映画イット・フォローズ|ネタバレ感想とラスト結末!イットの正体とは?

今回ご紹介するのは、2016年に公開された映画「イット・フォローズ」。

クエンティン・タランティーノ監督が絶賛してたね!

ひっきー

凛子

ただのホラー映画じゃない!恋人や愛する人と観てほしい映画だったよ!

それでは、本作について深く掘り下げてみたいと思います!

作品情報

あらすじ

19歳のジェイはある男から“それ”をうつされ、その日以降、他の人には見えないはずのものが見え始める。

動きはゆっくりとしているが、確実に自分を目がけて歩いてくる“それ”に捕まると確実に死が待ちうけるという。

しかも“それ”は時と場所を選ばずに襲ってくるうえ、姿を様々に変化させてくるのだ。

いつ襲ってくるか分からない恐怖と常に戦い続けながらジェイは果たして“それ”から逃げ切ることができるのか!?

誰も体験したことのない<超・新感覚>の恐怖がずっとあなたに憑いてくる―。

(出典:http://it-follows.jp/)

キャスト・監督

監督/脚本:デヴィッド・ロバート・ミッチェル

ジェイ:マイカ・モンロー

ポール:キーア・ギルクリスト

グレッグ:ダニエル・ゾヴァット

ヒュー/ジェフ:ジェイク・ウィアリー

ヤラ:オリヴィア・ルッカルディ

ケリー:リリー・セーべ

(出典:http://it-follows.jp/)

ネタバレ感想

大人の階段を上った先に、待っているもの…

itは英語で鬼ごっこの”鬼”という意味も持つ単語。

鬼に捕まると鬼になるように、セックスによってイットの追いかける対象が変わっていきます。

イットの正体は何なのでしょうか。

それは「死」そのもの

性行為をしてイットに追いかけられることから、性病やエイズのメタファーという声も上がっていますが、監督がその説をはっきり否定します。

本作は、生と死と愛の物語だとインタビューで答えています。

それを踏まえて本作を観ると、生と死と愛を感じるシーンがいくつも出てきます。

映画の序盤。自宅のプールで泳いでいたジェイの腕に虫が止まります。

ジェイは、何も考えずに虫をプールに沈めて殺します。

普段から生と死を意識している人はあまりいないと思います。

ジェイも同じでした。

だから死に無頓着だったジェイは、イットをうつされて初めて自分の生と死を感じることができたのです。

他にも死を連想させるシーンがありました。

ジェイが通っている大学の講義で、詩人T.S.エリオットの「J.アルフレッド・プルーフロックの恋歌」が朗読されます。

これは頭のてっぺんが禿げているコンプレックスを抱えた男性の詩です。

誌の中に「僕は歳をとっていく」という一節がポイント。

歳をとって大人になって死に近づくことは恐ろしいことだと暗示しているのではいかと思います。

文学作品といえば、ドストエフスキーの「白痴」も出てきます。

白痴の朗読箇所も死を連想させる内容になっていました。

この小説は、ドストエフスキー自身が死刑されそうになった時に感じた経験談が基になっています。

大人の階段を上っていくことで、近付いてくる死の恐怖を身をもって体感するジェイ。

常に追いかけてくるイットに怯えるジェイにもラストには希望の光が灯ります。

それは監督の言っていた愛でした。

ラストでジェイはポールの愛を受け入れ、2人で手をしっかり握って歩いていきます。

もちろん、2人の後ろにはイットが迫ってきています。

しかし、2人は全く怖がっていません。

愛する人と2人で過ごす時間は、死の恐怖から逃れられることを意味した感慨深いラストでした。

ココが見どころ

さまざまな人間に形を変えて追いかけてくるイット。

誰がイットなのかドキドキしながら楽しめます。

ジェイが初めの方で見たイットは、白髪でネグリジェを来たおばあちゃん。

ジェイが授業を受けていると、おばあちゃんが遠くの方からゆっくり歩いて来ます。

学校におばあちゃんという違和感と不気味さがある一方で、おばあちゃんだからあんまり怖くないし動きも鈍いからシュールな印象を受けます。

おばあちゃんの後も、イットは子供だったり女の人だったり、男の人だったりさまざまでした。

特に気になったイットは、家の中にいる時にヤラの背後から現れる巨人の男性。

気になって調べてみたら、世界一身長の高い双子としてギネス記録に載っているマイク・ラニアーさんであることが発覚。

身長はなんと2m31cm。

彼が登場するシーンは、迫力がありました。

もう1人気になったイットは、室内プールで襲ってきた男性。

この男性は、実はジェイの父親。

ジェイの父親はすでに死んでいて、劇中ではイットとしてしか出てきません。

映画序盤のデート前の身支度をしているジェイの鏡台に貼られている写真は、おそらく父親との写真です。ラストの伏線になっています。

最後に父親を出すことで、「死」というメタファーを強調したかったのかもしれません。

まとめ

歳をとることや生死について深く考えさせられます。

そして、愛する人が側にいたら死をも怖いと感じない愛の強さを感じさせる映画でした。

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