映画20センチュリーウーマン|あらすじとネタバレ感想!ラスト結末と見所は?

今回ご紹介する映画は、2017年に公開された「20センチュリーウーマン」です。

一人ひとりの個性的なキャラクターが丁寧に描かれていて面白かったです!

ひっきー

凛子

20世紀の懐かしい映像や音楽、服装などノスタルジックな雰囲気が最高でした!

それでは本作について詳しくご紹介します!

作品情報

あらすじ

1979年、サンタバーバラ。シングルマザーのドロシアと母ひとり子ひとりの生活を送る15歳の少年ジェイミー。

家には他に、子宮頸がんを患いニューヨークから地元に戻ってきたパンクな写真家アビーと元ヒッピーの便利屋ウィリアムが間借りしていた。

さらにジェイミーの2つ上の幼なじみジュリーも夜な夜な彼の部屋にやってきては一緒のベッドで眠っていく。

けれども決して体には触らせてくれない。

そんな中、反抗期を迎えた息子のことがまるで理解できず、お手上げ状態になってしまったドロシア。

そこで彼女は、アビーとジュリーに息子の教育係になってほしいと相談する。

こうしてジェイミーは、強烈な個性を持つ3人の女性たちと15歳の特別な夏を過ごすことになるのだったが…。

(出典:http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=359589)

キャスト・監督

監督:マイク・ミルズ

ドロシア:アネット・ベニング

ジェイミー:ルーカス・ジェイド・ズマン

ジュリー:エル・ファニング

アビー:グレタ・ガーウィグ

ウィリアム:ビリー・クラダップ

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=359589

ネタバレ感想

舞台は1979年、カリフォルニア州サンタバーバラ。

シングルマザーのドロシアは40歳の時に産んだ15歳のジェイミーと大きな家で暮らしていました。

ドロシアの家には間借りしている人が2人います。

1人は、ニューヨークで写真を学んでいた時に子宮頸がんが見つかって故郷のサンタバーバラに戻ってきたアビー。

もう1人は、大工として生計を立てながら、ヒッピーのコミュニティに参加するウィリアム。

そして2人以外に、近所に住んでいる少し年上のジュリーがよく家に入り浸っています。

ジュリーは毎晩ジェイミーの部屋に忍び込んで添い寝しますが、関係を崩したくないため肉体関係は持っていません。

ある日、ジェイミーは友達との悪ふざけで意識を失ってしまいます。

ジェイミーは病院に運ばれて後遺症もなく意識を取り戻しますが、ドロシアは思春期を迎える息子のことが理解できなくて悩みます。

そこで、ドロシアはジェイミーと仲が良くて歳の近いアビーとジュリーに助けを求めます。

そのことを知ったジェイミーは、母親が育児放棄したと思い、反抗心で友人たちとL.A.のロックコンサートに行きました。

夜遅くに帰宅すると、ジュリーが部屋で待っていました。

友達とセックスした際に、避妊に失敗したため妊娠したかもしれないと打ち明けるのでした。

翌朝ドロシアからアビーを支えるように言われたジェイミーは、アビーと一緒にがん治療の検査結果を聞きに病院に行きます。

がん細胞は消えたが、子供を授かることはできないという検査結果でした。

ショックを受けるアビーでしたが、ジェイミーに付き添ってくれたことに感謝します。

アビーのために妊娠検査薬を買ったジェイミー。

検査したところ、結果は陰性でした。

ドロシアは、最近の流行を知るためにアビーにパンククラブに連れて行ってもらいます。

最初はその場に慣れようと音楽を聞いていましたが、馴染めずに1人で先に帰宅するのでした。

異性(ジュリー)に対する興味が増していくジェイミは、アビーから借りた本を読んでフェミニズムに興味を持ち始めます。

ある晩、友人たちを招いた夕食の場で、アビーは「生理」という言葉を発してドロシアに注意されます。

しかし何ら恥ずかしいことではないと主張するアビーは、列席している男性陣に「生理」という単語を言わせます。

その場の乗りに感化されたジュリーは初体験の年齢まで口走るのでした。

そのことに気分を悪くしたジェイミーはもう二度と添い寝はしないとジュリーに伝えます。

ショックを受けたジュリーは謝り、2人でドライブ旅行に出かけようと誘いました。

旅先のモーテルでジェイミーはジュリーに告白しますが、セックスはできないと断られます。

がっかりしたジェイミーは部屋を出ていきました。

一晩中帰ってこなかったジェイミーのことが心配になったジュリーはドロシアに電話。

アビーとウィリアムも駆けつけると、すでにジェイミーが戻ってきた直後でした。

ジェイミーは、ドロシアがアビーとジュリーに自分のことを任せたから見捨てられた気分になったと正直にドロシアに伝えます。

親子のわだかまりが溶けると、アビー、ジュリー、ウィリアムを先に返して、親子だけの時間を過ごします。

そこで、ジェイミーは父親の話を聞かされるのでした。

そこから、5人は別々の人生を歩みます。

ジュリーはニューヨーク大学に進学した後、パリに移住。

ウィリアムはアリゾナで陶芸家になり、2度結婚しました。

アビーは写真家として活動し続け、後に結婚して2人の子供を授かります。

ドロシアは、生涯の伴侶と出会い一緒に暮らしていましたが1999年にガンで亡くなります。

ジェイミーはドロシアの死後、結婚して子供を授かります。

しかし、自分の母親がどんな人だったかを子供にうまく説明できないのでした。

ココが見どころ

母親ドロシアの自由奔放な生き方と人間性が輝いていました。

それは息子に対する教育方針や接し方に表れていました。

ジェイミーが何も言わずに夜遅くに帰ってきても、一方的に怒鳴りつけることはなく、次から夕食の準備前に教えての一言。

ジュリーが毎晩添い寝しに来ていることを知った時も、ジュリーを追い出すことはしませんでした。

大人に成長しようとする息子への理解力のあるドロシアが素敵でした!

まとめ

親子問題や恋愛、性、アイデンティティについてなど色んな要素が詰まった作品でした!

20世紀の淡い映像の印象が色濃く残っています!

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