映画カメラを止めるな!ゾンビ映画マニアのネタバレ感想と解説!

凛子

異例の大ヒット!!まだまだ増え続ける感染!
たった2館からの桁違い!こんな映画は極まれです!

ひっきー

日本大感染!!拡大される熱狂と笑い「カメラを止めるな!」ご紹介します!

作品情報

あらすじ

とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。​

本物を求める監督は中々OKを出さずテイクは42テイクに達する。

そんな中、撮影隊に 本物のゾンビが襲いかかる!​大喜びで撮影を続ける監督、次々とゾンビ化していく撮影隊の面々。

”37分ワンシーン・ワンカットで描くノンストップ・ゾンビサバイバル!”……を撮ったヤツらの話。

(出典:http://kametome.net/)

キャスト・監督

濱津隆之(日暮隆之)

​1981年生まれ、埼玉県出身。芸人、DJという経歴を経て、2011年、30歳を手前に役者の道へ。

以降、舞台を中心に活動。

映像作品では今泉力哉監督の短編『夏風邪』(2013)に出演した。


しゅはまはるみ(日暮晴美)

1974年生まれ、東京都下北沢出身。1992年ドラマ『徳川無頼帳』(テレビ東京)でデビュー。

その後、劇団東京乾電池に所属し、20周年記念公演「しとやかな獣」(1996)に出演。


上田慎一郎(監督・脚本・編集)

​1984年 滋賀県出身。中学生の頃から自主映画を制作し、高校卒業後も独学で映画を学ぶ。

2010年、映画製作団体PANPOKOPINAを結成。

現在までに8本の映画を監督し、国内外の映画祭で20のグランプリを含む46冠を獲得。

2015年、オムニバス映画「4/猫」の1編「猫まんま」の監督で商業デビュー。

(出典:http://kametome.net/)

ネタバレ感想

ゾンビやホラー映画を観慣れている人なら、よりかなりの期待にワクワクドキドキで向かったと思います。

そしてワンカットゾンビ映画がスタートし、特に何の変哲もない。

逆に、ん??なんだこの間は?

演技ヒドイ感じするけど、これどういうことなんだろう…?

そして途中は退屈なはずです。

首が落とされたり、血みどろでちゃんとゾンビ映画の部分はあるものの、これのどこがそんなに面白いのか?みんなゾンビ映画観てなさすぎなんじゃないのか?

などなど、思いつつもそのワンカット映画のラスト、悪魔のシンボルである五芒星の真ん中に血みどろのヒロインが斧を持って立ち尽くす、これは良かったのです。

…で、これから何がどうなるの?

とは思ったけど、想像もしない展開が待っていました。

今まで感じていたことは、全てそう感じるように作られていたからであり、完全に罠にハマったんだと実感したのはそこからでした。

この映画は2度始まる

そうキャッチフレーズでも言われていましたが、まさしくそうでここからもう一本がスタート。

二本目の内容は、いかにしてこのワンカット映画が作られたかが映されます。

この裏がもうめちゃくちゃ面白い。

観ていたそのものが全てひっくり返されるようなことになります。

監督は本当の監督であり、本来役者ではなかった。

監督役とメイク役の役者は付き合っていて、二人でいなくなってしまい今更後に引けず監督が監督役を演じたのです。

またこの監督は映画の中の監督とは正反対のおっとりさんで言いたいことも言えず、イエスマン。

だからこそこの逆転が面白い。

メイク役には元女優だった監督の妻、そして監督志望の娘も参加。

こうして参加するまでにも前振りがたくさんあり、ああ!これこうなるんだ!とわかった時点で笑いが出ます。

参加している役者たちもそれぞれワガママで個性的、そこも全て絡んでくる。

更にはテレビ局側の人間もキャラが強く、主要の女性がバリバリの関西弁でAIじゃないのかと言われた姿、姿と言ってもそのままですが、もうなんかたまりません。

ゾンビ映画専門チャンネルを作るので、その目玉企画としてワンカットゾンビ映画を撮って欲しいとの依頼だったのです。

もう始まったら止められない、まさに「カメラを止めるな!」は監督の絶対にこの仕事は成し遂げるんだ!と言う気合だったのです。

ヒロインと相手役の俳優も人気が高い役者であり、プライドも高い。

脇役はアルコール依存症に気弱な役者に水にこだわる役者。

この一つ一つが全て繋がった時、はじめに観た映画は全部「前振り」だったと気づく。

あそこであんな変な演技だったのは、実は裏でこんなことが起こっていたからだとわかります。

しかもかなり細かい、全て拾い上げるところがまた凄い。

こんな展開想像もしていなかったので、本当に驚きと笑いでまさにこんな映画他にはない。

日本の映画館では声を出して笑うということをあまりせず、とにかく静かにという感があるのでこんなに笑い声が聞こえる作品は何十年と映画館へ行っていますが初めてでした。

全く新しいというのは「ゾンビ映画」と「コメディ映画」がミックスされたのではなく、一本ずつ観られること。

そして綺麗にこの二本が絡み合い一本になること。

笑えるゾンビ映画はショーン・オブ・ザ・デッドを筆頭に何本か面白い作品がありますが、本作は違う視点からみたというところが斬新であり大うけしたのだと思います。

これは人気が出るのも納得、内容を知った上でまた観たい作品です。

ココが見どころ!

無名の新人監督と俳優たち、誰一人良く見る人や知る人はいない。

そのため、どんな期待をしていいものなのか?

期待よりも、まさしく大根役者であったり撮り方ヒドイんじゃないかと素人でも思うような作品ではないか?

なんて思うかもしれません。

が、しかし、ここまで人気が出てどんどん熱を帯びることは本当に稀であり、やはりそれだけの作品であるからこそだと本編を観て実感しました。

監督はじめ、演じている役者さんたち全員が素晴らしく絶賛されて当然。

とても自然であり、逆にみたことのない俳優ばかりだから先入観も何もなく観られるのかもしれません。

あとはもちろん2度目が始まるところからが見どころ!

まとめ

こんなにも話題になるなんて、一体どんな映画だろうとあまり映画自体に興味がない人も、ゾンビ映画は観ない人も気になっているはず。

きっちりゾンビ映画であり、そうではなくなる全く新しいものです。

そのため…次の作品はどんなのだろうかとハードル激高ですよね。

シックスセンスを思い出します…色々と大変ですが監督自身が好きな楽しい作品をこれからも作って欲しいです。

凛子

みんな楽しめるゾンビ映画!必見です!

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