Netflix映画オクジャ|あらすじとネタバレ感想!ラスト結末は・・・

今回紹介するのはNetflixで製作された「オクジャ」です。

凛子

動画配信映画として初めてカンヌ国際映画祭に出品された作品でもあります。
ファンタジー作品ですが、途中から凄い展開になっていきます。

ひっきー

すごく考えさせられる映画でもあります。

作品情報

あらすじ

韓国の山間の家で暮らす少女ミジャは、大きな動物オクジャの面倒を見ながら平穏な毎日を送っている。

優しい心を持つオクジャは、ミジャにとって親友ともいえる大切な存在だった。

ところがある日、多国籍企業ミランド社がオクジャをニューヨークに連れ去ってしまう。

自己顕示欲の強いミランド社CEOルーシー・ミランドが、ある壮大な計画のためにオクジャを利用しようとしているのだ。

オクジャを救うため、具体的な方策もないままニューヨークへと旅立つミジャだったが……。

(出典:https://eiga.com/movie/85347/)

キャスト・監督

ティルダ・スウィントン(ルーシー・ミランド)

デレク・ジャーマン監督の「カラヴァッジョ 天才画家の光と影」(86)でスクリーンデビューを果たし、ジャーマンがエイズの合併症で亡くなる94年まで、彼の作品に出演する。

「エドワード II」(91)でベネチア国際映画祭の女優賞を受賞し、アート系のファンを獲得した。

サリー・ポッター監督作「オルランド」(92)では、男性から女性へと変化しながら400年生きる貴族の青年を演じ、国際的にも有名に。

その後、「ザ・ビーチ」(00)、「コンスタンティン」(05)などハリウッドの作品にも出演し、ジョージ・クルーニー主演の「フィクサー」(07)でアカデミー助演女優賞を受賞した。


ポール・ダノ(ジェイ)

12歳でブロードウェイの初舞台を踏み、17歳の時に「L.I.E」(01)で映画デビューする。

メインキャストを務めたロードムービー「リトル・ミス・サンシャイン」(06)は、米国でロングランヒットを記録。

ポール・トーマス・アンダーソン監督作「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」(07)では牧師役で強烈な印象を残し、その後アカデミー作品賞受賞作「それでも夜は明ける」(13)や、ドゥニ・ビルヌーブ監督のスリラー「プリズナーズ」(13)に出演。

「ラブ&マーシー 終わらないメロディー」(15)ではビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンの若き日を演じた。

17年、「Wildlife」で監督、脚本家デビュー。


ポン・ジュノ(監督)

95年、韓国映画アカデミーを第11期生として卒業し、卒業制作の「支離滅裂」はバンクーバー国際映画祭や香港国際映画祭に招待された。

初監督作は00年の「ほえる犬は噛まない」で 脚本も担当。

カンヌ国際映画祭で話題を呼んだ「殺人の追憶」(03)は韓国で大ヒットしただけでなく、日本でも注目を集める。

06年の「グエムル 漢江の怪物」は、当時、韓国映画市場で歴代動員数1位を記録した。

初の海外作品で、ミシェル・ゴンドリーとレオス・カラックスとのオムニバス映画「TOKYO!」(08)の後、再び母国に戻り「母なる証明」(09)を監督。

13年の「スノーピアーサー」は、クリス・エバンス、ティルダ・スウィントンらをキャストに迎え、初の英語作品となった。

(出典:https://eiga.com/movie/85347/)

ネタバレ感想

最初は主人公の女の子ミジャとスーパーピッグのオクジャの冒険物語かと思っていました。

しかし「オクジャ」の内容はそんな夢見るファンタジー作品でもアドベンチャー物語でもありませんでした。

食品に対する遺伝子組み換えがテーマの作品でした。

ミランドはチリで新種の豚を発見したと発表しますが、そもそもそれ自体が嘘でした。

新種の豚はミランド社で遺伝子組み替えによって作られた豚だったのです。

消費者はそんなことはもちろん知りません。

ミジャは何も知らずにペットのようにオクジャを育てていました。

ミジャとオクジャの関係は飼い主とペットという関係すら超えています。

ミジャが崖から落ちそうになった時、オクジャは自分の命をかえりみずにミジャを助けま。

ミジャとオクジャの関係は親友であり家族のような関係だったのです。

しかしミランド社の企みでオクジャはニューヨークに連れていかれます。

必死でオクジャを追いかけるミジャ。

ミジャはオクジャを助けるために、ニューヨークに渡ります。

しかしそこでミジャが見たものは、とても残酷でひどいものでした。

オクジャを始めとするスーパーピッグは、すべて食用として作られた豚です。

ソーセージとして加工される様子をミジャは見てしまったのでした。

この作品を見ていると、正直食品表記について信じられなくなります。

もちろんきちんと表示されているはずだと分かっていますが、それでも心配になってしまいます。

それだけ凄いショッキングな内容ですし、食用として作られた動物の気持ちが伝わってきました。

普段私たちが何気なく食べている肉でも、もっと感謝しながら食べなければいけないと思わされました。

ココが見どころ

オクジャがとても可愛いんです。

なんとも言えない表情、目が可愛くてたまりません。

そんな可愛いオクジャがニューヨークに着くと、大変な目にあってしまいます。

いきなり交配させられ、さらに試食用に各部位の肉の断片を取られてしまいます。

この時のオクジャの叫び声は忘れる事ができません。

遺伝子組み換えで人間が勝手に作り出し、そして殺して食べる。

本当にひどい過程です。

さらにミジャがオクジャを助け出した後に、ほかのスーパーピッグ達の切ない鳴き声。

人間は本当に勝手だなと感じてしまいます。

切ない叫び声と、その中を歩くミジャとオクジャの姿に涙がででしまいました。

まとめ

自分たちの利益のために、存在しないものを作り出す人間。

そんな人間のひどい部分を見せられる映画です。心が痛くなりました。

映画を見るとしばらくは、肉を食べる事ができなくなるかもしれません。

それでも食品について考える事ができる、大切な作品の1つです。

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