[Netflix映画]この世に私の居場所なんてないのあらすじとネタバレ感想!シュールなブラックコメディ

凛子

今日ご紹介するのは「この世に私の居場所なんてない」ていう映画です。
Netflixで配信されている映画ですね。

ひっきー

2017年に配信になりましたが、サンダス映画祭で米国劇作品コンペティション部門で審査員大賞を受賞しました。

コメディ作品で後半は笑いが止まりませんが、現代人の孤独を描いたシュールな作品になっています。

作品情報

あらすじ

看護助手として働く平凡な女性ルースは、不運続きの冴えない人生にうんざりしていた。

ある日、彼女がひとりで暮らす一軒家に空き巣が入り、ノートパソコンや祖母の形見である銀食器が盗まれてしまう。

すぐに警察に通報したものの、刑事は戸締まりを怠ったルースの不注意を指摘するばかりで、まともに捜査してくれない。

業を煮やしたルースは、近所に住むマーシャルアーツオタクの青年トニーに協力してもらい、自ら犯人探しに乗り出す。

(出典:https://eiga.com/movie/86612/)

キャスト・監督

メラニー・リンスキー(ルース)

6歳の時にピーター・ジャクソン監督の『乙女の祈り』で不安定なティーンエイジャー、ポーリーンを演じて注目された。

1990年代後半より映画、テレビに出演しはじめ、ハリウッドでも活躍。

テレビシリーズ『チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ』にもレギュラー出演した。

アメリカ映画では主人公の友人や家族の役回りが多い。


イライジャ・ウッド(トニー)

8歳の時より、CMやTVで活躍。映画デビューは、バリー・レビンソン監督の「わが心のボルチモア」。

以降メル・ギブソン主演の「フォーエヴァー・ヤング」、マコーレー・カルキン共演の「危険な遊び」、ケビン・コスナー主演の「8月のメモワール」など、多彩なタレントと共演。

97年の「ディープ・インパクト」あたりからは、主演も任されるようになり、ロバート・ロドリゲス監督のSFホラー「パラサイト」を経て、
01年には「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのフロド役に抜擢され、世界で最も知られた顔の一人となる。


メイコン・ブレア(監督)

メイコン・ブレアは俳優で、この作品が初監督作。

音楽担当のブルック・ブレア、ウィル・ブレアは、映画音楽の作曲コンビとしてしられる、監督の兄弟である。

(出典:https://eiga.com/movie/86612/)

ネタバレ感想

メイコン・ブレア監督のデビュー作は、とにかく笑いっぱなしの作品です。

後半になればなるほど、笑いのスピードはUPしていきます。

でもバカな笑いではなくシュールな笑い。この映画はブラックコメディーです。

さらに主人公のルースが前半遭遇する何気無い出来事には、思わず「ある、ある」と思ってしまうことがたくさんあります。

冒頭から一気に物語に引き込まれるので、93分はあっという間にすぎてしまいます。

介護士のルースは、勤務中ルースがいた部屋のおばあちゃんが亡くなってしまいます。しかもおばあちゃんは汚い言葉を話している最中に死んでしまいまた。

遺族から最後の言葉はと聞かれますが、ルースは言えるはずもありません。

仕事帰り寄ったスーパーのレジでは先に割り込まれてしまいます。

バーでは見知らぬ人に読んでいる本の内容をネタバレされ、家に着くと家の前には犬のフンが捨てられていました。

ついてない1日が終わりやっと家に帰ったと思ったら、家は強盗に入られていました。

盗まれたのはパソコンとおばあちゃんの形見の銀食器セット。

ルースは警察を呼びますが、戸締りを忘れたルースが悪いくらいの感じです。

相手にしてくれない警察の代わりに、ルースは自分で捜査しようと考えます。そんな時盗まれたパソコンがONになり、追跡できるようになったのです。

警察に連絡してもすぐに動いてくれる気配がないので、ルースは1人でパソコンのある家に向かいます。

しかしそこはどう見てもやばい人達がいそうな家のため、諦めて家に戻ります。

なんとかしてパソコンを取り戻したいルースは、以前出会った男に頼むことにしたのでした。

その男はルースの家の前で犬にフンをさせていた男でした。怪しげな男トニーですが、ルースが強盗にあったと話すと協力してくれると言ったのです。

そこからルースとトニーの犯人を見つける冒険が始まったのでした。

ココが見どころ

ルースとトニーが強盗に入った犯人を見つけてからの展開に驚きます。

犯人の車のナンバーから家を割り出し、家に行くと犯人はいないけど両親がいました。

まずその父親がやばそうな人です。部下は拳銃を持っているし。

そしてこの家で起こる銃撃戦がすごすぎます。そんなに発砲していないはずなのにこの銃撃戦は残虐的なシーンの連続。
でもそれを面白おかしく描いているので、残酷さを感じません。

こんなに銃撃戦シーンで笑ったのは初めてかもしれません。

それ以外のシーンでも笑いが満載で抱腹絶倒できる映画になっています。

まとめ

単なるコメディではなくて、主人公の孤独や被害者的意識に共感できるシーンもあります。

「わかるなー」と思うシーンがたくさんあるはずです。

彼女は悪いことをしていないのに、周りが彼女を知らずに追い詰めているし彼女もそれを感じている。

現代の闇を描いた作品を、お腹を抱えて笑いながら見ることが出来ます。

でもきっと見終わった後に、考えさせられると思います。

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