映画BPMビート・パー・ミニット|あらすじとネタバレ感想!

世界各国で絶賛&称賛の嵐!心震える物語。

2018年3月24日公開の「BPMビートパーミニット」をご紹介します!

凛子

この映画は、実話を基にしているんですよ!
それは興味深いですね~!早速みてみましょう!

ひっきー

作品情報

あらすじ

実話から生まれた、魂を激しく揺さぶる濃厚で鮮烈な愛と人生の物語

90年代初頭のパリ。

HIV/エイズが発生してからほぼ10年の間に、その脅威が広がるなか、政府も製薬会社もいまだ見て見ぬ振りを決め込んでいた。

仲間が次々と亡くなっていくなか、業を煮やした活動団体「ACT UP-Paris」のメンバーたちは、より過激に人々へ訴える手段に出る。

彼らにとってこれは文字通り生死をかけた闘いであり、一刻の猶予もならない事態だったのだ。

そんななか、新たにメンバーとなったナタンは、グループの中心的な存在であるショーンに出会い、ふたりは徐々に惹かれ合うようになる。

だが、ショーンはすでにHIVに感染しており、自分の運命を自覚していた―。

(出典:http://bpm-movie.jp/)

キャスト・監督

ナウエル・ペレーズ・ビスカヤート(ショーン役)

1986年3月6日、アルゼンチン生まれ。

ブエノスアイレスの美術学校に入学後、演劇のワークショップに参加し、数々の舞台やテレビなどで活躍する。2008年パブロ・フェンドリク監督の『Blood Appears(原題)』(La sangre brota)で注目を浴びる。この作品はカンヌ国際映画祭批評家週刊に選出され、プロモーションでパリを訪れた際、ブノワ・ジャコー監督から『肉体の森』(10)の主役に抜擢される。

アルノー・ヴァロワ(ナタン役)

ル・クール・フローランの役者コース出身。初の映画出演作は、2006年のニコール・ガルシア監督の『Charlie says(原題)』。2年後、ジョジアーヌ・バラスコの『A French gigolo(原題)』に出演。数年間の活動休止の後、本作でナタン役を演じる。

アデル・エネル(ソフィ役)

1989年1月1日、フランス・パリ生まれ。

2002年に『クロエの棲む夢』の主演でスクリーンデビュー。その後、『水の中のつぼみ』(07/セリーヌ・シアマ監督)で、第33回セザール賞有望女優賞にノミネートされる。その後も『メゾンある娼館の記憶』(11/ベルトラン・ボネロ監督)で同賞助演女優賞、さらに『Les Combattants』(14/トマ・ケレー監督)で同賞主演女優賞に輝いた。

監督・脚本:ロバン・カンピヨ

1962年8月16日、モロッコ生まれ。1983年、IDHEC(現ラ・フェミス/フランス国立映像音響芸術学院とも訳される)で学び、ローラン・カンテ監督と出会う。その後カンテ監督作品の『タイム・アウト』(01)、『南へ向かう女たち』(05)、パルムドール受賞作『パリ20区、僕たちのクラス』(08)、『フォックス・ファイア少女たちの告白』(12)で共同脚本と編集を務めた。

(出典:http://bpm-movie.jp/#cast)

ネタバレ感想

キャッチフレーズなどから推測し、これは感動必須でハンカチ、いやタオルぐらい持参して映画館へ行かなくてはと意気込んで行きましたが・・・

 

凛子

涙の感動もの!!と思うでしょ?
違うの!?どんな感じ??

ひっきー

そんな単純なものではなく、かなり深い映画でした。

今でこそ、愛には様々な形があり、性同一性障害や同性愛などへの認識も広がってきています。

日本では同性結婚は法律で認められていませんが、市によって同性の「パートナーシップ宣誓制度」を取り入れられています。

まだまだ偏見もあり、厳しい状況に直面することも多い現在、この作品は今から約20年以上も前の話。

それだけでも、どれだけ大変だったかは想像がつくと思います。

凛子

声をあげる勇気は、相当なものだったでしょうね。
同じ状況だった場合、自分なら出来るのか…と思うと考えさせられますね。

ひっきー

現状を知らない世間、力を注ごうとしない製薬会社、何もしようとしない政府、これらへ向けて立ち向かった活動団体「ACT UP」。

この中には、HIV感染者本人の他にも恋人や家族が感染者である者、また同性愛者であり陽性ではないものの問題意識の高い人々が所属していました。

人とは違っても、生きる権利はある!

HIVに感染しエイズになったら、仕方ないで終わらせるのか?と、観たあと自分に問いかけるでしょう。

製薬会社などへの乗り込むシーンや、やり取りは過激だけど、それぐらいしなければ相手にしない。見向きもしてくれないのが現状だったんだと思います。

主役である、ショーンは感染していて、時間がないことも自覚していた。

だんだんと実感する、焦り・怒り・恐怖・不安。これはショーンの見た目の変化で、観ているだけで同じように分かります。

寄り添うナタンとの関係も濃く、これほど人を想うことが出来るのか?と感じる人もいると思います。

衝撃は、ショーンの死、そのときのナタンの行動

泣きながら友人と絡み合うシーンは、もうこんなの感じたことのない衝撃に涙が溢れる、言い表せない感情が沸き起こります。

優しさなのか?人は一人では生きていけない、とも取り方はたくさんあります。

これが、単純な映画ではないところで、どう感じるかは観ているあなた次第なのです。

ココが見どころ

なんといっても「リアリティ」です。

それもそのはず、この実話、実体験をしているのは監督・脚本を担当しているカンピヨその人なのです!

えーー!?監督本人のことなんだ!

ひっきー

凛子

自分で体験したことを映像化しているので、リアリティをより感じるのは当然ですよね。

また、興味深いところは各自が自立して意見を言い合うところ。

少数派が固まって声を上げる弱いものがというのではなく、むしろ逆でありとても強さを感じます。

話し合うときには、賛成は指を鳴らし人の意見を邪魔しないといったところも共感を持て、これは会議などで取り入れたらいいのにと思ったりしました。

まとめ

自分に正直に「生きること」に精一杯力を注いだ話。

これをきっかけに、偏見も減り自分とは違う環境や感覚を持つ人に対して考える人が増えたらと願います。

乗り込むシーンや愛するシーンは生々しく衝撃ですが、だからこそ観て欲しい1本です。

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