凛子
ひっきー
少年がレザーフェイスになるまでを綴る「レザーフェイス」ご紹介します!
作品情報
あらすじ
なぜ、少年は怪物になったのか?
殺人を正当化する一家。ジェド5歳の誕生日プレゼントはチェーンソーだった。
そして、ソーヤー農場で変死した少女が発見され、ジェドは更生施設に収監される。
10年後、更正施設で暴動が発生。
看護師を誘拐して逃亡を強要されるジェド。
入院患者のアイザックとクラリスの破滅的な行動が、彼を悲劇と恐怖のどん底へと追い詰めていく。
(出典:http://leatherface.jp/)
キャスト・監督
リリ・テイラー(ヴァーナ )
10歳より子役として活動し始める。
シカゴのデポール大学の演劇学校などで演技を学び、ニューヨークで舞台に立っていたときにスカウトされて『ミスティック・ピザ』で映画デビューした。
個性的な演技派で、インディペンデント映画からハリウッドの大作まで出演している。
スティーヴン・ドーフ(ハル・ハートマン)
ジョージア州アトランタ出身。
1980年代から俳優として活動しはじめるが、当初は端役ばかりだった。
1994年には『バック・ビート』で「5人目のビートルズとも言われるスチュアート・サトクリフを演じる。
また1998年の『ブレイド』で悪役を演じて注目される。
(https://ja.wikipedia.org/wiki/)
ジュリアン・モーリー&アレクサンドル・バスティロ(監督)
2006年からコンビを組んでいるフランス人監督。
最初に手掛けた映画『屋敷女』は、妊婦が、お腹の中の子供を自分のものにしたいと考えるおかしな女につきまとわれるという、問題作ホラーだった。
脚本はバスティロが執筆した、同作は、フランスのホラー映画のニューウェーブの一例として批評家に高く評価され、国際的に注目を集めた。
(出典:http://leatherface.jp/)
ネタバレ感想
「悪魔のいけにえ」の迫力と残虐性を期待して観ると、ちょっともの足りなさを感じるかもれませんが、あくまでもこの作品は「どうして普通の少年が殺人鬼になったのか?」を語るもの。
悪魔のいけにえの面白いところは、家族全員が殺人鬼ということ。
この作品の影響を受けて作られた映画は数知れず。
悪魔のいけにえを作り上げたトビー・フーパー監督は、数々のホラー映画を製作し名作も多くあります。
しかし、残念ながら本作が関わった最後の映画となり亡くなりました。
ここのところ、ホラー映画界の巨匠たちが亡くなっていき残念でなりません。
最後の作品でもあり、期待の悪魔のいけにえ新作でもありで、見逃してはならないと行きました。
どういう大人になるのかは、やはり育った環境というものが一番であると実感し実際そう思います。
こんな親兄弟と生活していると、嫌でもそうなるような。
「5歳の誕生日プレゼントは、チェーンソー」
このフレーズはレザーフェイスファンにとっては興奮ですよね。
レザーフェイスと言えば、あの仮面とチェーンソー。
エプロン姿はいつもではないですが、エプロンとセットなら今まさに殺戮中。
こんな母親の家には置いておけないとジェドは施設に入れられるのですが、仲間たちと逃走。
その施設内では、違う名前がつけられていて誰がジェドなのか分からない。
逃げ出すのは、男3人女2人。
内、女性の1人は人質として連れて行く看護師の職員。
内、男性・女性のカップルがいる。
この時点で残りの2人のどちらかがジェド。
長髪で太っちょのバドがまさしくそう、と思わせるように持って行ってる感がとてもあり逆に違和感がありました。
これ、きっともう一人のジャクソンだな、と。
しかし、そう思わせてのあのレザーフェイスを彷彿させる予告や広告に使われていた死体を引きずっているシーン。
これは明らかにバドであり、そのシーンも実際に出てきます。
あ!これ、あれだ・・・でもなんかなぁ。。。
と、思ったのは何故か分かりませんが、悪魔のいけにえを何度も繰り返し観たことがあるからかもしれません。
その結果、「ジェドはジャクソン」でした。
やっぱりそうか~と思いつつも、これはがっかり感は特にありません。
何がって、人質の看護師が逃げすぎ。
いや、何回逃げられるんだよ!とツッコミを入れたくなるところですが、ここは仲間たちはみんなまだ若く未完成でもあり用意周到ではないためだと考えましょう。
最後の最後には、きっちりとやってくれるので大丈夫です。
ココが見どころ!
何と言っても、この映画の主役と言っても過言ではないのは「母親」。
この母あってのレザーフェイス。
またこのキャスティングが最高で、数々の作品に出演しホラー映画も多く「死霊館」でも迫真の演技で魅了した「リリ・テイラー」。
この役でハマり役だ!!という事が果たして誉め言葉なのかは分かりませんが、違和感がないどころか興奮でした。
後のレザーフェイスであるジェドも、はじめはとても可愛い男の子。
そんな事していいのかと戸惑いながらも、親兄弟の影響でだんだんと変わってくる。
「親の顔が見たい」なんていう言葉がありますが、成長していくと自分の考えがあって親は関係ない。
なんて思いがちですが、大いに関係があります。
このソーヤー家もそうであり、実際に日本で起こった事件でも数多くその生活環境や生い立ちに関係するものはあります。
ジェドは施設で家族以外の人々に会い、きっと様々な経験をしたはずがこれも逆効果。
警官にも追いかけられ、なんとか逃れて、裏切られたり。
最後に出て来るのはやはり「母親」。
そしてジェドは自分には母親しかいない、と悟り覚醒するかのように人生初めてのチェーンソーで人間を殺害します。
この相手はもちろん、ジェドをもてあそぶように使ったり、何度も逃げようとした看護師。
首を切り落とし、人間の皮膚で仮面を作るシーン。
まさにレザーフェイスになったことを表すところで終わります。
シリーズものというのは、どうしてもまた過去の作品を観なおしたくなるもので、もう1度このレザーフェイスを観てから初期の悪魔のいけにえや、更に残虐性がUPしたテキサス・チェーンソーなんかを観たいと思います。
まとめ
悪魔にいけにえシリーズを一本も観た事のない方は、1からでもこのレザーフェイスを観てからの1でも問題はないと思います。
子供時代から観て、大人になって圧倒的存在感を放つ衝撃的な姿を観るもの良しですね。
凛子
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