凛子
ひっきー
凛子
今回はそんな「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」をご紹介します。
作品情報
あらすじ
家族は交際反対、彼女はまさかの昏睡状態!?
コメディアンのクメイルはウーバーの運転手をしながら、コメディアンとして舞台に立ちながら生計を立てていました。
そんなある日、お客として舞台を見にきていたエミリーと出会います。
そして2人の交際が始まりました。
しかし、彼の両親は保守的なムスリムであったため、息子がアメリカ人と恋に落ちたことをよく思っていませんでした。
そんな時エミリーが謎の病に倒れてしまいます。
クメイルはエミリーの両親のサポートを受けながら彼女の闘病生活を支えていくこととなったのでした。
(出典:http://gaga.ne.jp/bigsick/)
キャスト・監督
クメイル・ナンジアニ(クメイル)
1978年、パキスタン生まれ。
俳優、コメディアン、脚本家として高く評価され、TVシリーズ「シリコンバレー」(14~17)で広く知られる。
その他にも、多数のコメディ映画に出演し、印象的な演技を見せている。
主な出演作は、ジャド・アパトー製作の『憧れのウェディング・ベル』(12・未)、『SEXテープ』(14)、『オフロでGO!!!!! タイムマシンはジェット式2』(15)など。
近年は、マイケル・ショウォルター監督の『ドリスの恋愛妄想適齢期』(15・未)、『ウェディング・フィーバー ゲスな男女のハワイ旅行』(16・未)、『セントラル・インテリジェンス』(16)などのメジャー作への出演が続く。
また、アニメ映画『レゴ(R)ニンジャゴー ザ・ムービー』(17)ではニンジャの一人の声を担当している。
ゾーイ・カザン(エミリー)
1983年、アメリカ、カリフォルニア州生まれ。
俳優、戯曲家、脚本家。
脚本、製作総指揮、ヒロイン役を務めた『ルビー・スパークス』(12)で高く評価され、インディペンデント・スピリット賞脚本賞にノミネートされる。
その他の出演作は、サム・メンデス監督の『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』(08)、『僕と彼女とオーソン・ウェルズ』(08・未)、『50歳の恋愛白書』(09)、『恋するベーカリー』(09)、『イン・ユア・アイズ 近くて遠い恋人たち』(14)など。
マイケル・ショウォルター(監督)
1970年、アメリカ、ニュージャージー州生まれ。
監督と共同脚本を務めたサリー・フィールド主演の『ドリスの恋愛妄想適齢期』(15・未)が、サウス・バイ・サウスウエスト映画祭観客賞を受賞する。
他の監督作は、TVシリーズ「LOVE ラブ(シーズン1)」(16)など。
また、TVシリーズ「ウェット・ホット・アメリカン・サマー:キャンプ1日目」(15)と「ウェット・ホット・アメリカン・サマー:あれから10年」(17)の製作総指揮、企画、脚本、出演を務める。
(出典:http://gaga.ne.jp/bigsick/)
ネタバレ感想
この映画は5館からスタートしたと言いましたが、製作費も5億円とハリウッド映画にしてはかなり低予算で作られています。
そんな映画が興行収入が40億円を超える大ヒットと映画となったのです。
大ヒット映画となった理由の1つにこの映画が実話だという事があります。
さらに本人が出演しています。
クメイル役を本人のクメイル・ナンジアニ自身が演じた事で話題になったのです。
彼が今の奥さんとの出会って結婚するまでを1本の映画にしました。
クメイルはのお父さんはお医者さんです。
息子がコメディアンとして活動している事をよく思っていません。
しかもクメイルは売れていないコメディアンなのです。だからウーバーの運転手もやって生計を立てています。
そんなクメイルの生活を心配し、彼にコメディアンをやめて欲しいと思っています。
だから、クメイルは自分の彼女がアメリカ人だと言えません。
それは両親はクメイルにはパキスタン人と結婚して欲しいと願っているからです。
パキスタン人はパキスタン人と結婚するという伝統があるようです。
彼女のエミリーはクメイルと真剣な付き合いを考えていたのですが、彼が両親に自分のことを言ってないと知ってショックを受け彼と別れてしまったのです。
彼女と別れて元の生活に戻ったクメイルの元に、1本の電話がかかってきます。
電話の内容はエミリーが入院したという電話でした。
エミリーの元に向かったクメイルですが彼女は意識不明の状態になっていました。
そこにエミリーの両親がやってきて、クメイルと両親のおかしな看病生活が始まります。
クメイルは本人が演じていますが、クメイルの本当の奥さんはこの映画に脚本、製作指揮で携わっています。
しかもクメイルと共同で脚本を書いています。
それが分かっているので、エミリーは元気になると知っていたのですが、それでも2人がどうなってしまうのか夢中になって見ていました。
パキスタン人として差別されながらも懸命に生きているクメイルを見て、最初は心を開かなかったエミリーの両親は次第にクメイルに心を開いてくれます。
さらにエミリーが目覚めた後、クメイルのことを後押ししてくれたのもエミリーのお母さんだったのです。
人種の問題や病気などを乗り越えて結ばれた2人のストーリーが面白く、温かく描かれている映画が「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」です。
ココが見どころ
コメディアンのクメイルが脚本に参加しているので、笑えるシーンがたくさんあります。
特にパキスタンの結婚事情を面白おかしく表現しています。
両親が結婚相手を決めます。
両親の気に入った女の子の写真をクメイルに渡すので、クメイルの家の箱の中には女の子の写真がたくさん入っています。
また偶然を装って、両親が紹介したい女の子が食事時にやってきます。
そんなお見合いのような場面は毎回笑ってしまいます。
この辺りはさすが、コメディアンだなと思いました。
私は映画を観る前にこれは実話だということを知っていたのですが、知らない人のために映画のラストに本当の夫婦の写真が登場します。
そして写真に解説入りで2人の生活を説明してくれていました。
まとめ
アメリカで大ヒットしたのが、見ればわかる作品です。
面白いし、楽しいし、でもどこか切なくて、心が温まる作品が「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」です。
派手なシーンなどはないけど、物語だけで充分に心に響きます。
笑える作品でもありますので、ぜひ多くの方に見てもらいたいです。
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