映画恋はデジャ・ブ|あらすじとネタバレ感想!ラストシーンは・・

今回、ご紹介する映画は1993年に公開された映画「恋はデジャ・ブ」です。

1日をなんとなく過ごしている人にオススメ!

ひっきー

凛子

自分のことしか愛せない人にオススメの映画だよ!

それでは、本作について詳しく紹介します!

作品情報

あらすじ

高慢で自己中心的なTVの人気予報官フィルは、“聖燭節”の取材のためペンシルバニア州パンクスタウニーを訪れる。

無事に取材を済ませたフィルであったが、吹雪が町を直撃し、足止めを喰ってしまう。

しかし、その翌朝フィルが目覚めてみると昨日と同じ“聖燭節”のお祭が行われ、その翌日も・・・・・・。

(出典:https://www.sonypictures.jp/he/1316)

キャスト・監督

監督・製作・脚本:ハロルド・ライミス

フィル:ビル・マーレー

リタ:アンディ・マクドウェル

ラリー:クリス・エリオット

ネッド:スティーブン・トボロウスキー

バスター:ブライアン・ドイル=マーレー

ナンシー:マリタ・ジェラティ

ランカスター夫人:アンジェラ・ペイトン

ガス:リック・デュコムン

ラルフ:リック・オバートン

ドリス(ウェイトレス):ロビン・デューク

(出典:https://www.sonypictures.jp/he/1316)

ネタバレ感想

原題の「Groundhog Day」とは、アメリカのペンシルベニア州で毎年2月2日に行われる、春の訪れを占うイベントのことです。

その占いに使われる動物が、グラウンドホッグ(ウッドチャック)。

野生のグラウンドホッグをカナダで見たことがありますが、モグラとビーバーを足して2で割ったような動物です。

本作は、ビル・マーレイ演じる主人公のフィルだけが、Groundhog Dayの2月2日の時間軸に取り残され、何回もループを繰り返すお話。

日本語タイトル「恋はデジャ・ブ」のように、恋愛要素もあることはありますが、それだけではありません。

深部まで突き詰めると哲学的なメッセージが込められている点が、この映画の面白い点です。

そういった意味で日本語タイトルに騙されずに観てほしい映画の1本です。

主人公のフィルは、傲慢でわがままな人気気象予報士。

そんな彼が仕事仲間のリタとラリーとともに、2月2日のグラウンドホッグデーを取材するため、田舎町へ滞在。

退屈な田舎のイベントに不満を漏らしながらも、なんとか取材を終えて都会へ戻ろうと思ったら、吹雪のためもう一泊泊まることになります。

翌日、目覚めたフィルは異変に気づきます。

朝流れるラジオも出会う人も、昨日と全く同じことを言います。

なんとかその1日を終えて眠りにつきますが、翌朝目が覚めるとまた同じ2月2日。

ここから、フィルだけが2月2日を繰り返す日々が始まります。

東京のように遊び場がたくさんある場所でループするならまだしも、フィルのループする場所は見下していた田舎町です。

詳しくは見どころで触れますが、フィルは田舎町で色んなことを試してみますが、翌朝目覚めるとまた2月2日がやってきます。

映画でループの回数は明らかにされていませんが、数千年以上ループする設定だったようです。

何度もループを繰り返し、最終的にフィルは自分のことしか愛せない人から、周りの人を愛せる人に生まれ変わりました。

フィルが周りの人を愛するから、周りの人もそれに応えてくれます。

フィルはいつの間にか、周りの人に愛される人になっていました。

私たちは、フィルのように同じ日をループすることはできません。

しかし、毎日同じことばかり繰り返す日々を送っている人は意外と多いのではないかと思います。

例えば朝起きて、仕事して、家事して、寝る…といったことの繰り返しの日々。

忙殺される日々を送り、自分のことだけで精一杯で、周りに優しくできない人は多いと思います。

この映画は、そんな人たちに大事なことを気づかせてくれる映画でした。

映画と違い、現実世界では過ぎていった時間は取り戻すことができません。

だからこそ今日という1日を自分のことばかりではなく、他人のために何か行動することの大切さを教えてくれました。

哲学的なメッセージが込められていますが、決してお堅い映画ではありません。

ラブコメ的な軽めのタッチで描かれているので、気楽に鑑賞できる映画です。

ココが見どころ

自分だけループしていることに気づいたフィルは、色んなことをします。

テレビの仕事を適当にやったり、女性を口説いたり、銀行からお金を盗んだり、自殺したりします。

何をやっても、次の日にはリセットされているのでやりたい放題です。

羨ましかったのは、テーブルいっぱいにスイーツを並べての爆食いシーンです。

「糖尿病になるわよ」とリタに忠告されますが、フィルはお構いなし。

翌日にリセットされるなら、自分もやりたいと思いました。

もう1つは、無尽蔵の時間を利用してピアノを一から習うことです。

段々と上達し、最後にパーティーで演奏するシーンはカッコよかったです。

ビル・マーレイは、本作で実際にピアノを練習して弾けるようになったそうです。

自分がもしフィルだったら、どうやって過ごすか妄想が止まりません。

まとめ

今日一日の大切さについて噛みしめる映画としてもいいし、自分がフィルだったらと妄想話に花が咲く映画でした!

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