今回ご紹介する映画は、2004年に公開されたアメリカとイタリアの合作映画「トスカーナの休日」です。
ひっきー
凛子
それでは、本作について詳しくご紹介します。
作品情報
あらすじ
サンフランシスコの女性作家フランシス。
夫と幸せに暮らしていたはずが、ある日突然夫の浮気が発覚、離婚へと至ってしまう。
ショックを引きずる彼女に、友だちはイタリア・トスカーナ地方への旅行を勧める。
こうしてひとときの休息のつもりで現地へとやって来たフランシスだったが、間もなくトスカーナのゆったりとした雰囲気に惹き込まれていく。
そして、彼女はその道中で見つけたある一軒家に運命の出会いを感じ、衝動買いしてしまうのだった。
彼女は、地元の人たちの助けも借りながら、その倒壊しそうなほど古い家屋の修復に夢中になっていく…。
(出典:http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=319333)
キャスト・監督
監督:オードリー・ウェルズ
フランシス:ダイアン・レイン
パティ:サンドラ・オー
キャサリン:リンゼイ・ダンカン
マルチェロ:ラウル・ボヴァ
マルティニ:ヴィンセント・リオッタ
(出典:http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=319333)
ネタバレ感想
離婚の傷を癒やすための旅行のはずが、旅先で家まで買って住み始めちゃった行動力溢れる女性のお話です。
作家のフランシスは、夫が誰かと浮気していることを知り、あっさり離婚が決まったところから物語が始まります。
夫と浮気相手は夫婦の暮らしていた家に住みたかたったため、フランシスは慰謝料を貰う代わりに家を譲渡。
離婚経験者ばかりが住む短期滞在用のアパートで暮らし始めます。
そんな時、親友でレズビアンのパティがパートナーと人工授精を行い妊娠したことが発覚。
これでパティはパートナーとのトスカーナ旅行に行けなくなったため、フランシスにプレゼント。
フランシスは意を決してツアー旅行に参加することになり、彼女の人生は一変します。
ツアー途中にコルトーナを訪れたフランシスは、「ブラマソーレ」と名付けられた売り家の広告に目が止まります。
その後ツアーバスがたまたまブラマソーレの前を通りかかった時、フランシスは後先考えずにバスを降車。
築300年と年季の入ったブラマソーレを気に入ったフランシスは、慰謝料を含めた全財産を使ってブラマソーレを購入してしまいます。
フランシスは不動産業者のマルティニの紹介で3人のポーランド人を雇い、築300年の家を修復し始めます。
地元の人たちと少しずつ距離を縮めていったフランシスは、ある日ローマでイタリア人のマルチェロに出会います。
マルチェロは絵に描いたようなイタリア人。
フランシスに対して、「君の瞳が綺麗だ。瞳の中で泳ぎたいくらい」と思わず噴き出してしまうような甘いセリフを囁くイタリア人です。
マルチェロと一夜を過ごし女性としての自身を取り戻したフランシスでしたが、パートナーに捨てられた妊娠8カ月のパティがブラマソーレに転がり込んできて、マルチェロと会えない日々が続きます。
パティが出産を終え、家の改修工事も完了して一段落したフランシスは、マルチェロの家を訪問。
しかし、そこには別の恋人がいました。
絶望を味わったフランシスでしたが、暗い気分に浸る暇はありませんでした。
改修工事を手伝って仲良くなった青年パヴェルと近所の娘キアラが両親に反対されても結婚したいという2人の強い思いを知ったフランシスは、キアラの両親の家を訪問。
フランシスの説得のおかげで2人の結婚は認められ、フランシスの家でパーティを開催。
そのパーティで彼女と同じ作家のエドと出会い、お互いに惹かれ合います。
フランシスはイタリアでできた新しい家族同然の人たちやエドと幸せな生活を手に入れ、新しい人生をトスカーナで始めるのでした。
ココが見どころ
この映画を観るだけでイタリア旅行をした気分になれます。
フランシスが家を購入した場所トスカーナが主な拠点地になるわけですが、それだけではありません。
最初に、フランシスがバスツアーで訪れた場所がフィレンツェのサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂。
外装の白大理石が特徴的なドゥオーモです。
また、マルチェロの家がある場所はアマルフィー海岸。
世界一美しい海岸と言われている通り、美しい海岸と斜面に沿ってカラフルな家々が並ぶ有名な世界遺産です。
フランシスはローマにも行っています。
観光名所として有名なヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂や、地元民しかいないような裏路地を歩いたり、観ているだけでイタリア旅行を味わえます。
まとめ
劇中でフランシスが言った「離婚したら死ぬと思っていたら、離婚では死ななかった」という結論に達したセリフが心に残りました。
失恋した人や離婚した人など、恋愛で大火傷をした人にオススメの映画でした!
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