凛子
ひっきー
そんなファンタジーでありSF映画でもある本作、ご紹介します!
作品情報
あらすじ
ニューヨーク。少年ジェイクは毎夜同じ夢にうなされていた。“巨大なタワー”“拳銃使いの戦士”そして“魔術を操る黒衣の男”…
ある日、この現実世界と夢で見た≪中間世界≫と呼ばれる異界が時空を超えて繋がっている場所を発見する。すべては実在したのだ。
中間世界に導かれたジェイクは、そこで拳銃使い<ガンスリンガー>に出会う。
彼は2つの世界のバランスを保つ塔=ダークタワーの最後の守護者であり、タワーの破壊を目論む<黒衣の男>を倒すため旅を続けていた。
一方、ジェイクこそが唯一タワーを破壊できる特殊能力を秘めた存在であることに気づいた黒衣の男は、その強大なパワーを求め、ジェイクたちの前に立ちはだかるが――。
(出典:http://www.dark-tower.jp/)
キャスト・監督
イドリス・エルバ(ガンスリンガー/ローランド・デスチェイン)
1972年9月6日、イギリス・ロンドン生まれ。
テレビや映画など、世代を代表するハリウッド俳優として活躍する傍ら、プロデューサーや監督の経験も持つ。
2005年に映画デビューを飾り、『プロメテウス』(12)や『パシフィック・リム』(13)など大作映画に出演。
『マイティ・ソー』では3部作にわたってメインキャラクターであるヘイムダル役を演じ、『ズートピア』(16)や『ジャングル・ブック』(16)には声優として出演している。
そのほかの主な出演作に、『スター・トレック BEYOND』(16)、『アメリカン・ギャングスター』(07)、『28週後…』(07)などがある。
マシュー・マコノヒー(黒衣の男/ウォルター)
1969年11月4日、アメリカ・テキサス生まれ。
1993年に『バッド・チューニング』で映画デビューを飾り、その後40作を超える作品に出演している。2014年には『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー賞®主演男優賞を受賞し、『インターステラー』でも主役を演じた。
2016年にはイルミネーション・スタジオ製作の『SING/シング』でコアラのバスター・ムーンに声を吹き込み、歌声も披露している。
そのほかの主な出演作に、『ゴールド/金塊の行方』(16)、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(13)、『マジック・マイク』(12)、『コンタクト』(97)などがある。
ニコライ・アーセル(監督)
1972年8月25日、デンマーク生まれ。映画監督および脚本家として活躍。
2009年『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』で脚本を務め、マッツ・ミケルセン&アリシア・ヴィキャンデル主演の『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』(13)では監督・脚本を担当し、アカデミー外国語映画賞にノミネートされた。
(出典:http://www.dark-tower.jp/)
ネタバレ感想
ストーリー自体はまさしくファンタジーで、ワクワクするところですが、映画化してみるとやっぱりというような。
95分で終われるわけがない、という壮大な話なので。
終盤なんて、あ、もう時間ないからはい、はい、はいっと終わりました。
みたいに見えてしまいました。
キャスティングも良く、楽しみだったのになぁ。です。
マシュー・マコノヒーがこういう悪役、というのはあまりイメージがない分より期待があったので、実際はなんともな感じでちょっと残念でした。
少年が夢に見るガンスリンガーとタワー。
ベタな感じではありますが、ワクワクするんです。
子供には本当に何かを感じたり見る事があるというし、リアルな世界にあるんじゃないか?と思える事が楽しい。
そして夢に出るものが、現実の世界で見えてきます。
全ては導かれるように進み、異世界へと繋がる場所へたどり着きます。
来たー!ガンスリンガー!
かなりカッコ良く、硬派で良い感じなのに、これがまたブレる。
やたら突き放すように言ってみたり、奴はどこだ!とか助けてみたり。
いや、ずっとそこで戦ってたんだからちょっとぐらい分かっても良さそうな…。
マトリックスのネオのように、ようやく来たか!まではいかずとも、そんな邪険にしなくても。
結局一緒に行くんだから、などと冷静になってしまう。
力を合わせウォルターのもとへ向かい、戦う。
一番の見せどころのアクション、ガンスリンガーことローランドVS1000体!
バッタバッタなぎ倒し、さぁ来たぞー!宿敵ウォルター。
ウォルターの力はもう半端なく、なんでウォルターだけそんなに?と思う程に無敵状態。
……え?終わった?
あっさり倒して終わります。
今までのは何だったんだ!と心で叫びます。
ココが見どころ!
とはいえ、異世界の雰囲気やジェイクとガンスリンガーが歩いている壮大な世界は心惹かれます。
残念ながら出て来るのが、それなのに…というところ。
それなのに、ウォルターが仕切る場所はかなり近代的な今時の場所で人(に扮した怪物たち)をたくさん従え実験しています。
ジェイクが夢に見て、それを絵に描き、何かこの子は精神異常じゃないかと疑われたり、このあるあるはとても良い。
のに、行ってからワクワクが減るなんてどうなんだと。
ダークファンタジーが好きな人には、この世界をみるという事でオススメです。
まとめ
やはり、原作が長編で超大作を90分では無理だったということだと思います。
これ、ドラマでやれば良かったのに。
もっと細かくジェイク、ローランド、ウォルターについて描いたり、タワーや異世界についてももっともっと細かくこだわりで作ってくれたら面白かったんじゃないかと。
原作が人気だからと、何でも映画化するのはどうなのかと、また疑問になってしまいます。
もっと面白くなったと思うからこそ、残念なのです。
凛子
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