映画マダム・フローレンス!夢見るふたり|ネタバレ感想と評価してみた!

今回ご紹介する映画は、2016年のイギリス映画「マダム・フローレンス!夢見るふたり」です。

凛子

メリル・ストリープの演技の上手さは相変わらず安定していたね!
メリルとヒュー・グラントの組み合わせも、意外性があって面白かった!

ひっきー

それでは、本作について深く掘り下げてみたいと思います!

作品情報

あらすじ

ニューヨークの社交界のトップ、マダム・フローレンスの尽きない愛と財産は、夫のシンクレアと音楽に捧げられていた。

ソプラノ歌手になる夢を追い続けるフローレンスだが、自分の歌唱力に致命的な欠陥があることに気づいていない。

愛する妻に夢を見続けさせるため、シンクレアはおひとよしなピアニストのコズメという伴奏者を見つけ、マスコミを買収し、信奉者だけを集めた小さなリサイタルを開催するなど献身的に立ち回っていた。

しかしある日、フローレンスは世界的権威あるカーネギーホールで歌うと言い出して―。

持病を抱えながらも音楽に生きる彼女の命がけの挑戦に、シンクレアも一緒に夢をみることを決める。さあ、笑いと涙で包まれた奇跡の公演の幕があがる!

(出典:http://gaga.ne.jp/florence/)

キャスト・監督

監督:スティーヴン・フリアーズ

フローレンス・フォスター・ジェンキンス:メリル・ストリープ

シンクレア・ベイフィールド:ヒュー・グラント

コズメ・マクムーン:サイモン・ヘルバーグ

キャサリン:レベッカ・ファーガソン

(出典:http://gaga.ne.jp/florence/)

ネタバレ感想

人生は、やりたいことをやった者勝ち。

たとえそれが不得意分野であろうとも。

1910年代に活躍したマダム・フローレンスという音痴でありながらソプラノ歌手であり続けた人物が、今現在でも人々に忘れられることなく、映画化までされている理由には、その教訓が彼女の人生に表れているからかもしれません。

なぜ、音痴なのに人気があったのでしょうか。

この映画を観る前は不思議に思っていたことですが、鑑賞後は人気の理由に納得し、自分も自然とフローレンスの魅力に惹かれていました。

まず映画序盤で知らされる、2つの事実にびっくりしました。

1つは、梅毒という持病のせいで、髪の毛はなくカツラで過ごしているということ。

もう1つは、最愛の夫シンクレアに愛人キャサリンがいるということ。

この事実を知った時、夫シンクレアは財産目当てでフローレンスと付き合っているようにしか見えませんでした。

フローレンスの音痴を隠すためにリサイタルに来る客を金で買収したり、フローレンスが眠った後は、愛人のアパートに行って夜を過ごしたりする姿は、最低の夫です。

最初の30分は、金持ちであることを利用してリサイタルを開くフローレンスと、妻を騙し続けるシンクレアのキャラクターが受け入れられなくて、何度も鑑賞を止めようと思っていました。

しかし、根気強く本作の鑑賞を勧めていくと、2人のキャラクターが愛おしく感じてきて、結局最後まで鑑賞しました。

愛人のいる夫シンクレアは、100%善人ではありません。

しかし、音痴であることをフローレンスに隠そうとし続けるシンクレアは、フローレンスを傷つけたくない優しさに溢れていました。

フローレンスのためなら、常に全力で応援し献身的にサポートし、優しい嘘をつき続けるシンクレアなりの愛の形でした。

そして、そんな夫に全面的に支えられたフローレンスは、向かうところ敵なし。

彼女の歌唱力は決して上手いと言えませんが、それでも歌っている時の一生懸命さや、純粋さ、楽しさが、聞いている人たちの心に響いてくる不思議な力を持っています。

現に、最初はフローレンスの歌声をバカにして、笑い転げていた婦人や、復員兵たちも、最後にはフローレンスを応援しているのだから、彼女の魅力は計り知れません。

人に笑われても、バカにされても、自分がやりたいと思ったことをやり切るフローレンスは、私たちに感動と勇気を与えてくれます

ココが見どころ

映画「マンマ・ミーア!」や「イントゥ・ザ・ウッズ」で美しい歌声を聞かせてくれたメリル・ストリープ。

そんな歌唱力に定評のある彼女が、本作では見事な音痴っぷりを発揮する点は、ギャップがあって面白く、1番の注目ポイントです。

絶妙な音痴加減が最高のメリル・ストリープ演じるマダム・フローレンス。

全部の音程を外すほどの壊滅的な音痴ではありません。

かといって、人に聞かせられるほどの歌唱力であるはずがありません。

歌声を聞いていて、途中途中で音程を外すタイミングが絶妙なのです。

それは、歌が上手いメリル・ストリープだからこそ為せる技。

程よく音程を外すので、全く聞いていられないと思うほど不愉快な気分にならない音痴でした。

それよりも、音程を外していることに全く気付かず、気持ちよく歌っているフローレンスの純粋さにだんだん応援したいと思えてくるから不思議です。

そして、ラストに聞こえてくるフローレンスの歌声。

死期を迎える前に聞こえてくる彼女の歌声は、これまでの音程を外した歌声とは全く違う味わいがあり、幸せに包まれていました。

まとめ

夢や目標を持っているマダム・フローレンスは、キラキラしていて心から楽しそうで、それが周りの人にも影響を与える素敵な人物でした。

マダム・フローレンスとメリル・ストリープの魅力の詰まった本作は、個人的に良作の1本に入る映画でした!

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