映画ドリーム|あらすじとネタバレ感想!実話を元にした映画・・・

今回ご紹介する映画は、2017年第89回アカデミー賞で作品賞、助演女優賞、脚色賞の3部門にノミネートされた映画「ドリーム」です。(原題: Hidden Figures)

凛子

人種差別だけじゃなく男女差別についても触れられている作品だった!
差別という重たい印象を受けそうだけど、登場する女性たちが力強くエネルギッシュで前向きになれる映画だったよ!

ひっきー

それでは、本作について詳しくご紹介します!

作品情報

あらすじ

1961年、アメリカはソ連との熾烈な宇宙開発競争を繰り広げていた。

NASAのラングレー研究所には、ロケットの打ち上げに欠かせない“計算”を行う優秀な黒人女性たちのグループがあった。

そのひとり、天才的な数学者キャサリンは宇宙特別研究本部のメンバーに配属されるが、そこは白人男性ばかりの職場で劣悪な環境だった。

仲の良い同僚で、管理職への昇進を願うドロシー、エンジニアを目指すメアリーも、理不尽な障害にキャリアアップを阻まれていた。

それでも仕事と家庭を両立させ夢を追い続けた3人は、国家的な一大プロジェクトに貢献するため自らの手で新たな扉を開いていくのだった……。

(出典:http://www.foxmovies-jp.com/dreammovie/)

キャスト・監督

監督:セオドア・メルフィ

キャサリン:タラジ・P・ヘンソン

ドロシー:オクタヴィア・スペンサー

メアリー:ジャネール・モネイ

アル・ハリソン:ケビン・コスナー

ヴィヴィアン・ミッチェル:キルスティン・ダンスト

ポール・スタッフォード:ジム・パーソンズ

ジム・ジョンソン:マハーシャラ・アリ

(出典:http://www.foxmovies-jp.com/dreammovie/)

ネタバレ感想

元気をもらえる映画でした!

男性はもちろんですが、特に女性に観てほしい1本です。

舞台は、人種による文理製作が行われているた1961年のアメリカ。

ソ連との宇宙開発戦争を繰り広げていたアメリカで、NASAの宇宙開発計画に携わっていた3人の黒人女性に焦点を当てています。

1人は、数学の天才キャサリン。

1人は、エンジニアを志すメアリー。

1人は、管理職を目指しているドロシー。

キャサリンは、ずば抜けた計算能力を買われて重要部署の計算係に抜擢されますが、早くも障害にぶつかります。

彼女の配属先の同僚たちは男性ばかりで、全員白人。

ビルには白人専用のトイレしかないため、彼女はトイレが近くなる度に800メートル離れた有色人種専用のトイレを使用。

部署に1つしかなかったコーヒーポットを使用すれば同僚に奇異の目で見られ、翌日有色人種専用のの小さなコーヒーポットが登場。

肌の色が違うというだけでここまで酷い仕打ちを受けていたのかと驚愕してしまいます。

しかし、そんな酷い環境を甘んじて受け入れる人物ではないのがキャサリン。

キャサリンは上司のハリソンに彼女が受けた人種差別を大声で訴えます。

人種差別を当たり前と思っていない彼女の訴えはスカッとしました。

翌日、ハリソンは有色人種用のトイレの看板やコーヒーポットを撤廃。

ハリソンに有能性を認められたキャサリンは、やがて男性しかいない重要な会議にも出席し、宇宙飛行士の信頼を得ます。

一方、エンジニアを目指すメアリーは、白人専用の学校に通い学位を取得することがエンジニアに転身する上で必要不可欠と知り裁判所に訴えを起こします。

そして通学の権利を勝ち取った彼女は白人専用に学校に通う初の黒人女性として前例を作ることに成功。

ドロシーは計算を自動で行うコンピューターIBMの導入を知り、コンピューター工学を学ぶだけでなく、同じ黒人の女性計算手たちにその技術を教えます。

コンピューター技術者を必要としていたNASAは、ドロシーたち計算手を解雇することなく、コンピューター技術者として彼女たちを採用。

ドロシーは管理職に就き、白人女性たちにコンピューター技術を教えるほどに昇進を果たします。

そしてマーキュリー・アトラス6号の打ち上げ時、コンピューターの計算に不安を感じた宇宙飛行士グレンが、キャサリンに検算を要求。

キャサリンの活躍により無事打ち上げが実行され、計算通りの落下位置に落下。

3人はそれぞれの能力を活かして、差別に屈することなく自分たちのポジションを確立していてカッコよかったです。

ココが見どころ

下手すると暗い映画になってしまう内容を観客にそう感じさせなかった理由には、パワフルな女性キャラクターたち以外にも要因があります。

1つは衣装

女性たちが身にまとう衣装は、どれも目を引くほど色鮮かです。

時代設定の1960年代に合わせたレトロでフェミニンな衣装がスクリーンに映る度に気持ちがパッと明るくなります。

女性たちの力強さを色彩豊かな衣装が支えていました。

もう1つが、音楽。

60年代当時に流れていたレイチャールズやマイルス・デイヴィスの名曲が映像と絶妙にマッチしていて痺れるほどカッコよかったです。

そしてメインで流れる曲を担当したのは、プロデューサー兼シンガーのファレル・ウィリアムス。

彼の曲はどれも本編を支える音楽となっていました。

まとめ

実話を基にしている本作は、黒人女性の活躍の転換期を描いた作品でした。

自分たちの才能を最大限に活かし、目標を達成しようと奮闘する彼女たちのキラキラとした行動力に勇気をもらえた作品です。

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