、このドキュメンタリー「イカロス」を見るにはいい機会だと思います!
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