凛子
ひっきー
ゾンビマックス!ですでに、マッドマックスと思われますが、サブタイトルに「怒りのデス・ゾンビ」とついています。
間違いなくそれですが、かなり面白いB級作品です!
「ゾンビマックス!怒りのデス・ゾンビ」ご紹介します。
作品情報
あらすじ
近未来、突如として謎の流星群が地球に降り注ぎ、人類のほとんどがゾンビと化した。
妻子を亡くした整備工バリーは同じような境遇の人々に助けられ、彼らが所有するガレージに避難する。
隕石の影響で燃料資源が使えなくなり困り果てていた人々は、やがてゾンビの血液がガソリンの代替になることを発見する。
一方、バリーの妹ブルックはマッドサイエンティストに捕らえられ、ゾンビエキスを注入して強化人間をつくる実験の被験者にされてしまう。
(出典:https://eiga.com/movie/83682/)
キャスト・監督
ジェイ・ギャラガー(バリー)
To Become One(2002)に出演。
ビアンカ・ブラッデー(ブルック)
OSIRIS オシリス(2018)、RENDEL レンデル(2018)に出演。
キア・ローチ=ターナー(監督・脚本)
1978年12月20日、オーストラリア シドニー生まれ。
SF短編映画であるDaemonRunner(2017)、Stellaなどを監督しています。
ネタバレ感想
このタイトル、はいはい、またそういうやつね。
と、思わせたかったのか、本気なのか。
トランスフォーマーズ、ツイスターズみたいな、引っかかる人いたらラッキーで作られた映画なのかと勝手に思っていました。
しかし!本作はかなり嬉しい裏切りで感動すら覚えるほどでした。
確かに見た目はマッドマックス仕様ですが、あくまでも装備。
ゾンビをガソリンとして使う、これはそんなのあったなぁ…ですが、もう面白過ぎて全てOK。
クオリティの高いゾンビ映画であり、設定や展開も珍しくぶっ飛んでいます。
そして、とにかく展開が早く見せ方も上手く、どんどん変わるので食い入るように観られます。
序盤、バリーがゾンビになってしまった家族を殺さなければならない、生き残りで逃げる、というゾンビ映画あるあるの話。
バリーの妹であるブルックは、別の場所にいるのですが、これがまた良い。
ガイコツのメイクをして写真撮影会を友人と3人でしていたブルック。
そのうちの1人が突然血を吐きゾンビになります。
このなった状況が鎖で吊られているところでなかなかの感じです。
もう1人も噛まれてしまい、結果1人で逃げバリーに連絡をして合流しようとする。
バリーはゾンビ狩りをしているベニーと共にブルックのいる街を目指しますが、ゾンビがうようよ。
ガソリンは使えなくなり、ふとしたことでゾンビの血や息が燃えることに気づきます。
って、こんな展開みたことないです。
これは燃料になるぞ!とゾンビを生け捕り、繋いで車を走らせます。
なんかもう笑えるし、めちゃくちゃです。
一方ブルックは逃げる途中に軍人たちに捕らえられてしまいます。
目覚めると何故か壁に貼り付けられ、横には同じように繋がれたゾンビ化した人間が。
そして前にはなにやら実験をしているような人間、これぞマッドサイエンティストがいるのです。
武器人間のように何かと人間併せたら強くなるんじゃないの?のゾンビ版です。
ゾンビの血を注入し、強化された人間を作るための実験。
そしてここからがテンションがかなり上がる衝撃な展開で、なんとブルックが人体実験に成功し力を持つのです。
ここはX-MENなどのマーベルヒーローのようですね。
このパワーというのが力が出るなんてものではなく、ゾンビを操れる力が備わったのです!
なんとか逃げ出し、軍人たちと戦うときにゾンビ軍を呼び寄せます。
そうは言ってもまだ人間。
戦いの終盤でやられてしまいます。
が、ゾンビの血を持っているので生き返り、完全に無敵状態に生まれ変わり終わります。
軍のリーダーを倒すときも、ゾンビの血で燃やしたりと、きっちり使ってくるところがまたたまりません。
カッコいい、ニヤニヤ出来る、爽快とバッチリのゾンビ映画。
ココが見どころ!
1番の見どころは、やはり最後の戦いです。
ブルックがゾンビを呼び寄せるのは圧巻です。
もうめちゃくちゃカッコいいのです!
まさかの展開とキャラクターや俳優たちの違和感のなさ、完璧。
出てくる主要メンバーにゾンビたちも、かなり個性が強く楽しめます。
まぁ、なんとなく観るか、がとんでもないB級傑作に出会えた喜び。
B級映画好きは、こういう出会いがあるのでやめられません。
怒りのデス・ロードより、怒りのデス・ゾンビの方がハマるかもしれませんよ。
まとめ
凛子
ひっきー
少しでも気になったら、とりあえず観てみる!これに限ります。
年間何万本と作られる映画の中で、目に留まったならそれも縁ですね。
この映画には続編として、TVドラマがあり日本になんとか来てくれないかと切に願います。
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