映画メッセージ|あらすじとネタバレ感想!ラストは・・・

2017年に公開された「メッセージ」ですがこの映画の原題は「Arrival」です。

意味はみなさんご存知の通りの「到着」という意味ですね。

凛子

この「メッセージ」はエイリアンとのファーストコンタクトを描いた映画です。

SF映画で面白そうですね。

ひっきー

いっけんSF映画のように見えますが、その裏には奥深いテーマがあるのです。

今回はそんな映画「メッセージ」をご紹介します。

作品情報

あらすじ

エイリアンが伝えたかった人類へのラストメッセージは?

突如地上に降り立った、巨大な球体型宇宙船。

謎の知的生命体と意志の疎通をはかるために軍に雇われた言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)は、“彼ら”が人類に<何>を伝えようとしているのかを探っていく。

その謎を知ったルイーズを待ち受ける、美しくそして残酷な切なさを秘めた人類へのラストメッセージとは―。

(出典:http://www.bd-dvd.sonypictures.jp/arrival/)

キャスト・監督

監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ

原作:テッド・チャン「あなたの人生の物語」

キャスト

ルイーズ・バンクス:エイミー・アダムス

イアン・ドネリー:ジェレミー・レナー

ウェバー大佐:フォレスト・ウィテカー

ハルペーン:マイケル・スタールバーグ

(出典:http://www.bd-dvd.sonypictures.jp/arrival/)

ネタバレ感想

この映画は最初にルイーズの娘ハンナが死ぬところから始まります。

ハンナが生まれてからの成長過程が映っているのですが、途中でハンナは病気になって死んでしまいます。

それが冒頭で描かれた後に地球の12箇所にエイリアンがやってきたという物語になっていきます。

言語学者のルイーズがエイリアンの言葉を解読している時に娘の映像がフラッシュバックで映ります。

それを見ていて、「あー死んだ娘のことが忘れられないんだなー」と思っていたのです。

凛子

しかしなんと、ラストにとんでもないことが起こります。
何があったんですか?

ひっきー

なんとルイーズの娘ハンナが死んだのは過去のことではなく、これから起こる未来のことだったのです。

それが最後に分かった時は「えー」ってなります。「そういうことだったの!」って思わず声が出そうになりました。

エイリアンは未来からエイリアン自身を救うためにやってきます。そして人間に言語を教えます。それは人間が未来でこのエイリアンを助けるからなのですが、最初は誰もそんなことは分かりません。

でもルイーズはエイリアンの言語を調べるうちに、だんだんとエイリアンのことがわかり始めます。

そして最後に彼女はエイリアンの言語を解読するのですが、その過程で気がつくんです。自分が見ていたフラッシュバックは過去のことではなくて、これから起こる事だと。

そしてこれが「メッセージ」を作ったドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が私達に訴えているテーマなのです。

「未来に起きる事がわかっている時、あなたはどうしますか?

監督はこの事を私達に問いかけています。

ルイーズは未来に娘が死ぬ事がわかっています。それでも子供を産むのかどうかという選択の中で彼女は子供を生みます。

死ぬと分かっていても精一杯ハンナと過ごし、ハンナが亡くなった後も心の中で彼女とともに生きる事を選んだのです。

こんな深いテーマがこの「メッセージ」には隠されていたのです。

エイリアンが出るSF映画という作品ではありません。

「メッセージ」を見終わった後、きっと色んな事を考えさせられると思いますよ。

ココが見どころ

凛子

映画を見れば見るほどタイムパラドックスのに陥ります。。。
どういう事ですか?

ひっきー

エイリアンのいる未来は過去・現在・未来というのがないのです。

ということは始まりも終わりもありません。

劇中でルイーズは未来の自分から色んな事を教えてもらうのですが、そうするとその未来の自分はどうやってそれを知っているの?となるわけです。

これはあえて監督の作ったトリックなのですが、考え始めるとどんどんハマってしまい分からなくなってしまいます。

時制がないので、何が始まりなのか分からないのです。その証拠にドラマの冒頭はルーイズがハンナといる部屋を天井から映すシーンで始まるのですが、最後もそのシーンになって終わります。

映画自体もぐるぐる回っていて、どこが始まりか分からないという設定にしてるのです。

こんなちょっと不思議で面白い設定の映画にもなっています。

まとめ

避けられない運命が待っている時、あなたはどうしますか?

監督が問いかけたテーマをじっくり考えながら、もう1度見たい映画です。

映画に隠されたトリックも見つけながら、2回目の鑑賞を楽しみます。

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