今回ご紹介する映画は、2012年に公開された「ヤング≒アダルト」です!
ひっきー
凛子
それでは本作について詳しくご紹介します!
作品情報
あらすじ
ヤングアダルト小説のゴーストライターをしている37歳のバツイチ女性、メイビス・ゲイリー。
都会でそれなりに華やかな一人暮らしをする彼女は、かつての光り輝いていた高校時代の気持ちを卒業できず、いつしか大きくなってしまった周囲とのギャップにも未だ無自覚なまま。
そんなある日、高校時代の恋人バディから、赤ちゃんの誕生祝いパーティへの招待状が届く。
それを見て衝動的に帰郷するメイビス。
なんと彼女は、バディはいまでも運命の相手であり、再会すれば必ず自分のほうを向いてくれると信じていたのだった。
(出典:http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=341318)
キャスト・監督
監督:ジェイソン・ライトマン
メイビス:シャリーズ・セロン
マット:パットン・オズワルト
バディ:パトリック・ウィルソン
ベス:エリザベス・リーサー
(出典:http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=341318)
ネタバレ感想
37歳でバツイチのメイビスは片田舎の地元マーキュリーを離れて、都会のミネアポリスでヤングアダルト小説の作家として働いていました。
しかし、作家と言ってもゴーストライターです。
ある日、学生時代に恋人だったバディから1通のメールが届きます。
それは、彼の赤ちゃんの誕生日パーティーの招待状でした。
最初はそのメールに戸惑いを感じるメイビスでしたが、彼との幸せだった学生時代を思い出し、久しぶりに故郷に帰ることにします。
メイビスは実家に寄ることなく地元のホテルを予約して、早速バディと翌日に会う約束を取り付けると、バーに行きます。
すると、そこには学生時代にイジメられて下半身に障害を残したマットと再会します。
メイビスは学生時代に高嶺の花だった自分を懐かしみ、バディを自分の元に取り戻す計画をマットに話しますが、もちろん非難されてしまいます。
翌日、マットが働いているスポーツバーでバディと再会。
メイビスは色気を使ってマットに積極的に迫りますが、マットはあくまでメイビスを旧友として扱います。
バディは、ママさんロックバンドのドラマーを担当している妻のベスのライブに来ないかとメイビスを誘います。
計画通りにいかないメイビスはマットの自宅に行って心の内を明かし、お互いに相談相手となります。
翌日ライブを見に行ったメイビスは、バディとの別れ際にキスを交わします。
しかし、タイミング悪く赤ちゃんのベビーシッターが家から出てきてチャンスを逃してしまいました。
そして、赤ちゃんの誕生日パーティー当日。
メイビスの両親や町中の色んな人が参加するパーティーで、メイビスは2人きりになりたいと言ってバディと個室に移動します。
2人きりになるとメイビスはバディへの愛を叫びキスを迫りますが、バディに嫌悪感を抱かれ拒否されてしまいます。
バディに出ていくように言われたメイビスは帰る間際に、バディの妻ベスとぶつかってしまい、ブラウスに飲み物をこぼしてしまいます。
これがきっかけとなって感情のスイッチが爆発したメイビスは、バディと付き合っていた時に赤ちゃんを妊娠していたが、妊娠3カ月で流産したことをパーティーのみんなの前で暴露。
パーティー会場は一気に静まり返ります。
そしてバディに対してなぜこのパーティーに招待したのか尋ねます。
招待したのはバディではありませんでした。
この町の人々から孤立しているメイビスを不憫に思ったベスが招待しようとバディに伝えたのでした。
それを聞いて深く傷ついたメイビスは1人でパーティを去ります。
人生のどん底状態のメイビスは町で唯一の相談相手マットの家を訪ねて、彼と一夜を共にします。
翌朝マットの妹サンドラとコーヒーを飲んでいると、サンドラにとってメイビスは憧れの存在だと聞かされます。
ここにいるど田舎の連中は皆くだらないから、都会で成功しているメイビスの方が素晴らしいと励ましてくれました。
サンドラの励ましで心が晴れたメイビスはミネアポリスに戻ることにします。
サンドラは一緒に付いて行きたいとメイビスに頼みますが、あなたはこの町が似合っていると言い残して、マットの家を後にするのでした!
ココが見どころ
メイビスのキャラクターがかなり作り込まれていました!
学生時代にチヤホヤされた経験があるため、同級生に会っても上から目線。
すでに結婚して子供までいる学生時代の彼氏を取り戻すために、いい歳した37歳女性がメイクやファッションを頑張って、色仕掛けで計画を実行しようとするところ。
精神年齢が10代のまま大人になった感じがなんとも痛々しかったです。
単なる成長物語じゃなかったのも印象の残る終わり方でした!
最後までメイビスらしさを貫いて終わっていました!
まとめ
見惚れるほど美しいシャリーズ・セロンが、大人になれなくて痛々しいメイビスを見事に演じ切っていました!
過去の執着を振り切って、前に進み出したメイビスらしい終わり方が素晴らしかったです!
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