映画 怪物はささやく|あらすじとネタバレ感想!ラスト結末は・・・

凛子

今回紹介する映画は「怪物はささやく」です。

病気の母親や学校でのいじめなど様々な悩みを叶えている少年が、木の怪物と出会い成長していく様子を描いている映画になっています。

世界中の映画祭で評価された映画でもあります。

ひっきー

作品情報

あらすじ

裏窓から教会の墓地が見える家で難病の母と暮らしている少年コナー。

ある晩、彼の前に怪物が現われ、これから3つの「真実の物語」を語ること、そして4つ目の物語をコナー自身が語るよう告げる。

しかもその内容は、コナーが隠している「真実」でなければならないという。

嫌がるコナーをよそに、怪物は夜ごと現われては物語を語りはじめる。

(出典:https://eiga.com/movie/86167/)

キャスト・監督

フェリシティー・ジョーンズ(母親)

08年に長編映画デビューを果たし、11年の「今日、キミに会えたら」の演技でサンダンス映画祭の特別審査員賞を受賞した。

その後、レイフ・ファインズ監督作「エレン・ターナン ディケンズに愛された女」やアメコミ映画「アメイジング・スパイダーマン2」(14)などを経て、“車いすの物理学者”として知られるスティーブン・ホーキング博士の半生を描いた「博士と彼女のセオリー」(14)でホーキング博士の元妻ジェーンを演じ、アカデミー主演女優賞にノミネートされた。

同作を機にハリウッドでの注目が高まり、トム・ハンクス主演の人気シリーズ第3弾「インフェル」(16)のヒロインに抜てき。

人気SF「スター・ウォーズ」シリーズの「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」(16)では主人公ジン・アーソを演じる。


シガニー・ウィーバー(祖母)

77年「アニー・ホール」でたった6秒ほどの出演にもかかわらず注目を浴び、人気シリーズになった「エイリアン」(79)に主演。

「ゴースト・バスターズ」(84)のヒットを経て、「エイリアン2」(86)では、アカデミー賞とゴールデングローブ賞の主演女優賞にノミネートされる。

88年には「愛は霧のかなたに」と「ワーキング・ガール」でゴールデングローブ賞の主演・助演女優賞をダブル受賞。

妊娠・出産でキャリアを一時中断した後、92年「エイリアン3」「1492・コロンブス」で女優に復帰。

09年にはジェームズ・キャメロン監督作「アバター」に科学者グレイス役で出演している。


J・A・バヨナ(監督)

ギレルモ・デル・トロ製作のスピリチュアル・ドラマ「永遠のこどもたち」(07)で長編監督デビューを果たし、2008年アカデミー外国語映画賞にノミネートされる。

続く「インポッシブル」(12)では04年のスマトラ島沖地震を描き、主演のナオミ・ワッツが第85回アカデミー賞で主演女優賞にノミネート。

イギリスのダークファンタジー小説の実写版「怪物はささやく」(16)ではスペインのゴヤ賞で監督賞など9部門を受賞する。

着実にキャリアを重ねて業界内の評価を高め、「ジュラシック・ワールド 炎の王国」(18)の監督に大抜てきされる。

TVシリーズではサム・メンデスが制作総指揮を務める「ナイトメア 血塗られた秘密」(14)などを手がけている。

(出典:https://eiga.com/movie/86167/)

ネタバレ感想

「怪物」と聞くとファンタジー作品だと思いますよね。

もちろん「怪物はささやく」もファンタジー作品なのですが、明るいファンタジー作品ではありません。

主人公の少年コナーを助けるため、そして彼の成長を見届けるために現れたのが木の怪物です。

怪物はコナーに3つの物語を聞かせてくれます

そして3つ目が終わると4つ目の話をコナー自身にさせるのです

最初は一体どういう映画なんだろうと思いますが、怪物の話す物語は苦しんでいるコナーを助けてくれるものだったのです。

コナーの母親は癌を患っています。

父親とは離婚しているため、2人で暮らしていますが、その暮らしができなくなるくらい母親の病気はひどくなっていました。

そんなコナーの生活を面倒見るためにやってきたのが、コナーのおばあちゃんです。

しかしコナーとお婆ちゃんはうまくいきません。

さらにコナーは学校でいじめられています。

家でも学校でも辛い日々を送っているコナーの元に怪物はやってきたのです。

そして怪物の語る物語によってコナーは少しずつですが、内にためているものを外に出せるようになっていきます。

コナーは怪物はお母さんの病気を治してくれると思っています。

怪物はお母さんを助けてくれると思っています。

実は怪物はお母さんではなくコナーを助けにきたのです。

自分の感情をすべて内に込めてしまい、母親の死ですら自分のせいにしてしまっているコナーを救うためにやってきたのが怪物だったのです。

母親が死んだ後、コナーは悲しみますがそれでも一歩成長していたのでした。

ココが見どころ

怪物を演じたのはリーアム・ニーソンです。

声だけを担当したのではなく、実際に演じています。

モーションキャプチャーを使ってリーアム・ニーソンは怪物を演じたのです。

そして映画の中できちんと説明はされていませんが、コナーの母親のお父さんつまりコナーのおじいちゃんはリーアム・ニーソンです

なぜなら家に中にある写真にリーアム・ニーソンが写っているからです。

そう、この怪物はおじいちゃんだったのです。

その謎はラストシーンですべて解けます。

お母さんが子供の頃に使っていた部屋に入ると、お母さんが書いて絵がありました。

そこには木の怪物と一緒いる女の子が描かれていたのです。

これはお母さんが子供の頃に聞かされていた物語だったのです。

そしてその物語をコナーも幼い頃にお母さんから聞かされていたのでしょう。

それがわかった時、コナーに顔が笑顔になります。

この時、コナーは怪物がもう必要ないくらい成長したのでした。

まとめ

「怪物はささやく」はファンタジー作品ですし、怪物が出てくるので子供向け映画だと思う方も多いかもしれません。

しかしこの映画は子供に限らず、失って成長することが描かれています。

映画の中でコナーは母親を失いました。

それでも母親の思いを知って成長できたのです。

これは子供に限らずみんなに言えることです。

ぜひ、大人の方にも見て欲しい作品の1つです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です