映画パッセンジャー|あらすじとネタバレ感想!ラスト結末は・・・

今回ご紹介する映画は、2017年に公開された「パッセンジャー」です。

自分がもしジムだったらどんな選択をするだろうかと考えたくなる映画だった!

ひっきー

凛子

仲良しのジェニファー・ローレンスとクリス・プラットのコンビが良かった!

それでは、本作について詳しくご紹介します!

作品情報

あらすじ

近未来。

豪華宇宙船アヴァロン号は5000人の乗客を乗せて地球を旅立ち、遠く離れた移住地に向かって航行していた。

乗客は目的地に到着するまでの120年間を冬眠装置の中で安全に眠り続けるはずだった。

ところが、航行中のアクシデントが原因で一つのポッドが不具合を起こし、エンジニアのジムだけが目覚めてしまう。

ほどなく自分以外に誰も起きていないことに気づくジム。それもそのはず、地球を旅立ってまだ30年しか経っていなかった。

つまり、ほかの乗客が目覚めるのは90年も先で、それはこの宇宙船の中でたった一人きりで残りの一生を過ごさなければならないことを意味していた。

それから1年が過ぎ、孤独に押し潰されそうになっていたジムは、目覚めたばかりの美しい女性オーロラと出会うが…。

(出典:http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=359024#1)

キャスト・監督

監督:モルテン・ティルドゥム

ジム:クリス・プラット

オーロラ:ジェニファー・ローレンス

アーサー:マイケル・シーン

ガス:ローレンス・フィッシュバーン

(出典:http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=359024#1)

ネタバレ感想

日本版のキャッチコピーに「2人だけが目覚めた」とありましたが、本作を鑑賞後は「2人だけ」に少し違和感を感じます。

なぜなら、自然と目覚めたのは「1人」だけだったからです。

5000人の乗客と258人のクルーを乗せた巨大移民宇宙船が植民惑星「ホームステッドⅡ」に向けて120年に及ぶ航海をしていると、人工冬眠ポッドの故障によってエンジニアの乗客ジムだけが目覚めてしまいます。

しかし彼が起きたタイミングは非常に悪く、植民惑星に到着するまで90年ほど残っていました。

彼以外の人間は皆冬眠しているため地球へメッセージを送りますが、返信が来るのは数十年先。

エンジニアとして冬眠ポッドのマニュアルを見ながら修理しようとしますが、再び冬眠することはできません。

クルーではないため宇宙船をコントロールするためのアクセス権やクルー専用の部屋にも入れません。

それから1年ほどジムはだだっ広い宇宙船の中で自堕落な生活を続けていました。

唯一の話し相手はバーテンダーのアンドロイド、アーサー。

そしてある日、冬眠ポッドで眠っている作家のオーロラに一目惚れして、彼女のことを調べて益々気に入ったジムは、ある良からぬ考えが浮かびます。

それは、オーロラを目覚めさせること。

もしそうすれば彼女の人生を奪ってしまうことになるため葛藤しますが、1年以上独りで過ごすことに耐えられなくなったジムは、エンジニアの技術を使って彼女を目覚めさせてしまいます。

目覚めたオーロラにはもちろん自分が起こしたことは言わずに、アーサーにも口止め。

目を覚ましたオーロラは戸惑いますが、そんな彼女をジムは慰め船内に用意されているゲームやスポーツなどさまざまな娯楽に誘って、2人だけの生活を楽しむようになります。

2人は恋人同士となり甘い生活が続きますが、オーロラの誕生日に事件が起きます。

ジムはオーロラにプロポーズしようと結婚指輪を用意していましたが、バーで一旦席を外した時に、アーサーがオーロラにジムが故意に目覚めさせたことを告げてしまいます。

戻ってきたジムに問い詰めると、ジムは肯定。

ジムに対する怒りと憎しみがピークに達したオーロラは、ジムを拒絶しひどく恨むようになります。

ジムはオーロラに何度も謝罪しようとしますが、聞く耳持たずのオーロラはジムを避けて過ごすようになります。

そんな中、船内では掃除用ロボットが故障したり停電になるほどの異常が発生し、甲板長のガスが目覚めてしまいます。

ガスはジムとオーロラから状況を聞き、クルー専用のアクセス権を使って船内をくまなく調べます。

すると船が小惑星との衝突によってダメージを受け電力の供給に必要な核融合炉が機能停止しかけていることが発覚。

3人はその原因を探ろうとしますが、ガスの体調が芳しくなく、医療ロボットの分析で寿命がわずかで治療できないことが判明します。

ガスはクルー専用のアクセス権を託して2人に看取られます。

残された2人は核融合炉の修理をするために炉内の熱を放出する必要があるという答えにたどり着きますが、排熱孔が船内から操作できずに船外に出て手動で開ける必要が出てきます。

オーロラに「絶対戻ってきて」という言葉を受けたジムは命懸けで排熱孔を開き核融合炉は正常に戻ります。

しかし、熱が放出された衝撃でジムは船外に吹き飛ばされ、宇宙服の穴が空き、命綱が切れてしまいます。

急いで宇宙服に着替えたオーロラはジムの命綱を掴み、なんとかジムを救出して医療ロボットで蘇生させます。

回復したジムは医療ロボットで1人のみ冬眠できることを発見しオーロラに告げます。

オーロラを目覚めさせた償いとしてジムはオーロラに譲ろうとしますが、オーロラはそれを拒み、ジムと残りの人生を生きていくことを選択。

そして、88年後。

乗客より先に冬眠から目覚めたクルー達の前には、緑が広がりジムの植えた木が船内に立っていました。

ココが見どころ

第89回アカデミー賞の美術賞にノミネートされた本作。

それほど豪華宇宙船アヴァロンの船内は近未来的で夢の広がる美術でした!

特にオーロラがよく泳いでいたプールは、外の宇宙空間が見えるように出っ張っていて素敵なデザインでした!

まとめ

もし自分だけが目覚めてしまったら最後まで独りで生き続けることができるのか、それともジムのように誰かを目覚めさせてしまうのか。

自分だったらどうするか思わず考えてしまう作品でした!

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