映画 スリービルボード|あらすじとネタバレ感想!犯人は・・

こちらの作品は、第90回アカデミー賞で主演女優賞と助演男優賞の二つを獲得した映画です。

凛子

これは、かなり期待の映画ですね~!
ぐいぐい引き込まれて、目が離せないこと請け合いです。

ひっきー

作品賞も第90回受賞した、シェイプオブウォーターとどちらがとるか一騎打ちと言われていた映画です。

では、早速ご紹介します!

作品情報

あらすじ

小さな田舎町で繰り広げられる衝撃のクライム・サスペンス。その看板広告(ビルボード)は、嵐の前触れだった——。

アメリカのミズーリ州の田舎町を貫く道路に並ぶ、3枚の広告看板。

そこには、地元警察への批判メッセージが書かれていた。

7カ月前に何者かに娘を殺されたミルドレッドが、何の進展もない捜査状況に腹を立て、警察署長にケンカを売ったのだ。

署長を敬愛する部下や、町の人々から抗議を受けるも、一歩も引かないミルドレッド。

町中が彼女を敵視するなか、次々と不穏な事件が起こり始め、事態は予想外の方向へと向かい始める……。

(出典:http://www.foxmovies-jp.com/threebillboards/)

キャスト・監督

フランシス・マクドーマンド(ミルドレッド・ヘイズ)

1957年6月23日アメリカ、イリノイ州シカゴに生まれる。

高校時代にピッツバーグに落ち着き、ウェストバージニア州のベサニー大学で演劇を学ぶ。

さらにイェール大学スクール・オブ・ドラマ(Yale School of Drama)で学ぶ。

1984年にコーエン兄弟監督の『ブラッド・シンプル』で映画デビュー。

1996年の『ファーゴ』及び2017年の『スリー・ビルボード』でアカデミー主演女優賞を獲得。主演女優賞複数回受賞は史上13人目の快挙であった。

アカデミー賞では、この他に3回助演女優賞にノミネートされている。


ウディ・ハレルソン(ビル・ウィロビー署長)

1961年7月23日 アメリカ、テキサス州ミッドランド生まれ。

ハノーヴァー大学卒業後、ニューヨークへ渡り、演技を学ぶ。

ニール・サイモンの舞台でデビューし、テレビ・シリーズ『チアーズ』でお茶の間の人気を獲得した。

1992年から本格的に映画界に活動の場を移し、1994年、オリバー・ストーン監督の話題作『ナチュラル・ボーン・キラーズ』で頭角を現す。

翌々年には、ミロシュ・フォアマン監督の『ラリー・フリント』で実在のポルノ雑誌編集者を演じてアカデミー主演男優賞にノミネートされた。

危険な男だけでなく間抜けな男も演じられるのが強み。


サム・ロックウェル(ジェイソン・ディクソン巡査)

1968年11月5日アメリカ、カリフォルニア州デイリーシティに生まれる。

10歳の時に母親が主演する即興コメディで初舞台を踏む。

中学卒業後はサンフランシスコ・スクール・オブ・アーツへ進学。卒業前に中退をするも、アウトワード・バウンドスタイルの高校で卒業資格を取得。

卒業後はニューヨークへ活動の拠点を移した。

1989年にフランシス・フォード・コッポラが持つ製作会社で製作された低予算ホラー『マニアック1990』で映画デビューを果たす。

同じくしてウィリアム・エスパー・スタジオで演技の基礎を習得し、『ミュータント・タートルズ』(1990年)などの映画に出演してキャリアを積んでいく。


マーティン・マクドナー(監督・脚本)

1970年3月26日、イングランド・ロンドンに生まれる。

イギリス及びアイルランドの劇作家、脚本家、映画監督である。

1996年に戯曲『ビューティ・クイーン・オブ・リーナン』でデビューし、2004年に短編映画「シックス・シューター」で映画に進出して、2017年には長編映画『スリー・ビルボード』を監督した。

演劇と映画の両方で成功をおさめたクリエイターであり、劇作家としてローレンス・オリヴィエ賞を、映画作家としてはアカデミー賞、英国アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、ヴェネツィア国際映画祭での受賞経験がある。

(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki)

ネタバレ感想

ラストが凄く好きです。

でもこれ、どう思うかはかなり違ってくるはず。

まずは、この主役であるフランシス・マクドーマンド。主演女優賞を受賞して当然だと思わす演技。

自分を責め、警察を責め、心の行き場がない心境が痛いほどものすごく伝わってきます。

もっと何か出来たはずと悔やむ自分との葛藤、それを警察へ向ける。

この看板を使って声を上げる事が凄い……という展開ではなく、これはただ一つのやり方だっただけ。

動かない警察に対し行動を起こし、警察が動き出し犯人を見つける。誰なのか。。。?

だれだれ??どんな展開?!

ひっきー

凛子

いいえ。そんな単純なストーリーでも、そういう話でもないのです。

映画の核心は、「」にあると思います。

犯人捜しの映画ではなく、一人ひとりの生々しい人間を描いているのです。

主要人物は3人、この3人が主役と言っても過言ではありません。

なんて自分勝手な母親なんだ!差別主義で身勝手な警察なんて!所長のくせに何もしないのか!

そんな思いになったら、完全に飲み込まれてます。

じっくり観ている内に、どんどん話が変わって、見ていた人物像が全く違う面を見せます。

人はこう見えても実は違う、多面性があるという話

周りには強がって、暴言を吐いたり威勢が良い。それは表であって、裏がある。

そこを知ると、奥が深く辛い、悲しい、切ない、なんとも言えない気分になります。実は弱い部分も優しさもたくさん持っている。

そして、なんだか凄いものを観た気分になるはずです。

中には強烈な予想もしない展開が待っています。

肝は署長。事実が分かったとき、どう思いますか?

私は固まり息をのみ、フリーズしました。

署長のしていたこと、することは、ネタバレ感想ですが、ここだけはあえて伏せたいと思います。

ココが見どころ

この映画は「演技合戦」だと言われた程の実力俳優陣ばかり。

主な3人は、過去多数出演作品もあり、人気実力共にある人たち。

素晴らしい映画は、キャスティングも素晴らしく、よくこんなにハマる人を持ってきたなと観ている人を感心させます。

小さな町で起こるという点も興味深く、母親が一人で戦う姿にこっちまで力が入る。

だからこそ、この展開に衝撃を受けるのです。

まとめ

この鹿のシーン、大好きです。

複雑な心境を表しているところでもあり、少しの救いであり。

観終わったあと、どう思うかはその人次第。

これをハッピーエンドととるのか、バッドエンドだと思うのか、それぞれだと思います。

それも含め、目を離さずに観て下さいね。

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