映画ウインドリバー|あらすじとネタバレ感想!アメリカの実話の闇物語!

凛子

7月27日に公開された「ウィンド・リバー」を見てきました。
実話に基づく映画なんですよね。

ひっきー

アメリカ人でさえ知らなかった、先住民保留地で起きている事件を描いた映画です。

作品情報

あらすじ

なぜ、この土地(ウインド・リバー)では少女ばかりが殺されるのか

ネイティブアメリカンが追いやられたワイオミング州の雪深い土地、ウィンド・リバーで、女性の遺体が発見された

。FBIの新人捜査官ジェーン・バナーが現地に派遣されるが、不安定な気候や慣れない雪山に捜査は難航。

遺体の第一発見者である地元のベテランハンター、コリー・ランバートに協力を求め、共に事件の真相を追うが……。

(出典:https://eiga.com/movie/87616/)

キャスト・監督

ジェレミー・レナー(コリー)

1990年代後半から、TV映画やインディペンデント映画に出演。

キャスリン・ビグロー監督作「ハート・ロッカー」ではイラクで爆弾処理にあたる米兵の主人公を演じ、アカデミー主演男優賞など数々の賞にノミネート。

続くベン・アフレック監督・主演作「ザ・タウン」ではアカデミー助演男優賞の候補に挙がった。

「アベンジャーズ」シリーズを中心としたマーベル映画にホークアイ役で出演するほか、「ミッション:インポッシブル」シリーズでは第4弾「ゴースト・プロトコル」と第5弾「ローグネイション」で主要キャストとして活躍。


エリザベス・オルセン(ジェーン)

姉は元子役でファッションデザイナーの双子メアリー=ケイト&アシュリー・オルセン。

2011年から本格的に女優として活動し、「マーサ、あるいはマーシー・メイ」と「サイレント・ハウス」に主演、前者の演技が高く評価される。

ハリウッド版「GODZILLA ゴジラ」でヒロイン役に抜てきされ、マーベル映画「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」ではスカーレット・ウィッチ役に起用。

「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」や「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」にも同役で出演。


テイラー・シェリダン(監督)

1990年代後半に俳優としてキャリアをスタートさせ、TVシリーズ「ヴェロニカ・マーズ」や「サンズ・オブ・アナーキー」などに出演。

その後脚本家に転身し、メキシコの麻薬カルテルと米国土安全保障省の攻防を描いた「ボーダーライン」で米脚本家組合賞にノミネート。

テキサスを舞台に銀行強盗を繰り返す兄弟と、2人を追う引退目前のテキサスレンジャーを描いた「最後の追跡」で、アカデミー脚本賞に初ノミネートを果たした。

(出典:https://eiga.com/movie/87616/)

ネタバレ感想

舞台はワイオミング州のネイティブアメリカンの保留地ウインド・リバー。

この地で野生生物局のハンターとして働くコリーは、仕事の途中で少女の死体を発見します。

すぐに警察官のベンに連絡しますが、このウィンドリバー は連邦局が管理している土地のため殺人の場合はFBIに捜査権があります。

そのためベンはFBIに連絡しやってきたのが、ジェーンという女性FBI捜査官だった。彼女は出張中のラスベガスからこの土地にそのまま来たため、極寒の寒さに驚きます。

コリーに案内され死体がり場所へ向かい、捜査すると少女はレイプされた形跡がありました。

しかし死亡解剖の結果死体は確かにレイプされているが、殺人ではありませんでした。

−30℃の雪の中で走ったため、肺が破裂して死んでしまったのでした。

殺人でなければFBIに捜査権はなく、地元警察官によるレイプ捜査になります。しかし、このウィンドリバー には警察官は6人しかいなかったのです。

FBIに報告すると捜査ができなくなるため、ジェーンは1人この地に残り、地元警察とコリーの助けを借りながらレイプ犯を捕まえようと捜査を始めたのでした。

ウィンドリバー には2万人以上の人が住んでいるのに、警察官はたったの6人しかいません。

そのために未解決になっている事件がたくさんありました。特に先住民の少女達のレイプや行方不明事件は数えきれないくらい起こっています。

それをニューヨークタイムズの記者が記事にしました。

その記事を読んだテイラー・シェリダン監督が色々と調べてこの映画を作ったのです。なので、この映画に足掻かれている事件は本当に起こったことで、しかもこのような事件が多数起きているにも関わらず、ほとんどが未解決のままでした。

これを受け、当時のオバマ大統領はこの土地に警察官を増やし、現在は36人にいるそうです。

それでも36人です。

しかもこの土地に追いやられた先住民達は仕事もなく貧しい中で生活しています。

さらに警察の捜査権の問題など、この土地に はたくさんの問題がありました。

今、アメリカが抱える闇の部分を描いた作品がこの「ウィンド・リバー」という作品です。

ココが見どころ

ウインドリバー はとても雪が多い土地です。

夜になると −30℃になるくらいです。

その雪の中を捜査していると、聞こえてくるのは自分の足音と息遣いくらいです。

周りに動物が現れればすぐに音で分かります。

その静けさの中に、突然響き渡る銃声の音にはとてもびっくりさせられます。

そんなシーンが何度かあり驚かされました。

周りの客席の人も「ビクッ」となっている方もたくさんいました。

静かな中で行われる、犯人との銃撃戦はかなりの迫力あるシーンとなっていましたが、犯人の卑劣さを知っている観客はきっとFBIのジェーンに対して「やれー」と思っていたと思います。

まとめ

テーマはとても重いテーマですし、見終わった後も考えささられる作品です。

この映画を見るまで、このような土地があることを知りませんでした。

多くの人が「ウィンド・リバー」を見て、世界で起こっている事を知る機会の1つにして欲しいなと思いました。

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