ピアノの森の登場人物、天才ピアニスト・パン・ウェイの演奏を担当するのが若き天才ピアニストと冠される牛牛(ニュウニュウ)さんです。
天才ピアニスト役を務める、まさに天才ピアニストということで、天才が天才をどう演じるのか、アニメの放送が待ち遠しいです。
パン・ウェイのキャラクター設定
パン・ウェイは中国人ピアニストという設定で、幼少時から阿字野壮介を目標としてピアノを弾いてきました。
ショパン・コンクールの会場で初めて心の師と仰ぐ阿字野壮介と会話することになるようです。
パン・ウェイの人となりについてはあまり記述がなく、いや、あるのですがほぼネタバレの記事やブログなどがほとんどを占めているため、みないで観る派としては、ここでは深く掘り下げないでおくことにします。
ショパン・コンクールで一ノ瀬海のライバルとなる天才ピアニスト。その背景がどういうものなのか楽しみです。
牛牛さんのプロフィール
ピアノの森アニメ化。ピアニストはガッカリ感ハンパないけど、唯一、牛牛だけ嬉しい!20歳の牛牛、垢抜けて、しかもイケメソになってるやないかーい♡ 14歳以降聴いてないから、聴きたいなー!! メインには本当にガッカリした。見聞きするのはパンウェイ出る時だけでいいやw pic.twitter.com/w3oe9mUHWl
— masako (@masaru0105) March 5, 2018
1997年生まれの今年20歳(2018年現在)。
3歳のときに初心者向けのピアノの楽譜1冊を全て弾いたという、驚くべき才能の持ち主です。
音楽家である父親からピアノのレッスンを受けました。6歳ですでにショパンのエチュードをプログラムに組んだリサイタルを行っています。
Hun-Kuan Chen教授は、彼について、牛牛さんのその年齢からは想像もつかないほどの底知れない情熱と美学を備えていると語っています。
また、ピアニストのLeslie Howard(レスリー・ハワード)は“私の知る限り最高の若き音楽家”だと話しています。
2016年8月には、中国において1ヵ月で16都市のコンサートツアーを行うなど積極的な活動を続けています。
2014年にはフルスカラシップによって、ジュリアード音楽院に受け入れられ、現在は音楽学士号の取得に向けて研鑽を積んでいます。
音楽に対する姿勢
まるで難曲を難なく弾けることが当たり前という前提が存在するような、そこから始まる牛牛さんの演奏は、ピアノを弾くこと、ピアノで表現するということに楽しみを見出しているように聴こえます。
1曲1曲をしっかりと咀嚼し、さらにそこから独自に自分の解釈を加え、ピアノの構造などメカニカルな部分も十分に理解しているということを含めて、まさにピアノと人との融合とでも言えそうな感覚が、彼の演奏から感じ取ることができました。
牛牛さんの運指は曲によって目にも止まらぬ速さとでも言えるくらい物凄い速さなのですが、1音1音はしっかり打鍵されていて、転がり滑るような不安定さはありません。
速さもしっかりと彼のコントロール下に置かれています。
ショパンのエチュードオーパス10を全曲弾いたコンサートでは、牛牛さんの独自な解釈が感じられました。ショパンのエチュードは名前こそ練習曲ですが、そのほとんどが高度な技術を要する難しい曲です。練習曲でありながら、1曲1曲に高い芸術性が織り込まれています。
コンサートやリサイタルなどにおいて、ショパンのエチュードの演奏はどちらかというと、芸術性の方が広く表現されている傾向にありますが、牛牛さんのコンサートではこの曲集の持つ特殊性というか、芸術的な楽曲である前に練習曲である、ということも再認識させてくれ、そのことがとても良く表現されていると思いました。
トランスクリプション
あまり聴く機会のないトランスクリプションですが、この映像を見ると、牛牛さんのピアノに対する考え方というか、取り組み方が見えてくる気がします。
牛牛さんの音楽に対する情熱が凄いです。完全に音楽を自分のものとして、そこからさらに伝えようと演奏しているのがわかります。
牛牛『ラ・カンパネラ(リスト・トランスクリプション)』について
まとめ
牛牛の意味は「Little Ox(小さい牛)」だとか。
牛牛さんは、牛年生まれだそうです。
『牛』が、凄いとか上手いとか良い意味で使われる造語という見方でいうと、天才がさらに開花していく未知の部分がまだまだこれからたっぷりある、という解釈もできそうです。
凛子
ひっきー
牛牛もすっかり大人になりましたね。
ピアノの森で日本でも再注目されている様ですがリサイタルのチケットの売り上げとかイマイチですね。
やはり中国のピアニストはランランかユンディの方が人気がありますね!!
クラッシック業界も厳しくなって参りましたので頑張らないとスターの位置は確保出来ません!!